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夢追人  作者: 北西みなみ
第二話
24/175

梨亜の上司 計人

サブタイトルのみ変更。

梨亜の上司らしきやつが現れた。


梨亜に今何が起こっているのか知りたいという男を前に、俺は黙り込む。


――ったってなぁ。俺だって訳分かってねーし。


こういう説明は、美奈がうまいから、そっちに聞いてほしいんだが。まだ帰ってこねーのか?


八つ当たり気味に、ガンっと左の壁を蹴ると、ひょこっとネズミが現れた。


『計人、呼んだ?』


あ、来た。


……って、お前、他人がいるのに、むやみやたらと喋ったらアブねーだろ。


摘みあげて注意しようとしたところで、男がネズミに話しかける。


「美奈、か?」


何だ、もう知り合いなのか。


美奈は、俺の手の上に乗っかり、答える。


『はい、隊長さん。――計人、この人は梨亜ちゃんの隊長さん。もう聞いた?』


「いや。でも、さっき夢守うんたらとか言ってたぜ?」


聞き違いか? それとも、、、覚え間違えか?


『夢守隊ってのは、夢追人の所属する隊の名前なのよ』


「ふーん」


そうなのか、しちめんどくせーな。びびらせんな。


『隊長さん達は、私達を助けてくれようとしているの』


前脚をぴっと向けながらそう言う美奈に続いて、指さされた隊長さん(とやら)が聞いてくる。


「そのために、何が起こってるのか知りたいんだが」


が、そこは当然さらっと流す。説明は任せた、美奈。


『うーん、でも私はもう説明しちゃったし。計人、何か気付いたこととかない?』


気付いたことなぁ……。って何を気付けばいいんだ?


『梨亜ちゃんが何で連れ去られたのか、とか』


「どっかの誰かが、北へお連れしろ~って言ってきたから、だろ?」


それ以外、俺らは知りようねーんじゃねぇのか? 特に梨亜は何も言わなかったし。


『うん、そ――』


何かを言おうとしていた美奈が、唐突に消えた。


「おい?」

「美奈? どうした?」


何事かと、左の壁を叩いてみるが、ネズミは出てこない。二人で困惑しながら人を呼んでみるかどうかを検討していると、いきなりガチャガチャと音がして、扉が開かれた。


「失礼いたします。島田隊長の命に従い、地界人を纏めることとなりました」


入ってくるなり、隊長さんに向かって敬礼しつつ、そんなことを言う。


そうして、二つの椅子と共に、一人の女が連れられてきた。


俺らの近くに椅子を置き、女を乱暴に部屋に押し込んだ後、


「では、木崎隊長。失礼いたします」


俺のことは一切無視して、去っていった。


部屋に残された女は、椅子に腰掛けながら話してきた。


「いきなりだったからビックリして、ネズミ動かすだけの余裕なくなっちゃった」


こうして、美奈(本体)と合流した。

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