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007 規約の穴

街を出て既に17日ほど経過した。


旅は順調で、特に変わった事なく進んでいる。

久々に、人が住んでいる場所に到着した。


「バロック村ですよ。名産は芋で有名ですね。多種の芋が生産されています。美味しい芋料理屋があるので寄ってみましょう」


カオルが説明してくれる。

味覚が戻った私としては、是非食べたい!

急いで村の入り口を目指す。


村の入り口に到着すると可愛らしい衛兵がいた。


12歳ぐらいの女の子でヘルメット……いや、兜をかぶって1m程の槍を持っていた。


「どなたですか?」

槍を構えて聞いてくる。


「旅の冒険者だよ。芋料理屋に行こうかと思うんだが場所を教えてもらえますか?」


「あ! 冒険者さんですか! よかった」

安心したような顔をする。


「何かあったのですか?」

「今年の税金が高すぎるので、大人みんなで領主様へ話し合いに行ったんですが、昨日から帰ってこないんですよ」


功績の匂いがする内容だ。


「その領主様がいるのはどの辺なんだ? 見てこよう」

「兄貴、行くんですか? ここの領主はモシト男爵だったかな? 俺が場所知ってますよ」


カオルがこう見て銀プレートだし、貴族なので地理と人脈に詳しいので助かる。


「わかりました。お兄さん達が帰ってくるまで村を守ってます!」

女の子が再び、村の入り口に佇む。なんか不安だな。

私が一緒にここで待機して、カオルだけ見に行ってもらうのが良いのか?


「この子だけ置いていくのが不安だから、カオルが様子を見てきてくれ。私は、ここで待ってるよ」

「兄貴は、優しいなぁ。じゃあひとっ走り行ってくるよ」


荷馬車の馬を外して鞍をつけて、カオルを馬に乗せて送り出した。


村の入り口で女の子と私の2人で待機している。

「お兄さんのお名前は、なんて言うんですか? その黒い鎧って重くないですか? 顔まで鎧で息苦しくないんですか?」

好奇心いっぱいの年頃のようだ。


「ニーゼロって言われてるかな? 鎧は重いと思うけど大丈夫。息苦しくはないよ」

息苦しい以前に、呼吸してないんだが……


「村には、他に誰か残っているのか?」

「村で残っているのは、私より年下の子供たちだけですね。10人ほど村の集会所で待機してます」


村の大人たちは、すぐに戻ってくる予定だったんだろうな。

カオルが戻ってくるまで待つしかないか。


グウゥゥ……


女の子の腹の音が鳴る。


「昨日から何も食べてないのかな?」

「はぃ」

「食料があるが必要か?」

「も、もらっても良いんですか?」


これは、チャンスか?

荷馬車の荷台から、保存食を女の子に渡して、集会所の子供たちと食べるように指示する。


「やった! 食べ物だ! 二―ゼロさんありがとう」

喜んで集会所に女の子が手に一杯の食料を持って走って行った。


【救助要請に対して、対応して実施した功績が認められ、刑期が10時間短縮した事を確認しました】


異世界はこんなアクシデントがいっぱいだな。

元の世界じゃ、そうそうないからな。


一人で村の入り口で待っていると、カオルが戻ってきた。

「兄貴! 大変な事になってる! 税金を下げてほしいと行った村人たちをモシト男爵が、反逆罪として全員捕縛して犯罪奴隷として販売する事になっていたぞ」

いやに詳細情報だな?


「どうやって、そんな詳細情報を手に入れたんだ?」

「え……あ、う……そ、そんな事よりどうする兄貴! 詳細は屋敷の門番に聞いたんだよ」


カオルが珍しく口ごもった。なにか秘密にしたい事でもあったのか?


実は王城での一件で、囚人監視プログラムに欠陥がある事が分かっていた。

試したいので、今度はカオルを置いて私が領主のモシト男爵の所に行こうと思う。


「カオル、屋敷の場所を教えてくれ。すぐに戻ってくる」

「兄貴ならなんとかしそうだね。待ってるよ」


カオルから道を聞いて、走って向かうことにした。


黒鎧を装備している為に自重が重くなって、走る速度が落ちるかと思っていたが逆に加速した。


【鎧は動きをトレースして、パワードスーツの要領で逆に動きが速くなります。最大で1.5倍ほどです。現在は時速70km程です】


インディがいると素体(ロボット)の機能面の謎はすぐに解決する。

すぐにモシト男爵の屋敷に到達する。


「お前は何者だ!」

カオルと違ってこの世界では見慣れないデザインの黒いフルプレートの私を見て屋敷の門番が警戒する。


門番は3人いる……こいつらを倒して押し入ろうなど考えると、全身に痛みが走る。

法は破れない……なんとかモシト男爵に会う方法を考える。


「旅の冒険者だが、知り合いの女の子のご両親がこの屋敷に居ると聞いた。面会はできないか?」


「反逆者達の事か? 奴らはもうすぐ来る奴隷商人に、犯罪奴隷として売ることになっている。会いたければ奴隷商人から買えば良い。それにしても今日は面倒だな……公爵家の関係者が来たと思えば、変な冒険者が来るしどうなってるんだ?」


