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異世界で百合が咲く  作者: リーあん
7/10

武器が買えない

評価ありがとうございます。もっと貰えるように頑張ります。

「おーい!門兵さーん!」

門兵に声をかける。門兵は、私を見て驚いている。

「今までどこにいたんですか!」

なぜか門兵は、怒鳴って聞いてくる。


「いや、普通に薬草とってましたけど?」

「嘘つかないでください!薬草をとるだけなら1時間もあれば終わりますよ!それに薬草を取っていたのならその薬草はどこですか!あなた薬草を持っていないじゃ無いですか!」


確かに、今の私は薬草を持っている様には見えない。けど、実は〜スキルにしまってるんです。とは言えない。言えば、目立つこと間違い無いからだ。


「いや、本当ですって!今はその見せれないですけど・・・。」

「本当ですか?」

「本当です!」

「わかりました。信じますけど、心配したんですからね。」

「えっ?なんでですか?」

「自分が見送った人が帰ってこないと気になるんですよ。」

「優しいですね、門兵さんは。でも、気にし過ぎは良く無いですよ?」

「そんなこと分かってますよ。けど、性分なんです!」

「けど、心配してくれてありがとうございます。でも私強いので大丈夫ですよ門兵さん!」


私はそう言って門兵さんと別れる。



□◇□◇□



門兵と別れた後、私は考えていた。

(どーやって薬草をとりだそうか。)

アイテムボックスを使ってもいいが、目立つこと間違いなし。どーしよーと考え込んで歩いていると、人とぶつかった。


「へぷっ。」

「あ、ごめんなさい。」


声の方を見ると、男の人が私を見ている。


「いえ、私の方こそ。すいません。」

「痛いところとかない?」

「はい、大丈夫です。」

「そう、それはよかった。僕は、これから用事があるから失礼するね。」

そう言って男の人は去って行った。


私は、その人がつけていたポーチをみて思いついた。

(そうだ!ポーチとかもって、アイテムボックスをばれない様にすればいいじゃん!)

私はそう思うと道具屋を目指した。


(どうせだし武器も買おーかなー。)

そんな事を思いながら。


□◇□◇□



「おっちゃん、このポーチ頂戴!」

「それなら、大銅貨1枚だな。」

「はい。大銅貨1枚。」

「ありがとよ、嬢ちゃん。」

「ねえ、おっちゃん。どこかに安く武器を売ってるところがあるか知らない?」

私はポーチを腰につけながら聞く。

「予算はどれくらいだい?」

「できれば大銅貨2枚までで。」

「そんなの、一番安いナイフも買えねーよ!」

「ですよねー。」


なぜ私が大銅貨2枚までしか出せないのには理由がある。城を出るとき持ってきた金貨1枚はローブに使い無くなり、ギルドでオッちゃんがくれた大銅貨5枚の内2枚はすでに使い残りの3枚の内1枚は今日の宿代だから残りの大銅貨2枚しかないからだ!

べ、別に無計画じゃないんだからね!これは、ただ自分が怠けないようにしてるだけなんだからね!

そんな馬鹿なことを思っているとおっちゃんが思い出したように呟いた。


「もしかしたらあいつのとこなら・・・いや無理だな。」

「そのあいつのとこならってどういうことですかー?」

「いや、俺の知り合いに1人おかしな奴がいてな。そいつは、自分が気に入った奴にしか武器を売らないんだよ。」

「その人はどこに居るんですか?」

「嬢ちゃん、いくきかい?行ってもあいつが気に入らなければうってくれないぞ?」

「物は試しですよ、おっちゃん。それに行くだけならタダですしね。」

「嬢ちゃんは結構逞しいんだな。あいつが居るのは工業区の奥の奥に居る。でも、あそこは治安が悪いからよしたほうがいいぞ?」

「大丈夫ですって、私強いですからね!」

「後悔しても知らねーからな。」

おっちゃんは、そう言いながら私に店の場所を教えてくれた。

「ありがとう、おっちゃん!」

私はそう言って、雑貨屋を後にした。


お金は、銅貨・大銅貨・銀貨・大銀貨・金貨・大金貨・白金貨の順に大きくなります。銅貨を10円と考えてください。上に上がるたび0が1ふえていきます。ちなみに銀貨1枚で4人家族が1カ月過ごせます。

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