ノーパン幽霊幼女
『ちょっと!そこのアンタ!』
登校中、僕を呼ぶ甲高い幼女の声が聞こえてきた。
その声の方向は確かに前方から発信されているのだがその肝心の声の発信源もとい幼女の姿が見当たらない。
「美菜、前方から幼女の声が聞こえないかい?」
「はっ、幻聴じゃない」
美菜は鼻で笑い、僕を蔑むような目で淡々とそう答えた。ゾクゾク、うーん、たまらない。
「というか、なんで声だけで即座に幼女だとわかるんですかねこのおちん○野郎は、みゅーん」
「な、何か怖いです………」
ミューたんは美菜と同様、ルルーは怯えた様子で僕から少し離れた。
「ふむ、気のせいかな………」
「あんたの存在が気のせいであってほしいけどね」
美菜はすかさず僕を攻めていく。
どうしたんだい美菜……今日の美菜は一段と激しいなぁ………身体の震えが止まらないよ、ウフ、フフフ……
「な、なんでこの人、小刻みに震えてるんですか……美菜さん(汗)」
「さぁ?何かの病気じゃない?」
美菜、なんて酷い、うれちぃことを言ってくれる。
あぁ、僕、僕………もう、気持ちよすぎてエレクトしちゃうよ、ママン(///)
『ちょっとぉ!だから聞きなさいって!』
うむん?また幼女の聞こえた………今度はさっきより鮮明に。
『き・き・な・さ・い・よぉ〜〜〜アンタ私の声が聞こえているんでしょ?!』
今度はイライラしたような、さっきより1オクターブ高い幼女の声が聞こえてきた。
『むっきぃー!この!この!このぉ!』
何をしているんだろう、分からないが怒っている事は声の様子で明白だ。
というか、もうこれは幻聴ではない。今、はっきりとした、僕の目の前に『何か』いる。
しかし、その『何か』の声は僕にしか聞こえていない、それも確かだ。
姿、形は見えないのに幼女の声だけ聞こえてくる、いとおかし、それはこの世界にあってはならぬ存在なのか。いやいや、そうであってもきっと僕はその女の子を受け入れるだろう、だって僕、男の子だもん。ふむ、とりあえずあちらさんは怒っているようだからこちらからも何かアプローチした方が良いな。
「君のパンティは何色なんだい?」
バキッ
謎の幼女からの返答を聞く前に美菜の蹴りが僕の鳩尾に入った。
ちなみに一瞬見えた美菜のパンティはイチゴ柄だった。素晴らしい、摘んでみたいものだ。
「死にたいの?」
にっこり
美菜は笑顔で地面に倒れる僕にそう告げた。
「兄、私は、キャラメル柄……(///)」
なんとっ!我が妹のパンティ柄はキャラメル………素晴らしい、舐め舐めしたいものだ。
「まちる!こいつの前でそんな事いっちゃダメよ!犯されるわよ!」
美菜はまちるにそう言った。
「犯すなんてそんな……ただ、愛でるだけなのに………」
「それが問題なのよっ!!!」
「あ、あのぅ……私も答えた方がいいのでしょうか……?」
ルルーは顔を赤らめながらそう言う。
『穿いてないわよっ!悪いっ?!』
「は、穿いてないだとぉぉおおおおおおおおーーーーーーーーーー?????!!!!!!」
「ひっ!う、嘘ですっ!私はちゃんと穿いてますっ!(///)」
謎の幼女から予想外な答えが返ってきた………う、嘘だ………穿いていない、だと………?
「冗談も休み休み言えぇぇぇええええええーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
「あぅ!ですから穿いていますぅーーーーー!!!!!こ、これが証拠です!!!」
チラッ
『冗談なんかじゃないわよっ!!!穿 い て な い、それが事実よ!!!』
「ば、馬鹿な………君はノーパンだと、そう言うのか………」
「うぅ、今日はクマさんのパンティ………は、恥ずかしいです………(///)って、直人さん?!だからノーパンじゃないですって!じっくり見てください!クマさんのパンティです!!!」
チラッチラッ
「じょ、冗談じゃない!!!証拠がないだろう!?証拠!!!君は実体が見えないのだからそんな君からの言葉だけでは証拠にならない!!!証拠になるものを見せろ!」
『なによぅ!私が嘘を言ってるとでも?!ムキーーー!!!ムカつくぅーーー!!!いいわよ!!!じゃあ、証拠って何を見せろって言うのよ!?』
「見…せ…る…?そんなものでは足りぬわぁーーーーー!!!!!触らせろ!舐めさせろ!そう、君のお(ピーーー※自主規制)を触らせろ!舐めさせろ!そうすればノーパンであることを信じてやるわぁーーーーー!!!!!」
『私の身体は実体がないってあんた知ってんでしょ?!ていうか、あったとしてもそんなことさせるわけないでしょバーカバーカ!!!このど変態っ!!!』
「いやぁあああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!いくら何でもそ、そそそそそんな変態チックな事できませんよぉ!!!(///)わ、わたしまだ処女なんですぅ!!!許してくださいぃぃぃいいいいいいーーーーー!!!!!(泣)」
「じゃあ、信じぬゥウウウウウウウウウーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
『うっさい!バーカバーカバーーーーーカ!!!』
「いやぁあああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
「いい加減に……しなさいっ!!!」
バキッ
「なうっ!!!」
美菜に後頭部を殴れられ、僕はそのまま地面にドロップアウトした。