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部活戦争  作者: ふぃな
2/15

俺、明日から高校にいくんだ。

 金剛高校。それはかなりの新設校で、できて三年目だ。できたてほやほやだ。

 この高校には、一つ大きな特徴がある。それは、何かについてとてつもなく優秀な生徒を集めている。とういこと。つまり俺は、バスケでこの高校にスカウトされた。

 この高校の外装は、とてもきれいで、さすが新設校。と言ったところだ。体育館も、広く、たくさんあって、一つの部活に一つ体育館といった、超豪華な作りとなっている。そしてグラウンドもすごーく広くて、三つある。意味不明だ。プールの方も室内プールで、夏は冷水、冬は温水と、素晴らしい性能になっている。

 しかし、そんな素晴らしく聞こえる高校でも、不審な噂が出ていた。


 「あの高校に入ったら、殺されるんだって。」


 なんとも信じがたい噂だ。しかも入る前で、少しわくわくしていた頃にだ。なんて俺は不幸なのだろうか。

 そんな噂を聞いてから、三日。入学は明日にせまっている。期待と不安メーターがあるとしたら期待30%不安970%ぐらいだ。

 

 そう!そんな不安なときはオンラインゲームだ!今はやりのオンラインゲームは攻城戦や大規模PVPなど、対人戦が重視されたものだ。それにアホみたいに熱中した俺は毎晩欠かさずにログインしている。

 そのおかげで、俺はものすごく状況整理が早くなった。戦略を練るのが得意になった。それはバスケでも生かされていて、いつも作戦を考えて仲間に伝えていた。でもこの力に誇りは持っていなかった。なぜか?仲間がその通りに動いてくれないからだよ!意味ないんだよ!

 まぁこんな下らない話は置いといて、もう寝よう。入学初日から遅刻して、先生に目つけられるなんてとんでもない。タイマーをセットして寝よう。

 明日から新しい生活が始まるんだ。と考えると、幸せな気持ちに包まれて、素早く眠りにつくことができた。


 俺は、あのくだらない力がこれから役に立つなんて思いもしなかった。

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