ほう、カオルが公爵家の関係者? だから門番から簡単に情報を引き出せたのかな? 隠したがる理由も分からなくもないか。

知らないフリをしておこう。


「では、どうにかモシト男爵に会えないでしょうか?」

直接会った方が早そうだ。下手にでて聞いてみる。


「今度は男爵様に面会か? 冒険者風情を合わせるわけにはいかないなぁ。お前、モシト男爵様に会いたいなど、怪しい奴だな!」


3人の門番に囲まれた。

「変わった黒鎧に黒いマント……武器は持っていないようだな。少し調べさせてもらう! 中に入れ!」


門番が私に対して剣を向けて指示をした。

言われるがままに、屋敷内に入った。


屋敷はかなりの大きさで、15分ほど歩いてやっと、取調室らしき所に案内された。


部屋で待っていると、薄笑いを浮かべた門番がやってきた。

「よかったな。モシト男爵が会ってくれるそうだぞ」


門番に再び案内されると大きな広間に数人の衛兵と20人近い騎士がいて、奥の立派な椅子に男が座っていた。

年齢は40程か? おでこだけ禿げていて小太り。

豪華な服を着ていて貫禄が凄い。


「私がモシトだ。旅の冒険者が何の用だ? くだらない用事であれば、反逆罪で捕縛して戦闘奴隷として売ってしまうぞ?」

豪華な服を着ている男がモシトであった。

あわよくば、私も奴隷商人に売って換金するつもりかな?


