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何か、面白い人と仲良くなれたみたいだ。
俺は今、階段を駆け上がっている。入学して、もう二人と運命の出会い(笑)をしている。
一人は超絶美少女。黒髪のロングで、整った顔立ちをしている。がしかし、それを覆すほどの毒舌を持っている。
二人目は笑顔が素敵な美女。元気が良く、とても明るい性格だと思われる。がしかし、比喩がとてもおかしい。
嬉しいような、嬉しくないような。なんというか、個性的な子たちだった。
「階段長いですね!アナコンダぐらい長いです!」
「そ...そうだね...。」
ほんとに苦笑いしかできないんだが。なんだ、アナコンダって。なんで蛇の話になるんだよ。なんでアナコンダの長さ知ってるんだよ。
「えへへ...。」
笑顔が素敵だ。
そんなこんなで五階についた。
「君、何組?」
「1-Bですよー!」
いや、叫ばなくてもいいだろう。
って、クラス一緒だし!
「まじで。俺も1-Bだ。」
「ほんとですか!一緒ですね!よろしくです!あ、私は、霧原瑠璃です!」
「俺は風野凛だ。よろしくなー。」
俺たちは、長い長い廊下で、友情(?)を誓いあった。