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夢追人  作者: 北西みなみ
番外編
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副隊長の優雅な休日 1 鳥谷

番外編は一人称じゃないとか言ったけど、あれは嘘でした。まぁ、予定は未定だ、仕方がないよね。


番外編は、時系列とか気にせずに、ぽっと出てくるということでひとつよろしく。

私の名前は、鳥谷香織。夢守隊三番隊の副隊長として、日々働いています。


今日は、そんな私の休日を紹介したいと思います。


朝起きて、朝ご飯。私はゆっくり食べたいので、早めに起きる派。


この日のメニューは、フレンチトーストにコーヒー。紅茶も捨てがたいんだけれど、今の気分はコーヒー。


前日の内に、おいしいと評判の食パンに、朝摘み卵と牛乳ををたっぷり染み込ませて準備は出来ている。砂糖は、フレンチトースト単品のみで食べる場合は入れるけれど、今回はなし。


お好みでバニラエッセンスやナツメグなんかを入れる人もいるけれど、私は入れない。素朴さがいいのよ。


え? 前日の内から漬けておくのはやり過ぎじゃないかって? いえいえ、とんでもない。


さらっと作るフレンチトーストもいいんだけれど、休日はやっぱり一日浸したフレンチトーストが一番。何と言っても食感が凄いんだもの。


サクッふわっとろっ!


こればっかりは実際に食べた人でないと分からない感覚。感動ものの食べ物を知らない人は、ちょっとかわいそうかも。


フライパンに軽くバターを塗り、じゅわーっと熱くなったらパンを投入。休日は時間に余裕があるので、贅沢に二枚。一枚は、焼く前に粉砂糖をさらっとまぶしておく。


側面まできっちりと焼き、表面がかりっと狐色になってきたら、半分に切って皿に移す。


一切れはそのまま粉砂糖をふりかけ、一切れにはアイスをトッピング。その上から自家製ラズベリージャムを掛ける。ラズベリーの実も味わえるとっておきだ。


甘みの付いていない方は、一切れに生ハムとモッツァレラチーズをトッピング、もう一切れは生クリームを乗せ、その上から甘~いメイプルシロップをそりゃもうたっぷりと。


さぁ、ドリップコーヒーを添えて、いただきます。


最初はプレーンなフレンチトーストを一齧り。次はハムとチーズの塩みと共に味わう。塩みと甘みは、交互に食べることで、抜け出せない底なし沼へと人を誘う。


じっくり味わって食べていると、アイスがとろーっと溶けかかっている。それをこぼれぬよう食べると、トーストの熱さとアイスの冷たさが何ともいえないハーモニー。


その上、ラズベリーの甘さと主張する酸味が、自分のことも忘れないで、と舌に訴えかけてくる。


最後に食べる生クリームは、メイプルシロップの優しい甘さを存分に伝え、最後だというのに全く飽きさせない。


……はぁ、幸せ。


心ゆくまで味わった後、これからの予定を考える。


一日休みは貴重だし、久しぶりに買い物へ行こうかしら?


幸いにも、とってもいい天気。


ささっと洗濯をすませ、身だしなみを整えてから、いざお買い物。


そろそろ冬物が出ている頃だから、何かいいアイテムがないかを見てみますか。


あ、勿論、お仕事用携帯端末は忘れずに。お休み中といえども、いつ緊急事態になるか分からないもの。


最低限の配慮はしつつも、せっかくの休日なんだから、思いっきり楽しみましょう。


まず最初に、目に付いた雑貨屋さんへ。ここは、可愛い森の動物シリーズが売り。一つ手に入れると、他も手に入れたくなっちゃうのが困りどころ。


ここは見るだけ、と思っていたのに、新しく増えていた親子狐が私に訴えかけてくる。


《あなたのおうちに行きたいな?》


あぁ、もう連れて行くー! と、お買い上げ。


仕方がないの。だって、この子達、私の所以外は嫌だっていうんだもの。売ることが出来なくなって怒った店主さんに捨てられてしまったら可哀想でしょう?

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