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よろしいならばハーレムだ

作者: 池田哲次

 タイトルは漫画“HELLSING”に登場する「少佐」というキャラクターの言い放った「よろしいならば戦争だ」をモジったものだ。

 この言葉を含む13ページにも渡った宣戦布告の大演説は、何かへの愛を熱く語るコピペとしてよく改変されて使われる。


 そんな少佐だが、実はこんなことも言っていたりする。


「世の中には手段の為ならば目的を選ばないという様な どうしようもない連中も確実に存在するのだ

 つまりは

 とどのつまりは 我々のような」


 戦争というものは何か目的があって行われる。自国の利益、宗教的対立、単純に相手が気にくわないーーそれは傍目から見ても明らかなものだ。

 ところが、少佐は『戦争』そのものが好きなのだ。しかも負の側面も理解した上でそう語る折り紙つきのド変態だ。

 彼はそんな自分自身を「どうしようもない連中」と自覚している。


 同じような、目的のために行われる手段であるはずのものが目的となってしまった例は少なくない。

 自分は『ハーレム』もそのうちの一つなのではないかと考えている。

 沢山の女の子にモテたい、自身の価値を高く見せたい、美しいものにしか興味がないーーハーレムとはそういうものではないだろうか。

 ところが、最近では『女の子を侍らせること』自体が目的と化している気がする。


 ハーレムじゃ無ければ許さない、そんな人間にはなりたくない。

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