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部活戦争  作者: ふぃな
9/15

この学校には個性的な人が多いみたいだ。


「ちっ。なんだってんだよ...。」


 俺は今、教室で掃除をしていた。そうなってしまったのも、全てこいつらのせいだ。俺は真面目に話を聞いていたというのに。ものすごい喧嘩口調と謎の比喩によって掃除をする羽目になった。しかも、その二人は掃除をせずにサボっている始末だ。


 「ほら、ここの教室終わったから次行くぞ。」


 二人がサボっているため、やらないわけにもいかず一人で掃除をしていた。


 「おう。気が利くな!嫌な奴だと思ってたけど違うみたいだな!」

 「頼りになりますねー!雨の日の折り畳み傘ぐらいです!」


 くっそこいつら掃除すらしない分際で俺を評価するんじゃねぇ...!しかも俺は傘レベルかよっ!!

 そう思い、次の教室のドアに手をかけた。


 「中で声がする...?」

 「ほんとか?覗け覗け!」


 そう言われたので仕方なく、優しくドアに触れ、音をたてないように少し横にずらした。


 中から聞こえてきたのは、幼い声だった。


 「ふっ。私は選ばれしもの...。世界を救えるのは、私しかいないのだ!!」


 んんっ!?こ...これは...?


 「私の名は...ファントムスレイヤー...。闇を葬るものだ...。」


 これは...中二病なのか...?


 「失礼しまーす!今からここを掃除するので出て行ってくださーい!」


 こいつ...。空気読めよ...。


 「むっ。貴様は誰だ!私はファントムスレイヤー!世界の秩序を取り乱す奴は私が許さん!!」


 また濃い奴でてきたなぁ...。

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