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第8話

初めての戦闘シーンです。戦闘描写ってとても難しいですね、びっくりするほど時間がかかりました(汗)



「もっちゃもっちゃもっちゃ、、、ゴクン」


 っふぅ、ゆで卵うめ~。

 突然ですが、ゆで卵には塩ですよね。

 まぁ、塩が手持ちにありませんのでそのまま食べてますが。

 



 俺は姫騎士さんたちの部隊を見送った後宿に戻り食事を取ろうと思い、手持ちの卵をゆでてそれをもさもさ食べながらゴロゴロしていた。


「ゆで卵美味いけど飽きたわ~、何か違うものが食いたいわ~。違うものは基本不味いけど~。」


 最近独り言が多くなったような気がする俺なのです。


 現在この世界では嗜好品が非常に不足している、その中でも食べ物は特にひどい。

 味を気にしなければそれほど金をかけずに食事を取ることはできるのだが、いかんせんそれらは不味い、ひっじょうに不味い。

 しかも、まだまだ序盤の現時点では嗜好品たる食べ物もほとんど入手することができないのだ、てかその内食べ物のためだけにマップに出てくるやつらとかでんじゃね?割と真面目に。

 そして俺が今食べている卵もそんな序盤で手に入る数少ない嗜好品たる食べ物の一つだ。

 この他にはミルクが嗜好品として手に入るがミルクじゃ腹は大して膨れない、いや美味しいけどね?

 前者の卵は店で買うことができて一つ1500円ほどで購入でき、後者はモンスタードロップでしか入手できない。

 この世界ではあの不味い腹が満たされるだけの食事は平均500円くらいで食べられる、そう考えるとかなり高いものだと言えよう。

あ、この世界(ゲーム)内の通貨は円で今の一般的なプレイヤーが一日で稼げるお金の額は大体2500円くらいだそうだ。


「んじゃあお次は目玉焼きだな、それにも飽きたらスクランブルエッグだ。、、、どっちも調味料なしだから素朴な味わいになるだろうけどな。」


そんなわけで予想外に美味しかった目玉焼きを食べ過ぎたため、引きこもるという予定を変更して腹ごなしのために街をうろつこうと思います。


 そんなわけで俺は元気です。

 なるべく人目につかないように路地に入ったら中学生ぐらいの女の子が柄の悪い感じの男たちに絡まれていても




 俺は元気です。



  


 ■■■■■■■■





 私を中心としたボス攻略部隊がボスのいるフィールドへと入る。

 

(ん?誰もいないぞ?ボスモンスターはどこにいった?)


 入ったときにボスがいなかったので少し拍子抜けするが次の瞬間


(きたか!)


 マップの中央辺りが光ったかと思うとそこには巨大なスケルトンがいた。

 頭上に表示されている名前は「ロードオブスケルトンナイト」直訳すると骨騎士の領主、といったところか。

 ただスケルトンといっても今までのスケルトンとは明らかに違っていた。

 今まで遭遇してきたスケルトンはただの骨が剣と盾を持っただけだったが、このスケルトンは全身を鎧で固めていて露出しているのは顔ぐらいだ。

 身につけている装備も正直私の物よりも上等な物に見える。

 するとスケルトンは無言で抜剣しこちらへと突撃してきた。


「剣士隊は私と一緒に前に出て奴を押さえ込む!弓隊は剣士隊に攻撃が当たらないように注意しながら下がって攻撃、魔法隊は回復に専念し、指示があれば攻撃してくれ!」


 そう指示をだして私を中心とした剣士隊がボスに向かっていく。

 私とボスが接触し、戦闘がはじまった。





「ハードヒット!」


 そう言いながら私はボスを攻撃する、すると私の剣が光を発しながらボスを攻撃する。

 しかし、その攻撃は生憎と奴の盾に阻まれダメージを与えるには至らなかった。

 ただ、私の攻撃を受けたために奴には隙が出来、そんな奴のもとへ剣士隊の面々が剣を光らせながら接近し次々と攻撃を当てていく。

 そこへ更に弓隊の援護射撃も加わり奴のHPバーが一気に減った。

 奴も反撃をしダメージを与えていたようたが、ダメージを受けた者は後方の魔法隊が即座に回復させるため問題はない。

 更に攻撃を続けると、ボスもたまらなかったのか一旦後ろに跳んで体制を立て直そうとした。

 だが、そんな時間を与えてやる義理はない。


「魔法隊、攻撃開始ィ!!」


 そう叫ぶと魔法隊が一斉に魔法を唱える、そして、、


「カタカタカタカタ!!」


 一斉に魔法が奴に吸い込まれるように命中しHPバーを一気に半分以下まで削りボスも悲鳴?のような音をだす。


(この戦い、いける!)


 そう確信めいた考えを持って奴に追撃をしようとしたのだが


「カタカタカタ!」


 そんな声なのかどうなのかもイマイチよくわからない音をだしながら奴は自身の持っている剣を捨て、先ほど持っていた物よりもっと大きい剣を取り出した。


(HPが一定以下になると攻撃パターンが変わるのか、想定内だな)


「魔法隊、攻撃をやめて回復に専念!剣士隊は私に続け!」


 そう指示を出し奴に攻撃しようとした瞬間、、、


(っつ!速いっ!)


 奴は私たちの攻撃を避け、いなし、私たちに隙が出来た瞬間に剣を光らせながら攻撃を放ってきた。

 それは私たちの中心に命中し、、


「うわぁぁぁぁ」


「ガハッ!」


「キャァァァ!」


 そんな悲鳴をあげながら私たちは吹き飛ばされた。

 

(ぐっ、まさかここまでとわ。やはり元プレイヤーに接触しておくべきだったかな)


 そんなことを考えながらも私は起き上り奴に向かって走る、、、。










「ハァッハァッハァッ!」


 それからしばらく戦闘をして奴のHPを削りきると奴は消滅した。

 すると目の前にウィンドウが表示される。



 [おめでとうございます!、ボスドロップ品を入手しました]



 どうもボスから入手できるアイテムを何か手に入れたようだ、でも今は疲れた、後で確認することにしよう。




 

 その後確認すると幸いなことに死者は一人も出ていなかった、正直予想外だった、一人二人は死者が出ると思っていたからだ。

 まぁ、誰も死ななかったのは良いことだろう。

 街に戻るとシステムアナウンスのようなものが流れ、こう言った。


「第1番目ボス、ロードオブスケルトンナイトが討伐されました。そのため次のマップを解禁します」


 、、と。





 そしてギルドに戻り皆と祝杯をあげた。





2013年8月27日

あ、この世界(ゲーム)内の通貨は円で今の一般的なプレイヤーが一日で稼げるお金の額は大体2500円くらいだそうだ。

という文を加筆しました。

ご迷惑をおかけします。

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