置き手紙と魔法少女
「「「………………」」」
「すー…す…ん……はぁ………はぁ………はぁ、だ、ダメですよぉ………そんなところに指入れちゃ…あっ」
……ふむ、とりあえず今の状況を説明しようか。まず、音楽室で茜さんと別れた僕は校門で待つ美菜とまちるの元へ行き、一緒に下校した。その際、美菜の蹴りが飛んできたのは言うまでもないが。もちろんすごく気持ち良かったです、ハイ。と、まぁ我が家に着いた僕、美菜、まちるの3人はとりあえず夕食の準備のためにキッチンに通じるリビングに入ったわけです。そしてそのリビングのソファーに☆以下略☆
「コラコラ、1番大事なところを以下略ってんじゃないわよ」
「ほぉ……美菜、僕のナカを読めるようになったんだね?フフフ………なんだか気恥ずかしいような、嬉しいような……そうか、美菜、君のナカを覗けるようになるのもそう先じゃあないのかもしれないね、ウフフ」
「………………」
………本気で引かれた。僕ちょっぴりさみしい。刺激的なあの蹴り……もう1度入れてくれないのかい?
「……兄、コレ、見て」
まちるはテーブルに置いてあった1枚の紙を僕に手渡した。
「ん?………コレは」
『やぁ、愛する僕のミルクと母さんの愛液から生まれた息子、娘よ。いきなり話が変わるが直人君よ?1つ聞いてもいいかい?車輪の灯花ちゃんルートがどぉしても攻略できず、BADENDになってしまうんだ。一体どうすりゃいいんだい?ところで灯花ちゃんかぁいいよね?父さんあの『ぶっこぉすぞ!』ていう台詞に萌えちゃってね。今でもあの台詞を思い浮かべる度に勃起しちゃうんだ。まちるもいつか父さんや直人を罵ってくれると嬉しいよね?『お父様!ぶ、ぶっこぉすんだからね!!!(///)』とか言われた日にゃあ………父さん、我慢できないね。さて、いきなりだが父さん女の子を誘か…預かったんだ。その子海外で拾っ…預かってね。かぁいいだろう?まぁ、仲良くしてやってよ。まぁ、そういうことで父さんと母さんはしばらくお家を空けますんでヨロシクネ♪P.S.ところで直人。美菜ちゃんのサイズとパンティの色、こっそり聞いておいてよ』
「……ねぇ、色々突っ込みたいことがあるんだけど………(汗)」
「ん?突っ込むのは僕の専売特許だろう?」
「………………」
さっきより引かれた。
「ところで美菜。サイズとパンティの色教えてくれないかい?」
バキッ
「はぁ……で?どうすんのよ?そこで寝ている魔法少女のコスプレした女の子………」
「僕が責任持って飼うよ」
バキッ
「ほんと、蛙の子は蛙ね………いきなり手紙の前置きがエロゲーの話なんて痛すぎるわね、あの人。しかも自分の娘に対してセクハラまがいなこと書いてるし………しかも前置きと要点の割合が明らかにおかしいでしょ、この手紙。しかも最後には私へのセクハラも書いてるしね。あのエロオヤジ今度会ったら一発ぶん殴ってやろうかしら」
「美菜は突っ込み上手だね。本当は逆じゃないといけないのに………」
バキッ
そろそろエレクトしてしまいそうだ。
「さて、今日は何にしようかな?」
夕食作りのためにエプロンをつけた僕はとりあえず冷蔵庫を漁った。今日は僕が夕食当番だ。というより、母さんが不在なので必然的にこれから毎日、僕が作らないといけない。なぜなら美菜もまちるも料理はからっきしダメだからだ。
「ふむ……今日は椎茸の炊き込みご飯と豆腐の味噌汁……鮭、ひじきってところでいいだろう」
とりあえず、ある程度準備した僕は美菜に声をかける。
「美菜、魔法少女の様子はどうだい?」
「んー?……ソファーでぐっすり眠ってるわよ」
「ふむ……」
しかし……まさか、あの夢が現実になるとわね。しかも女の子の容姿もあの夢と同じだ。何か強烈な運命を感じるね。
「ウフ、フフフ………」
トントントントン………
「ほ、包丁持ちながら笑ってんじゃないわよ………ぶ、不気味よアンタ(汗)」
「………兄」
「ん?なんだい?まちる?」
振り向くとまちるが立っていた。心なしか少し顔が赤い。
「………お腹、すいた」
「………ちょっと待っててね」
とりあえずそれが、僕と彼女………魔法少女との最初の出会いだった。




