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刀神 紫焔  作者: Szak
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紫焔の工房


 鍛冶神と例の問題児とのことを話しながら作業を続ける紫焔なのだが自分がなぜアレにあんなに目の敵にされているのか疑問に思うも作業中に集中していた。


 鍛冶神「そういえばお前のそれは師匠の鍛冶神のそれとは随分違うようだがどうしてだ?」


 紫焔「そのことですか?それは、この金翅神硬鋼石(素材)がこの方法以外では加工出来ないせいもあるんですよ」


 

金翅神硬鋼石

 金翅鳥の住まう山で卵が孵化する時に出る卵の殻と孵化したヒナに付いてる液によって産まれる謎の鋼石

 火や衝撃などに強く特殊な鍛冶によって強度は∞まで上げることが出来るとされている。


鍛冶神「素材で鍛冶が変わるといことか?」


 紫焔「そうですね、オリハルコンまでなら鍛冶神(師匠)と同じやり方で鍛冶をすることが出来ますけど神鐵や金翅神硬鋼石になると加工そのものがかなり特殊になるので普段はあまりやりませんよ。」


 「相変わらずその素材の加工に難儀してるみたいじゃの?」


紫焔「?、し、師匠何しにここへ・・・・?」



 師匠「なんじゃ、わしが来たら拙いことでもあるのかの」


 鍛冶神「そう自分の弟子を苛めてやるな、困っておるぞ紫焔が」


紫焔「しかし、まあなんで今日に限ってこんなに俺の所に客が来るのやら・・・?」


 こんなに来客に来られては作業もままならいと愚痴を零す紫焔だが師匠に素材を見られ何を造っているかバラされそうに焦るものの客が帰るまでは師匠にすら説明出来ない事を頭を抱えながら作業するしかないのだった。


師匠「(うむ、どうやら神鐵で倭刀を造っておるようじゃが、まあこの状態では詳しく説明出来んのじゃろうな?)」


 紫焔「(早く帰れよ仕事が進まなくて困るし、師匠のことだからこれが何か気付いてるんだろうな・・・汗)」 


紫焔がそんなことを考えてる中、さらに騒がしい客が工房に来ていたことに紫焔は気づかずに作業を続けていた。

 最初に気付いたのは紫焔の師匠である鍛冶神だったのだがもう1柱鍛冶神がいることに気付かずその客は紫焔の師匠ではない鍛冶神に声をかけ罵倒したのであった。


客「おまえがコイツの師匠の鍛冶神だな、こんなクズに教える暇があるなら俺に教えた方が有意義だと思うぞ!どうだ、俺の師匠になれ、そうすれば師匠としても鼻が高いだろ!」


師匠「(おいおい、わしと間違えて声かけた鍛冶神が誰か分かってないのかコヤツは、アホとしか言えんな!しかも、鍛冶神のお気に入りの紫焔の悪口を言って声をかけるなんて自殺行為じゃぞ?)」


紫焔「(あーあ、師匠と間違えるだけなら未だしも俺の悪口言った挙句に上から師匠になれとか呆れて物も云えん。工房無事に済むと良いな・・・? まあ、無理だろうけどねあの鍛冶神が暴れて無事な工房は聞いたこと無いしな。汗)」


 鍛冶神「ん? なんじゃ貴様は?我が紫焔の師匠とは神違いも甚だしい、何も知らんアホが一度黄泉にでも逝ってみるか!」


この星界には八百万の神が存在し同じ鍛冶神であっても造る物が違うで自分の造りたい物が具体的に決まってる場合それを得意とする神に師匠になってもらうのがこの星界では一般的である。


 鍛冶神「さすがにここで暴れたらこの工房が壊れてしまうからちょいと場所を変えるかの」


 客「コイツの師匠じゃないなら用はねぇ、俺はコイツの師匠に用があるんだからな!」


 鍛冶神「何を言っておる、もうとっくに場所を入れ替えて結界すら張っておるわ!お主は我を舐め過ぎじゃわい」


自分の工房から鍛冶神が居なくなってることに気付く紫焔だがこれから師匠にどう説明したものかと頭を抱えてしまう。


 師匠「もう、お客はおらんようじゃな?」


 紫焔「はい、そのようです師匠。所で師匠はなぜ私の工房に?」

 

 師匠「それは今お前が造ってる物がものだからな?それにその技法だとまだ暫く完成はせんじゃろうに」


紫焔は師匠はすべて御見通しなんだなと思いながら作業を進めてはいるものの師匠が見ているのはさすがに落ち着かないと思うのであった。



 


 


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