「旅の途中で出会った女の子のご両親を探していまして、このお屋敷に行ったと聞きましたので伺った所です」


「ほう、ならばお前は犯罪者の仲間という事か?」

「いいえ、私は法を守る者ですので関係ないです」


「法を守るとな? ここは、私の領地であり私が法だ。お前を戦闘奴隷として売り出すと決めても従うと言うのか?」

「モシト男爵が決めた事が、ここの法律ならば従いましょう」


「あははは、面白い奴だな。なら望みどおり売ってやろう。その外見から見て強うそうだ。どれほど高く売れるか楽しみだ」


「ここは、強い者が決めた事が法律で正しいのでしょうか?」

「その通りだ。よくわかっているじゃないか」

顎を撫でながら、得意げに語った。


ありがとう。これで実験ができるよ。


【何をしたいかは、思考を読み取っていますのでわかっています。手に剣を出すイメージをしてください。

黒鎧の表面に変形して格納している刀が出現します。格納するときは、しまうイメージで格納できます】


インディがいると楽だな。

インディが言ったようにイメージをすると、手からスパークを発生させ、全身の鎧の一部が液化して集まり一本の剣……いや刀になっていく。


モシト男爵の前に、黒いマントを羽織った黒いフルプレートの黒騎士が、刃渡り1.5m程の日本刀のようなしなりが付いた刃も柄も黒い剣を持って現れた。


「なっ!? 何もない所から武器が現れた! お前は、なにも……シュ!」


最後まで喋らせずに一瞬で接近して、持っている刀で脳天から股までを切り裂いた。モシト男爵は、二つの物体になった。


「なんだと!」

「貴様!」

「み、見えなかった!!」

「何が起きたんだ!!!」

「敵だ囲め!」

「モシト男爵様!」


広間にいた20人以上の騎士と数人の衛兵が抜剣した。


成功した。


まさか言質を取れば大丈夫だと言う事に驚きを隠せない。

殺人を犯したが、全身に痛みはない。この異世界の法律を犯していないと言う事である。


さっき出来たばかりの法律の効果で、この屋敷内では『強い者が決めた事が法律』である。


初めて王城を出るときに、痛みもなく騎士を殺した事に疑問を抱いていたのだ。

それを試す機会が訪れたのだった。


私が破れない宇宙法は、元世界の法律である。

ここは異世界であり、異世界だとしても未開の地は宇宙法が適応される。


しかし、誰かが治めていて管理されている場所は、自治区にあたる。

自治区内であれば宇宙法よりも、自治区の法律が優先される。


民主主義などの法律であれば改正に多大な手続きが必要だが、この異世界は自治区内のトップが決めれば即時にそれが法律になって、あとは周知という事になる。


ここは、自治区なのでメルクボルク王国の法律が適応される。

そして王国の法律では、このモシト男爵の持ち物である館内では、男爵に対しての外交特権があり男爵が決めた事が全てに優先される法律になる。


先程、『強い者が決めた事が法律』と男爵が認めた事によって、屋敷内で一番強い私が決めた事は、この屋敷内では私が法律であり規約が全くない状態となったのだった。


屋敷を出たら、再び冒険者ルールおよびメルクボルク王国の法律を守らなくてはいけなくなるが、今後は話術でその場所の偉い人物から言質を取れば対応できる事がわかった。


法律を守っているが、規約が一切ない状態に持っていけるという囚人監視プログラムの穴を発見した……

元世界では絶対起きえない現象で、その場で法律が決まる絶対君主制の異世界限定と言える。

全て私の行動は正しい事になるので、嘘も犯罪もやりたい放題である。


「先程、男爵に『強い者が決めた事が法律』と問うたが、彼がそれを承認した。よって私がこの屋敷内で一番強い為に私が法律である。男爵は、私を奴隷商人に売ろうとした罪で死刑にした。他に私に不満がある者はいるか?」

私が広間に響き渡る声で話すと、広間が静まりかえる。


しばらくして、私をここまで案内した門番が口を開いた。


「そ、そんなのは、屁理屈だ! 男爵を守るべき騎士は何故こいつを殺さ……シュ!」


最後まで喋らせずに一瞬で接近して、持っている刀で装備している鎧ごと脳天から股までを切り裂いた。門番は、二つの物体になった。


「鎧ごとだと!」

「速い!」

「う、動きが見えない!?」

騎士達が騒ぎ出す。


「……私に対して侮辱行為があったので、死刑として処罰した。他に私に不満がある者はいるか?」

駄目押しにもう一度聞いた。誰も喋らず、沈黙が支配する……


一人の抜剣していた騎士が、剣をしまう。

「貴殿がいう事が正しい。モシト男爵は確かにそのような話をした。今の屋敷の支配者は貴殿だ。私は貴殿に従おう」

そう言うと膝を折って頭を下げた。


それにつられて、他の騎士も剣をしまって頭を下げていき、全ての騎士が私に従う意思を表示する。

もう少し逆らう人がいると思っていたので意外だった。


「では、今回の事件は門番がモシト男爵に恨みがあってモシト男爵を殺害、それをちょうど居合わせた騎士団が暴れる門番をその場で処分した事にする。昨日、反逆罪で捕まえた村人は、冤罪であったので全員無罪に変更して解放する。解放する際に慰謝料として、支払い可能な金品を渡す。今あった私に関する事は全て忘れる。


この条件を全て実行してくれ。

異議がある者はいるか?」


「私は、メルクボルク王国の第三騎士団隊長のハンス・ベルです。今回の貴方の要求を全て飲みます」

初めに剣を収めた騎士が答えた。


証拠を残したくなかったので全て殺しても良かったが、カオルやブランと一緒にいて心境にかなり変化が出た気がする。

しかし、ハンスという騎士が妙に素直な気がする。


「第三騎士団という事だが、今回のことを黙認可能なのか?」


「私達がここに居るのは、モシト男爵が領地で不正に私服を肥やしているという情報があり調査をしていました。

奴隷商人からモシト男爵の領地で大量の買い付けがある情報があったので、調査しに来た所でした。

しかし、モシト男爵の屋敷内は、私有地であり治外法権が適応される為に、彼が法律代弁者になっていて、村人達が屋敷内で捕縛されたため彼の言い分が正しくて困っていた所だったのです」


目的が類似していたので大人しく従うのかな?

長居は無用だな、急いでカオルの所に戻ろう。


「了解した。では村人の件は頼んだぞ」

足早に、元来た道を走って戻った。

私が消えるまで、騎士達が動く事はなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メルクボルク王国の第三騎士団隊長のハンス・ベルの日記

※死後公開される


モシト男爵事件の真実


この日記が誰かに読まれるのであれば、私が死んでいると言う事だろう。

死んでいると言う事は、覚えている私がいないので彼の事を忘れていると同義語であり、彼が言った内容は守っている。

彼は何者でどんな人物か想像する事しかできないが、そんな彼の話の記録をここに残したい。


モシト男爵の黒い噂を追って第三騎士団が動くことになった。調査結果は黒であったが自分の領地から出ないために断罪する機会がなかった。


メルクボルク王国では、国家反逆罪以外の法律に関しては、貴族の自治領における法律が優先されてしまう。

現時点の証拠ではモシト男爵を自治領から出す必要があり、出せるのは国王からの出頭命令になってしまうため、男爵程度の問題を国王へ相談するのも問題があり難航していた。


モシト男爵の屋敷から近いヘルゲルと言う町で我が騎士団が駐在中に、屋敷から大量の奴隷を売りたいとの依頼があった情報を、この国では珍しい南国に多くいるカエルのような両生類の人型の奴隷商人から入手した。


