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39話・薬草学科の新旧秀才同士、話しが合うのかもね


 ジネベラの父は王宮副薬師長という地位に就いているが、時折、王宮薬師長であるオロール先代公爵と共に、ジネベラが通う王立学園にも乞われて、月に何度か薬草学科の生徒に講習を行っているそうだ。


「お父さまは研究馬鹿だから話しがつまらないかと思っていたけど……?」

「全然、そんなことないよ。僕もそうだけど、皆がその特別授業を楽しみにしているくらいだよ。きみのお父さんの話しは面白いんだ」

「初めて知った……」


 バーノの話しを聞いて驚くジネベラの反応に、アンジェリーヌはクスクス笑う。


「薬草学科の新旧秀才同士、話しが合うのかもね。バーノとしては、ぜひとも副薬師長さまに認めてもらいたいところだものね」

「ねえさんっ」


 アンジェリーヌが可笑しそうに言うと、バーノが軽く睨み付ける。ここの所、ジネベラの良く分からない言葉のやり取りが二人の間で多い。二人の仲の良さは幼い頃から知っているので、ジネベラとしては特に気にしたことはないが。


「バーノなら大丈夫じゃない? お父さまは以前この屋敷に出入りしていたチョロくんがバーノだと知って大層、驚いていたけど、あのチョロくんがねぇ……って感慨深く言っていたわ」

「ね、ね、わたくしは?」


 ジネベラにアンジェリーヌが聞いてくる。彼女も幼馴染みの親の反応が気になるらしい。そんなに気にすること? と、思いながら正直に伝えた。


「目を剥いて倒れそうになっていたかな。お父さまは薬師長(先代オロール公爵)さまの下で、働かせてもらっているから」

「そうなんだ」


 アンジェリーヌは気まずそうに、バーノに目をやっていた。その後もたわいない会話が続き、モモはチョロチョロと皆の間を行き交った。ときどきバーノの手から木の実やベリーをもらって食す姿に癒やされた。



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