第4話
結構書いているつもりだったんですが、全然ストーリーが進まない、、、。
ここは謎の創造主が作った世界。
そこにはたくさんの世界に参加させられた参加者(人間)たちがいた。
彼らのほとんどは何がしかの負の感情で表情を歪ませていて助けを求めていた。
しかし、それも仕方がないのではなかろうか、なぜなら彼らは全員が学生というまだ大人などの保護者たる者たちに守られているべき者たちであるからだ。
何故学生しかいないのかはわからない、それを知るのは彼らをここへ送った者だけが知るのだろう。
そんな負の感情渦巻くさなかで凛とした声を張り上げる者がいた。
その声をあげたものは者は後に姫騎士と呼ばれる参加者たちの希望の星となる者であった。
■■■■■■■
俺は昨日よくわかんない謎の声のやつにここへ送られてから今までずっと自分のことを調べていた。
あいも変わらず体は小さい女の子のままだが。
「どうも調べた限りだとほんっとうに俺のキャラデータをそのままくれたのな。そこになんか付け足しただけで」
そうなのである、俺が調べた限りではステータス、所持アイテム、装備品、それにお金に至るまで (倉庫というアイテム預かり所にあずけていたものと他マップへのワープアイテム以外ではあるが)全てきっちり所持していたのである、これには俺もたいそう喜んだ。
ただ、フレンドやギルド機能で登録してあったものは全て初期化されていた、まぁこれは仕方ないだろう。
「キャラくれるっていう言葉がまさかここまでの出血大サービスだとはなぁ。、、、この体を除けばな」
我ながらここまでしてもらっていながら贅沢だなとは思っている、でも!それでも!
「やっぱ女子にするのはねぇだろよ、謎の声さんよ~」
その後もうだうだグダグダしながら独り言をぶつぶつ呟きつつも俺は今後のこの世界での方針を決めることにした。
「じゃあまずはこの世界でどうするかだけど、どうしよっか」
俺は別に悪人じゃあないとは思うけど皆を助けようと思うほど善人でもない、てか参加者たちがいったい何人いるのかもわからない状態でおいそれと救いなど差し伸べられない、いくらなんでもその対象となる人が多すぎるからな。
だからといって自分が先頭に立ってこの世界を攻略しようなどとも思わない、こんな力をもらっておいてなんだが恐いのだ、死ぬことが。
ではどうするか、、、、、、う~ん、、、、、。
・・・・・・数十分後
「よし!、とりあえずイリュージョンで姿を変えつつ他の人たちにバレないように過ごしながらレベル上げでもしとくか!」
彼の出した結論は要するに問題を先送りにすることであった。
■■■■■■■■
何故こうなった。
私は喧騒の中身身を置きながらもそれをどこか人ごとのように感じながらもそう考えた。
私は先ほどの説明を受け自分があのよくわからない奴にイレギュラーとやらに選ばれたことを知った。
奴の言うイレギュラーとは強い力を与えられたものという意味のようで、実際自分の能力を確認するとLv100と書いてあった。
これは多分初期値はLv1だろうから自分が強い力を与えられた、ということを推察できる。
ただ、能力値に関しては比較対象がないため良くはわからないがclassというところにナイト(騎士)と書いてあるため他に比べて物理方面の能力値が高いのだろう。
(だがしかし、そんな力を手に入れて私はどうする?)
私は小さい頃から両親に「常に一番であれ」と言われ、その期待にも応えるために努力し期待にも応えてきた、スポーツ、勉強、芸術、などなど上げればきりがないほどだ。
だがしかし、ここにはその期待をかける両親もいなく努力もしないでこのような力を手に入れてしまった、これでは私にどうしろというのだろうか。
いや、違う。
もし父さん、母さん、がここにいたらこのような状況でもきっと二人はそろってこう言うだろう。
「常に一番であれ」 、と
それなら私はそれに応えここでも一番を取って見せる!
そう決めた私、有月柚葉は一番であるためにこの喧騒の中で声をあげた。