調べると近くのバロック村の領民を捕縛し、奴隷として売り出すという話である。

さすがの男爵といえども、越権行為であると判断してモシト男爵の屋敷に騎士団で訪れた。


ところが、村人の捕縛された場所が村であれば越権行為にあたるのだが、悪い事にモシト男爵の屋敷内に村人が入ってから衛兵に取り押さえられていた。

これでは男爵が持っている外交特権の治外法権が優先され、モシト男爵は法を執行するだけだ。このままでは、我々第三騎士団は冤罪を被せられ罪人になってしまう。

モシト男爵に、このことで弱味を握られてしまっていた。


謁見の広間でモシト男爵とこの件での会談中に、門番から強そうな村人の関係者が来ていると報告があがった。

その人物が万が一に暴れても、弱みを握られた私達騎士団が取り押さえると考えて安心したのか、モシト男爵がその人物を呼んだのだった。


広間にその男が門番と一緒に入ってきた。

第一印象は、見たこともない立派な黒いフルプレートで漆黒のマントをしていた。歴戦の戦士のオーラを感じるが鎧には一切傷がない。鎧の表面は黒色であるにもかかわらず鏡のように、周りを映している。

どんな金属で作られているか想像もつかなかった。


私のスキルには、『ステータス鑑定』と言うユニークスキルがある。これにより相手の情報を取得して対策を練って戦うスタイルで騎士団隊長まで上り詰めた。


黒鎧の彼に早速実施する。

激しい頭痛と共に彼のステータスが見える。

通常なら頭痛などなく見れるのだが、気を失うほどの頭痛が私を襲った。

しかも見えたステータスは、文字が崩れていて全く読めず、唯一職業だけが理解できた。


『法の番人』だと……


この職業が表す事は、大司教レベルの人物で大変な潔白を証明している。

この職業になった者は、嘘をつけば気が狂うとまで言われる程の聖職者だ。

過去の歴史でも数人しか記録に残っておらず、全て伝説級の人物となっている。


頭痛に関しても、過去に一回だけ経験した痛みだった。

それは、遠目で空を飛んでいる災害級のドラゴンに対して好奇心からステータスを覗いた時だった。

その際も激しい頭痛と共に今と同じように読み取ることが出来なかった。


頭痛から回復する頃には、モシト男爵と彼の話が終わって……モシト男爵が彼によって一瞬で一刀両断された。


歴戦の私でも彼の動きが全く見えなかった。


ステータス鑑定の結果からも考えると、彼は神の使いかもしれない……少なくとも災害級のドラゴンクラスの強さである彼に逆らう事は死を意味する事だと悟った。


案の定、モシト男爵の門番が否定的な意見を述べた瞬間に命を刈り取られた。


魔王の四天王と言われる化け物ですら、倒せる自信があった我が第三騎士団だったが、彼と戦えば一瞬で全滅すると私の勘が告げる。


焦る内心を悟られないように、騎士団を助ける為に、彼と対話を始めた……

私以外にも不完全であるが、ステータスを感知するスキルを持つ騎士がいたが、その騎士達を見ると油汗をかいて今にも逃げ出したそうな真っ青な表情をしている。


対話の結果は、見逃してもらえるようだ。

法の番人である彼に全て従おう。

私達は、神に仕えている法の番人に出会ったのだ。


この事を他の騎士団に伝えるべきが考えたが、彼は法の番人である。

法を守れば問題がない。

ならばここだけで収めよう。


法を守らねば、国王ですら法の番人の裁きの炎が落ちる事をここに書き残す。

囚人番号2019号内部規約説明


メルクボルク王国の貴族治外法権範囲

貴族が保持する外交特権として、爵位によって治外法権が認められる。

その範囲内であれば国家反逆罪以外の罪は、その爵位の貴族の判断で裁くことが可能である。

爵位のレベルで範囲が変化するため、男爵レベルは自分の屋敷内が治外法権範囲になっている。

公爵レベルだと領地全体と広大な範囲になる。



国家反逆罪

治外法権範囲だとしても王国領土全てが適応となる特殊法。

国益を大きく損なう行動、もしくは国王に従わない場合に適応される。

例外として国益を損なう場合でも、国王の許可を取得した行動は含まれない。

罰金刑から死刑迄と内容による罰の適応範囲が広く、血族が全て死刑になる一番重い罪になる可能性がある。


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