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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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パジャマパーティ

勇者はこのままランジェリーショップの常連となってしまうのか!

それにしても屋台村はすごい人出だ。

勇者のお披露目の後の1週間は勇者ウィークと勝手に名づけられ、今週いっぱいは混雑が続くらしい。

早速「深緑の慈悲」を模した木製人形や「テイルズオブドラグーン」の模造刀が売られている。

緑と黒に雑に塗り分けられた既成の木製人形と、シールをはりかえただけの木刀を土産に買って帰る人が後を絶たない。

ゆるキャラになった気分だよね。中の人もゆるいけれど。


しかし、特に新メニュー等は発生しておらず、飲み物も通常だった。

無いと飲みたいのが毒ドリンク。

たまにはドクッペとかギャラクシードリンクアンドロメダ味とか飲みたい。


カフェイン中毒のテロリストが砂漠の真ん中でカフェイン入り飲料の補給路を絶たれて、いぶりだされる海外ドラマを思い出す。

そこまでは苦しんでいないけれど。


その後、エテルナとリーナをつれて先ほどのランジェリーショップに戻り。

この騒ぎでお仕事は半休なんだそうだ。


リーナは腐敗兵士を暴くきっかけに、エテルナは村のピンチを救った立役者。

そのご褒美がかぼぱんとブラというのもアレだけど。

はらまきに手紙を巻いてきた娘さんはもともと手紙を届けるためだけに来たので、村に戻っているそうだ。

お兄さんが討伐で儲けたらその子の分も含めてもうちょっとマシなものを買うよ!


これをとらぬたぬきのなんとかといいます。



アイリス達と一旦別れて迎賓館に戻る。


お詫び第二弾という事でお夕飯を一緒に食べる約束をした。

ついでに寮母さんに外泊許可を貰うよう言っておく。

前回勝手に外泊して大目玉を食らったというので、何かあったら僕が行くと付け加えておいた。


女子には初ブラの見せ合いという儀式があるそうだ。入浴後に開催するとよいょぃ…(エコー


---


夕方、迎賓館に筋肉の帝王がやってきた。

テスラとフィリーが目を丸くしている。


「こ、国王さま?」

「お兄さん!熊さんに知り合いが居たの?」


目の前の人は熊の張り手をくらったら熊の手のほうがあぶない人です。


国王さまはワイバーン家の魔素プール調査の件を知らせに来たようだ。。

「エイト殿、正式に調査命令を出しましたのでよろしくお願いします。もちろん費用は国が負担します。魔素の影響で魔獣が出た際、倒していただければその分の報酬もお支払いします。」


テスラの表情があかるい。今まで何を言っても門前払いされていたのに、国王直々に命令を出してくれたのだから。


せっかくなので討伐報酬が貯まったら小さい家を借りたい旨を伝える。もちろん迎賓館に不満があるからではなく心苦しいという話で。

あえて不満を上げると、玄関まで数十メートルもあるのでちょっとした運動になっていいんだけれども。


家の話をしたら国王さまがいつになくニヤニヤしてるので、なにかありそうだ。気がつかないふりをしよう。


姫さま、何赤くなってるの。何か知ってるの?


もうひとつ、宝物庫の武器を借りられるか聞いた。「深緑の慈悲に」ついていた例のものを。

了承してもらえたので、調査に出発する当日に出してもらうことに。


公務の途中ということで国王さまはものすごいスピードで帰っていった。廊下で通りすがりのメイドさん(識別名どじっこさん)のスカートが突風にあおられ、あられもないことに。

どじっこさんはなぜかいつも僕とぶつかって、しりもちをついて下着を見せてくれる奇特なおねいさんです。時々きつね耳が出ていたり、尻尾が数本見えたりしますが。


迎賓館と城をつなぐ地下通路はまだ復旧されていないので、玄関から出て城に向かう筋肉の帝王が見物客を割って走っていくのを見送りました。

あいかわらずすごい身体能力だ。


---


ところは変わって。某国の露天がたち並ぶ繁華街。

目つきのするどいメイドさんは干し肉をかじり、炭酸水をのみながらゴーレム犯の尾行をしている。

奥まった路地裏で怪しい男と接触するゴーレム犯。

怪しい男の手には真っ黒な植物の種らしきものが。

串かつをほおばりながらその様子を見ていた目つきのするどいメイドさんは、背後に控えていた伝令にメモを渡すと、また闇に消えていく。


---


伝令から届けられた串かつソースのついた暗号メモをみながら、ほんわかメイドさんは魔素プールの件とのつながりに思案を巡らす。

(たまには串かつもいいわね。エイトさまとお酒をのみながら。)

ん?


