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ソロダンジョン攻略 上

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 コメントの流れが速くなる。


『コメント:すげー!!』

『コメント:えぐいぞ!!』

『コメント:次元が違い過ぎる!!』

「すげーみんな褒めてくれるじゃん嬉しくなっちゃうなぁ」

 そんな調子で道中のモンスターを秒殺で狩っていく。

「みんなそろそろ人型とかも見たくなってきたんじゃない?」

『コメント:見たい!!』

「おお、いいねぇ純粋な子もいて、気分いいなぁ。じゃあ次は人型の戦い方を見せるね」


 スライムではチュートリアルの手本にならないのでゴブリンを探し出して戦闘を開始する。


「まず一番簡単な倒し方から、『パワーインク』パワーのバフを掛けて上から殴り続ける、この方法なら剣を振るモーションを一定のリズムで出来るようになれば倒せます。理想的な倒し方はカウンターを連続で入れ続けるっていうのが一様最速です、今回はあくまでもお手本プレイなので最初に簡単な方法、とどめにカウンターで倒したいと思いますね」


 人型が少し屈んだ状態から走り出す、トレーラーで見たような滑らかな動き、一度睡眠を挟み脳内が整理されたすぎなはまた急速に成長していた。

 あっという間にゴブリンに近づく、ゴブリンが叫ぶのも見死して剣を上からたたきつける、ゴブリンは何も出来ずに攻撃を受け続ける、反撃も出来ず防戦一方になるゴブリン。


「この状態にさえ持っていければ倒すこと自体は簡単です、でも時間がかかるので最悪カウンターは取れなくてもいいので攻撃を避けて無防備な状態にさせてから攻撃することをおすすめします、今から実践するので参考にしてください」


 一旦ゴブリンと距離を取り攻撃を誘う、ゴブリンの攻撃は大ぶりで単調なためとても避けやすい流石初心者用モンスター。

 ゴブリンの縦ふりをサイドステップで避けカウンターを喰らわす、よろけて後ずさりするがすぐにまた攻撃を仕掛けてくる、その後もすべての攻撃を捌き切りノーダメで処理する。


「こんな感じで倒すのがゴブリン戦の理想です、でもチュートリアルでは上から殴り続けるのをおすすめします俺自身それでクリアしているので、そこにリソースを割くより獣型の練習をした方が効率的だと思うので、性能的には獣型の方が断然上ですしね」

『コメント:参考になるんだかならないんだか分らん』

『コメント:凄すぎてもうよくわからん』

「すごい褒めてくれるじゃんみんな、ありがとねぇ」

『コメント:無型もやるんですか?』

「無型はダンジョン内で見せるつもりなんで急ぎますかダンジョンまで」


 そういうと傀儡をしまい走り始める、突然の奇行にコメントが?で埋まる。通常武器をしまって走ることはありえない、拳闘士のような素手である程度立ち回ることの出来る職業は存在するがそれ以外の職業は避けることしか出来ない、なのにも関わらず無手で走り続けるすぎな道中モンスターにエンカウントすることもあるが最低限の回避で走り抜けていく、普通の人間からしたらあまり磨くことの無い技術であるあ元TA走者であるすぎなにとっては十八番のような技術である。


『コメント:クソ速えぇ~』

『コメント:流石BWのTA走者』

「着いたぁ、じゃあ早速行きますかソロダンジョン攻略、集中したら暫くコメントに反応できなんで」


 両手に無型を装備し集中する、今でも十分すぎるほど視聴者にインパクトを与えているがすぎなにとってこれまでのプレイはまだ本域ではなかった。

 集中は深くなる、TAの世界記録を狙っていた時のことを思い出す、神経が張り巡らされる感覚、全身に血が巡っているとさえ感じていた。


「『パワーインク』よし、行くか」


 最初の接敵、三体のゴブリンが現れる、発見するや否や走り出す無型で左右のゴブリンを切り飛ばす、一人残された中心のゴブリンに膝蹴りをブチかます、顔を歪めながら宙を舞うゴブリンを無型で切り刻む、残された二体がすぎなを挟襲する振りかぶられた棍棒を無型でいなしがら空きになった顔面にフルスイングの掌底をプレゼントしたゴブリンが吹き飛んで消滅する、取り残されたゴブリンは無型二体になすすべなく処理された。

 恐怖すら覚えるほどの戦闘力の高さ、本来中距離での戦闘がメインの傀儡師でここまでの近接戦闘を持つプレイヤーなどいるはずがない、ただこの戦闘スタイルがこの世界でただ一人のソロ傀儡師すぎなの理想形であった。


「どうしても指で操作する分拳を握れないのは難点だな」


 その後も無双が止まらないすぎな、近接戦闘を混ぜながら戦うスタイルでダンジョンを突き進んでいく、蹴散らされるゴブリンたちボス部屋に着くまでそう時間は掛からなかった。


「ずっと、無型で戦うのも味気ないしなぁボスは両手人型で行くか」


 RoLの歴史に残る戦いが始まる、傀儡師による単独でのダンジョン攻略、まだ他の職業でもクリア例が少ない偉業に挑む。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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