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君は誰だい?

「……で?あんた等は一体何なの?」

真夏の夜の下、意識を取り戻した僕は何故か仁王立ちしている美菜の目の前で正座プレイをさせられていた。

「うぅ、何で私まで……い、痛い。足が痛いです……」

僕の隣でメソメソ泣いているルルーも美菜に正座プレイを強要された一人だ。フフ、やはり君の泣き顔はいつ見ても素晴らしい……その瞳から零れた涙をできれば誰でもない僕の舌で舐め取ってあげたい……(///)

「聞いてん……のっ!?」バキッ

「フゥッ~超絶気持ちイイッ」

美菜は僕の鳩尾に蹴りを入れた。フフ、やはり君の愛の鞭が一番素晴らしいよ美菜。君が今生足で無いことが悔やまれてならない。

「あの……私何だか、さっきから悪寒が止まらないんですけど……特に私の隣にいるメガネをかけている方からの、えっと、その……」

「我慢なさい、それも一種の罰よ」

「フフ、美菜さん、それを一種の罰と一言に片付けてしまうのは彼女にとって酷だね。せめて悪霊にしてやらないかな?」

『直人はもう罰とか悪霊とか災いレベルな扱いなのね……(汗)』

何だかシトゥレーな会話が繰り広げられているような気がするが気にしない。今の僕はどんな暴力もどんな言葉責めも快感へと昇華させるスキルを身につけているからね。ふぅ~サイコー

「罰って、あのっ!私、美菜さんに罰を受ける程悪い事した記憶が無いのですけどっ!」

「……ルルー、あんたまだ自分がどんな立場にいるのか自覚していないようね。夕、『アレ』スタンバイ」

『ヘイ!おやびん、今そこの草むらで活きのいいまっくろくろ助を捕まえやしたぜーうっへっへー』

夕はニヤニヤした顔で草むらから出てきた。彼女が素手で持っていたブツは体長10cm程の人によっては触れるのは持っての外、見るのも憚れるであろう毛むs

「いやぁあああああーーーーーー!!!!!!まっくろくろ助いやぁあああああーーーーーー!!!!!!」

夕の持っているブツを見たルルーはいやいやと涙を流して拒絶反応を見せた。その怯える姿がもぅチョーかぁいいなぁ、もぅ。

『うっへっへー、おやびんどうしますー?思い切って奴の背中にこいつを投入してやりましょーかぁ?うひひー』

「夕、そのおやびんってのはやめなさい。あと直人、その『僕がやりたいな』みたいな顔して親指舐めるのはやめろキモ虫。あのね、ルルー?あんた、私達が今まで何してたか知ってる?」

「うぅ……ハイ?」

ルルーは不思議な顔して首を傾げる。その不思議ちゃんももぅチョーかぁいいなぁ、もぅ。でもどうやら彼女はいまいちよく分かっていないらしい。

「……夕、あと一匹追加」

『サー!イエッサー!』

「いやぁあああああなんでなんでなんでぇえええええ!!!!!!??????」






「……で、次はあんたよ直人」

美菜は僕を睨みつけそう言う。

「やっ、優しくしてねっ(///)」

「何言ってんの、キモッ。一回氏ね」

美菜はまたもや僕に愛の鞭を叩き込む。もうこれはあれだね、クセになる味ですねママン。

「アンタに聞きたい事は山ほどあるけれど……」

「み、美菜……君は僕の恥ずかしいプライベートを聞きたい、と?そ、そんな……で、でも仕方ない。そう、あれは僕が小4の頃、ティッシュで陰部を」

『な、何か語りだしたし(汗)』

「ねぇ、茜さん?こいつ殺していい?殺していい?」

「フフ、まぁ美菜さん。待ちなよ、ここは私が彼に聞こう。ねぇ、直人君ちょっといいかい?」

「そう、僕は彼女に言ったんだ……『いやぁ!僕の恥ずかしい恥部をさらけ出さないでぇ!』真っ赤になった僕は彼女を押し倒……何ですか?茜さん?こんないい所で止めるとは茜さん……やはり貴方は侮れぬ存在」

「フフ、どうもありがとう。君にそう言われて光栄だよ。ところで直人君、君は『解離性同一性障害』の存在は知っているかい?」

茜さんはいつものように軽く微笑みながら僕に語りかける。様になっている、夜の森に彼女は溶け込んでいて……それでいて世界を作っている。何なのだろうかこの感覚は……神秘的なものに触れた時の感覚?そんな感覚に近いものを覚える。

「もちろん知っていますよ。一人の人間の中に二人の人格が交互で現れるといういわゆる二重人格って奴でしょう?」

「あぁ、そうだね。一人の行動を司るのはあくまで一人、もう一方の人格は傍観者的に振る舞い、ある行為によってその立場が逆転する……まぁそんなところだね」

茜さんは云々と首を動かしながら納得する。……何が言いたいのだろう?今、それと何か関係が?

「いわゆる精神的な問題でね。心理的に不安定になった時がもう一つの人格と入れ変わりやすいという……まぁ証拠は無いけれどね。さて、問題。直人君、『君は誰だい』?」

「なっ、それはどういう……?」






ガッ






瞬間、僕はフワッと宙に浮く感覚を味わった。

浮いたのではない、地面に『吸い込まれた』。






「『君は、誰だい?』」

僕を至近距離で上から見つめる茜さんの顔が映った。

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