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第14話

どうも皆さん、お久しぶりです。そして遅くなりまして申し訳ありません。

前回不定期更新のタグをとっても大丈夫とか言っちゃいましたのに無理でした、すみません。

いや、ちょっと私自身が多忙でして(汗)、、、、、。

今回のこれを投稿した後もかなり期間が開くかと思います。近いうちに投稿する可能性も無きにしもあらずですが。

そんなわけで遅くなりましたが第14話、どうぞ。


 うっそ、このゲーム序盤からドラゴンなんてだしてくるの?


 その姿を見て最初に思ったことはそんなことだった。





 




 


「GUAAAAAAAAAAAA!」


 と、咆哮が聞こえてあたしは我に返った。

 そして周りを見渡すとあたしが所属している部隊の人たちも呆然としている人たちがちらほらといた。

 と、そこへあたしたちの部隊の隊長さんが呆然としている皆に大声で指示を出す。


「A剣士隊5時の方向から攻撃ぃ!」


 するとあたしの所属するA剣士隊が5時の方向(敵から見て左側)に行く。

 向こうの方では、B剣士隊が7時の方向(敵から見て右側)に移動している、ここに来る前に説明された作戦の通りだった。


 そしてあたしたちがここのボスモンスターのドラゴンっぽいやつに攻撃をはじめる。

 ボスはあたしが見上げるほど大きさからか、動きがひどく遅くてすんなりあたしたちの攻撃が当たる。

 だから、このボス見た目に反して案外弱いんじゃないの?なんてあたしは思っていた、、、。


 






 ■■■■■■■■







「魔法隊!ボスと距離をとりつつ左右の剣士隊の真ん中に移動して両剣士隊の回復! 弓隊はその前に移動して攻撃!」


 私は指示を出しつつ移動する、移動先は弓隊の前だ。

 これは作戦を立てているときには決まっていた。

 その理由は、ボスの両サイドで剣士隊がいくら攻撃をして気をそらしてもどうしても少しは真ん中の後衛部隊にも攻撃が向いてしまう、そこでレベルが高い私が盾を持ちボスに攻撃をしながらも後ろにいる弓隊や魔法隊に向かっていく攻撃を盾で防ぐというものだ。

 最初この案を出したときには反対されたがこの案が一番効率と安全度が高いというのは皆認めるしかなく、結果私の案は通ることになり今現在それを行っている。

 そしてこの案が見事に嵌りうまくいっていた。


 (よし、当初予定していたよりも剣士隊のダメージも少ないうえにこちらに向かってくる攻撃もほとんどない。このまま楽に倒させてくれるとうれしいのだがな、、、、。)


 そしてその状態がしばらく続きかなりの余裕を持ってボスのHPを半分の所まで減らしたところである変化が起こった。


 (何だ?、ほとんどHPが削れなくなったぞ?)


 そう、先ほどまで順調に減っていたボスのHPがほとんど減らなくなっていたのだ。

 そのことに気づいたのか攻撃をしながらも戸惑いを見せるボス攻略部隊の面々。


 (まずいな、ボスの行動変化やステータス変化は高確率で発生するだろうと説明はしていたのだがやはりそれをきちんと受け入れていなかったか。しかしそれはもう仕方ない、それは強引に押し切るしかないか。幸い今回の変化は比較的わかりやすいな。しかし、変化がわかりやすい代わりにそれに対処する方法が上手くいくかどうかあやしいな。さて、どうするか。)


「両剣士隊は攻撃を緩めて回避と防御を中心にして攻撃の続行! 弓隊は現状を維持!魔法隊は回復を緩めてドラゴンに攻撃!」


 そう、私の考えではこの攻撃はボスにダメージが通るはずだ。

 先ほど考えたこの方法が上手くいくかあやしいと思ったのは、この攻略部隊の魔法職の少なさ及びレベルの低さだ。

 ただでさえ少ない魔法職なのにそのMPは剣士隊の回復に消費されていて、しかも彼らは剣士隊に比べてレベルも低い、そんな彼らでボスの残りのHPを削りきることと回避と防御を中心にしてはいるがそれでもある程度はダメージを受けてしまう剣士隊の回復、この二つを残りの少ないMPで両立できるのかが上手くいくかどうかがあやしい主な理由だ。

 そして私の考えた通りに魔法隊の攻撃魔法がボスに命中するとボスのHPが目に見えて減少した。

 しかし、ボスはそこで突然羽を広げその場で勢いよく回転した。

 それを近くにいた剣士隊と私は難なくよけるが、その後に思わぬ追撃が待っていた。


 (何!?炎の竜巻だと!?)


 そう、翼と尻尾を避けた後に突然炎を纏った竜巻が発生したのだ。

 そしてそれは剣士隊と私にぶつかってきた。

 そして、この竜巻を食らったときに見た私のHPの減り方からして、数名のプレイヤーが死んだな、、、と。







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