---


おゆうしょくのじかん。


無事に外泊許可が下りた3人がやってきた。

今日はなぜか山盛りのから揚げに串かつ?

白いご飯がほしいところです。おこさまたちはから揚げに大興奮。


ほどなくしてマーガレットさんとソネッタさんにアルコールが回り大人組は串かつをもって客間に移動。

僕も連行されたけれど、ほんとうにのめません。ありがとうございました。


食堂に戻ってくると女子5人が楽しそうに話をしている。


おこさま4人はから揚げの食べすぎが、けふっとかわいらしい声が出る。


僕?ぼっちですよ!

パンにからあげをはさんでバーガーにして食べてます。


---


酔いつぶれたマーガレットさんは放置して、おこさまをつれて入浴に。

ソネッタさんは無事でしたが、騎士団長はアルコールには弱いのですね。


---


かぽーん。


さすがに今日は仕込みの時間は無いだろう。


1回休みのようです。

あれだけの仕込みを毎回というのはネタも切れるでしょうし。


ソネッタさんは飲酒直後なのでシャワーだけ浴びてもどりました。

女子の脱衣所にはどじっこさんが待機しているようです。


さて、僕は女の子2人に身体をもてあそばれて(洗われて)いるのですが。

これが今回の仕込みでしょうか。


「勇者、うっかりさわっているぞ。ほらほら(僕の頚動脈の辺りです)」

「勇者さま!押し当てているのが分かりますか!(押し当てているのはスポンジです)」


エクセレント山脈と平地が僕の背中という領地の奪い合いをしている。

山脈の押し込みが若干強い。がんばれ平地。


その様子を呆れ顔で見守るフィリーとエテルナ。


フィリーの呆れ顔ははじめてみた!かわいいな。


と思って油断して見ていたらアイリスに首を思いっきりひねられた。


「はいはい!ひきわけです!僕はいまからおこさま組をあらいます!」


双子をわしわし、もえをもしゃもしゃ、リーナをもふもふ洗い、自分の心を清める。

ケモノっ娘サイコー!と叫びたいのを我慢する。


その後、女子組の背中を流しました。


アイリスが突然

「なぁ勇者、手が滑ったりしないのか」

などと言い出した。

しません!


---


硫黄のにおいがわずかにするお湯。

これだけの湯量があるのは火山が近いためだろうか。


源泉かけ流しのプレーンな湯船。

今日はソネッタさんの場所にアイリスがいる。ソネッタさんほどの凶悪さはないがエクセレントだ。

僕は湯船の中でリーナをかかえて、しっぽをそれとなくもふもふ。まさかアイリスやリーナの家系にも求婚とかのトラップは無いだろうか。

温度が高めなのでリーナにはちょっときついようだ。

双子は浴槽から出たり入ったりしながら調整している。

フィリーは完全にアウトな感じだ。

もえは湯船の縁に腰掛けて、僕の頭にしがみついている。

ほんのりと赤くなったもえの足を眺め、そろそろ上がることにする。


---


お風呂上り。

客間のマーガレットさんは簡易寝台に寝かされていました。


おこさま組はパステルカラーのキャミにかぼぱんを装着し、既に就寝体制に。


女子組は買ったばかりの胸当てを装着し、ベッドの上でランジェリーショップでもらったカタログを見ながら大人の会談をしている。


姫さまたちの会話を子守唄がわりに、意識が遠のいていく。


---


真夜中。

ふと目を覚ますと窓際に人影が見える。

影は複数で、何か話しているようだが声は聞こえない。

こちらに気がついたのか、軽く会釈をするとすーっと姿が見えなくなった。

たぶん寝ぼけているのだろうと思い、近くに居たもえを抱えて寝なおした。


---


朝。


寝室の窓際のテーブルに謎の素材で作られたアンクルが2つ。

持ち主を聞いてもだれも知らないという。


夕べの人影のことをソネッタさんに伝えると、それはいけませんわとばかりに侵入防止罠(!)のチェックを始めた。

どれも作動した形跡は無く、ソネッタさんは首をかしげている。


腕輪はシルビアさんに渡して調査してもらうこととなったが、今は魔素プール調査の準備もあり、調べるのはすこし遅くなりそうだという。



今回は目つきのするどいメイドさんの活躍もすこし入っています。


迎賓館の寝室は怪奇現象の巣窟のようです。

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