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高デ部  作者: だらくーん
3/11

第3話

俺は焦りと絶望で頭がこんがらっていた

何故かと言うと、明日から入学式で、まだなんにも決まってないからだ


先週、高デ部で一応案はでたんだが

(案っていって良いのかわからないが)


部長の案は

「髪を金髪に染めなさい」って言われた

まあ確かに高デになるかもだけど、


それあんまり今とかわらないような感じするし、なんかずれている気がした


でもこれが一番マシだったかもしれない


次に大角先輩案が

「自己紹介の時にらんらんル~ってやれば良いんだよ、絶対めだつ」


目立つけど完全にネタじゃん、

あきらか完璧にひかれてぼっち生活がはじまるわ


水輝先輩の案は

「全裸でグランド100周」だそうだ


もはや俺を入学初日から退学にさせたいのかとしか思えなかった


白川先輩の案は

「ナキナキみんなそんなんじゃダメなナキ、やっぱり着ぐるみをきたほうがいいナキ」

うんまあこの人からはだいたいこう言う事言われると思ってたから、、まあいいやとおもっていた


と先週の事を思い出していると私立谷郷学園についた

部活が始まる一時間ぐらい早くついた

さずがに誰もいないかな~

っと思いながら高デ部、部室についた


高デ部、部室はいっつも鍵を付けてない、

取られる物がないかららしいからだ


でもちょっとぶようじんだろうと思いながらドアを開けるとそこには


着ぐるみを腰まできてて、見た目は中学2年くらいにみえる

髪は水色と言うか空の色にちかくロングで、目は透き通るかのような青色のめをしている

髪型をポニーテールに今くぐり終えたであろう子が口に髪留めを加えたまま上半身裸で俺を見て固まっている..って


「えっ...」


「あっ...」


「すみません、でもこれは不可抗力で!

まさか誰もいないとおもってたし

それにはだ..でも本当にすみません、失礼します」

と言って急いで立ち去ろうとしたら


「待ってください」


えっと思ったので振り向こうとしたら


「そのままで」

っと言われてああそうやったとおもった


「あの..」


「はいなんでしょう」


「天涯くんですよね」


「はい...って俺の事知ってるんですか?」


ってもしかして知り合いか、

でもこんな可愛い知り合いなんていないし、

てかなんで俺の名前知ってんだっと思っていると、びっくりする事を言われた


「まあ無理もないですよね、着ぐるみだったし、私白川夏希です」


「白川先輩‼?」


「ひっ..すみませんやっぱりおこですよね」


「いや、全然おこってないですよ

ちょっと驚いただけです、てか先輩なのに敬語使うんですか」


「実はいつも着ぐるみきていて、それがダメらしかったので留年しちゃって

だから天涯君と一緒の一年ですし

敬語は好きで使っているんですよ

で呼び止めた理由はですね....」


そこから少し沈黙が続いたがまた白川先輩が喋り出した


「天涯くんって中学嫌なことがあって変わろうとしてるんですよね?」


「はい」


「私も着ぐるみきだしたの中学に嫌なことあったからなんです

中学のころ仲の良い友達もいてとても楽しかったんですが

ある日の放課後、

私は忘れ物を教室に取りに行ったら仲の良い友達がいて


「白川さんってさ可愛いし見てて和むし、私もあんな子に生まれたかったわ~

ちょっと嫉妬しちゃう、ははは」

「だよね、だよね」

って聞いたとき私はショックで仕方ありませんでした

仲の良い友達だと思ってたのに嫌われてたんです

そっからずっと学校やすみました」


オイオイこの子めっちゃ勘違いしてるぞ、ただ羨ましいって思ってるだやし、むしろ好かれていると思ったが

今にも泣きそうな感じになってるので言わないでおくことにした


そして白川先輩が喋り出した



「それで変わろうと思って、高校生になってから着ぐるみをきたんです。

嫉妬されて嫌われないように、でも友達は愚か、誰も喋りかけてもくれなくて気ずいたら着ぐるみきてるときの、記憶がないんです

もう私どうしたらいいのかわからないんです」


あーね、辛いことと勘違いして、そっから本当に辛い出来事にになり二重人格になって、フナッキーに人格を侵略されかけてるって訳か

めっちゃくちゃだけど俺と同じかそれ以上に辛いことがあったってのは分かった

俺がやって良いのか分からないけど助けるしかない!


「俺は着ぐるみ着てない先輩の方がいいと思います」


「でも..」


「聞いてたら、着ぐるみ着る前の方が楽しかったでしょ?

楽しい方がいいし、もし嫉妬とかされても俺が..いや高デ部メンバー全員が全力で助けます、

だって覚えてないかもしれないですが俺の悩みも一緒に考えて案だしてくれたじゃないですか、だから俺を、

高デ部を頼ってください

もう仲間じゃないですか」


ってめっちゃはずい、思ったこと言ったけど凄いはずいわっておもってると

白川先輩が

「こっち向いてください」

と言われ向くと


「ありがとう‼」



どこかスッキリしたような顔で言った

ってかめっちゃドキッてきた、これはヤバイ破壊力あり過ぎやろ

ってあれ?


「し.白川先輩‼、服、服まだきてなかったんですか?、早く着てください」


「あっ..あんまりじっくり見ないでください

服は無いです、いつも着ぐるみを服がわりに来てるので」


なんだと~、とりあえず俺の学ランとシャツを渡して


「汚いかもですけど、我慢してください」

とだけ言って、部活が始まるまでトイレで待機することにした

白川先輩に服かして上半身裸なんで


50分後


「改めまして白川夏希です、よろしくお願いします」


みんな驚いていたが、


「改めまてよろしくね、白川さん

目綺麗ね」


「ハッロハー、しらりん可愛いねー

これからもよろよろだよ~」


「改めましてよろしくです

あっ天涯君には厳重注意ですよ、男は何しでかすか分からないですから」



とスムーズに受け止めていた

水輝先輩はあいからわずおれにたいしてひどいってのも分かったが

でも何はともあれよかった。


...白川先輩が俺の学ランとシャツを着ている理由をみんな聞かなかったのは何となく理由がわかったことにしたい。


ってかあれ何か大事な事忘れているような、まあいっか


そう言えば明日入学式かドキドキするな~


あっ!


白川先輩はかわったかも知れないが


俺は変わってね~‼


大事な事忘れてた


入学式まであと一日

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