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勇者の時間は5分間  作者: 葉落ち月
プロローグ
2/3

現実世界での大地震

 ぼんやりとした意識の中目の前を見ると、

 すごい慌てた様子で電話をしている大河の様子が目に入った。

 意識がはっきりしてきて、声をかけようとした時大河と目があって両肩に手を置かれ、


「おい!翔斗!大丈夫か!?いきなり魔法陣みたいのがてできたと思ったらお前が居なくなるし、とりあえず朱莉(あかり)には連絡したけどなにがあったんだ!?心配かけやがって!」

「お、おい、落ち着けって!なにがあったか話すからとりあえず手を離せって!」


 そこで俺はさっき起きたことを話した。

 すると、大河が、


「その、《ステータス》ってこっちでも見れんのか?」


 確かにそれはまだやってなかったと思い試して見ることにした。


「《ステータス》」


 上坂 翔斗 Lv.1


 HP 300

 MP 300

 STR 100

 VIT 100

 AGI 100

 INT 100

 MND100

 DEX 100

 LUK 50


【スキル】剣術Lv.1 全属性魔法適正Lv.1

 全属性耐性Lv.1 魔力操作Lv.1 天駆Lv.1

【固有スキル】コントロールLv.1


【称号】◾️◾️◾️ ◾️◾️ ◾️◾️ ◾️◾️


 ん?【称号】の欄が黒で塗りつぶされてる。

 こっちの世界だからか?


「おい!出来たのか?」

「あ、あぁ。見えるか?」


 ステータス画面を大河に見せようとする。

 すると、ステータス画面の色が変わった瞬間


「うわ!まじで、異世界行ったんだな!

 ゲームみたいな感じだな。なんだこのスキルガチでチート勇者じゃねぇか!」


 二人で盛り上がっていると大河のスマホが鳴り


「うわっ!やっべ!朱莉に無事だったって言うの忘れてた!今頃絶対走って向かってきてるぞ…」

「まじか…お前が説明しろよ!」


 朱莉と言うのは小学校から仲良くなったやつで、学校では、勉強良し、運動良し、容姿は完璧で完璧超人なんかと言われているが、俺たちの前では天然でおっちょこちょいで世話の焼ける妹的存在だ。

 だが、そんな朱莉だが、前に大河が交通事故で腕を骨折した時は人目に憚らず泣いて泣いて大変だった。だから今回失踪したなんて聞いたらどうなるかと思いとても心配に思っていたその時ーーー


 グラグラグラッ!!


「お、おい!この地震やけにデカくねぇか!?」

「ちょっとこれはヤバそうだな」


 確実に震度6はあるであろう地震が襲ってきた。

 少し経って揺れが収まっていった。


「ふーっ!今の地震やばいな…みんな無事だといいけど…」


 大河が心配そうに家の方角を見ていたら、学校の方角から走ってくる人影が見えた。


「おーい!二人とも大丈夫!?」


 朱莉が近づいてきたので返事を返そうとした時ーーー


 グラグラグラッ!ガラガラガラッ!


 先程より大きな地震が来てそして、足元に地割れが起こった


 そしてそのまま俺と大河は地割れに飲み込まれていったーーー





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