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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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ばすとふぁーむ

しっぽは鬼門か!

しかし、意外な結末が!

いきなり始まったワイバーン式プロポーズ。


「ルールは?」


「わたくしが強いと認めれば勝ち。」

「男性側の逃亡は死、敗北は死」


「ずいぶんハードですね」


まさに死ぬがよい!状態。


「ですから、普通は尾には触らず普通に求婚をします」


なんという抜け道!


「その場合でも相手の強さは確かめます。あまりにも弱ければお断りするようです。私の母は惚れた弱みからか断らなかったようですが」


「エイトさんには例の件の調査に同行していただきますので、敗北しても大丈夫ですわ」


僕が負けるのが前提か。勇者の剣を強奪に繰るような子だから自信はあるんだろう。

そうするとさっきのマーガレットさんとの打ち合いは…。


「ただし、先ほどのように女性の胸を見ながら剣を振るうような、気の抜けたことをすれば本気で怒りますわよ?」


アイリスの打ち込みを適当に裁いていたのは見られてたのか。


ほんわかメイドソネッタさんが審判役になる。


「エイトさま、この試合が終わりましたら私のしっぽもさわっていただけません?」


何かの起爆装置ですか!


「それでは、両者かまえ!はじめ!」


「うりゃーーーーーーーーーーーー!」

テスラが切りかかって来る。


メガゴーレム戦を思い出し、剣の軌道を予測しながら。

あれ、体が動かない。


なんとかテスラの一撃をかわしたものの、そのまま意識が薄れる。


姫さまが僕のそばに居ない。姫さまと離れすぎて精霊の加護が弱まってしまったようだ。

アイリスを追いかけていってそのまま戻ってこないのか。


体内に魔力が満ちていてもエーテルの毒性は変わらない。


---


気がつくと真っ白い部屋に居た。


危ないときにお世話になる「境界の地」


「今回はおぬしのせいじゃの」


「預言書」が紅茶をすすりながらこちらを見ている。


「アイリスをいじりすぎた罰かー。いじりがいがあるからやりすぎたのは認めるよ。弟みたいだし」


「おぬしはおなごの扱いがてんでなっとらんの。やはりおおきいのがいいのか?」


「預言書」は自分の胸を寄せてあげようと苦戦している。


「肝に銘じます。あと大きさは関係ないです」


「そうか。あーそろそろ戻るのじゃ。「向こう」は大騒ぎになっておるぞ」


「忘れるところじゃった。おぬしの精霊はもうすぐ見つかるはずじゃ。ヒントはなしじゃが」


「おぬしのまわりを飛んでおるおしゃべりどもに釘をささんといかんのう。この次来たときはゆっくりしていくがよい。しばしさらばじゃ」


十六夜いざよいちゃんまたな!」


この前「預言書」の背中に描かれていた16th_BlackMoonから適当に思いついた名前を口にする。「預言書」は呼びにくい。


---


「十六夜か。なぜだかわからぬがなつかしい響きじゃ」


「預言書」は紅茶を飲み終えると本来の場所へと戻る。


「今日はもふもふはなしか。おっと、いかんいかん。あの感覚は癖になるからの」


---


目を開けると目の前が真っ白だった。

こ、これは低反発枕。


聴覚が戻ってくる。


「……なさい ……ん……い …ごめん……」


シルフィール姫の声だ。僕の顔に覆いかぶさっている。


初めて会ったときのような涙とはなみづまみれの顔だ。

三色団子精霊も申し訳なさそうな雰囲気だ。


「僕が悪いんだ。姫さまは悪くない」


姫さまのあたまをわしわしとなでる。


起き上がると、もえと双子、フィリーも不安そうにしているのでみんなのあたまをわしわしする。


事情を知らないアイリスやテスラにも精霊の加護の話をする。

姫さまはコアラのようにはりついたままだ。


その後、アイリスをなだめるのが一苦労だった。あんなに取り乱すとは思ってもいなかった。


アイリスは僕の腕をつかんで、自分のエクセレント山脈に押し当てて

「そんなにボクの胸を触りたいならちゃんと言ってくれよ!」

いやそうじゃないから!


さらしがほどけてしまった件は謝った。暴れん坊ローブの件は内密にしてもらうよう改めてお願いした。

同じ剣を振るう人としてマーガレットさんに相談をしたところ、騎士団で使っている防具の下につける胸当てがよさそうだという話になり、あとでサイズを測りに行くことになった。

バラの騎士団の皆さんの山脈をサポートするものだから間違いは無い。

さらしを外したアイリスの山脈を測ろうとしたマーガレットさんが打ちひしがれている。理由は伏せよう。

いやマーガレットさんも立派だと思う。比較対象さえ間違えなければ。


テスラとの再戦は魔素プールの調査後に決まった。

さすがに目の前でぶったおれた人間をいまから小突き回すのは性に合わないという。


罪滅ぼしということで、朝ご飯を食べてからアイリスの胸当てを選ぶため、騎士団ご用達の店へ行くことになった。


姫さまは僕のひざの上から動く気配が無く、二人羽織のようにして食事をする。

パンをちぎっては姫さまの口にいれ、自分も食べ。

これ以上姫さまに負担を掛けられない。「預言書」(十六夜ちゃん)のいうように精霊が見つかるといいけれど。

「口止めされているけど、たぶん数日の我慢だよ」と遊び人精霊の声が聞こえる。

口止めになってないよ!


---


やってきました。ご用達のお店。

どうみてもランジェリーショップです。本当に(ry


胸当てというから防具かと思ったのに、普通の下着屋だった。

紫色のバタフライが目に突き刺さりそう。


店内には騎士団の方が何人かいるようなので外で待とうと思ったら、アイリスに手を引かれた。


「ほら、手触りとかわからないからさ、気に入ったの選んでよ」


「僕が触る前提?」


それを聞いた姫さまがようやく復活した。


「勇者さま、私の胸当ても選んでください!いつもおそばに居るのですからあて心地がよいものを!」


どうしてこうなった。当てるの前提?


「お兄さん…」

「エイトさま!」

フィリーもほんわかメイドのソネッタさんも選んでほしいのですね。ソネッタさんは迫られても困らないように特におとなしいのを選びますよ。ええ。


---


こういったショップにありがちなものすごい濃い人が出てきたらどうしようかと思ったけど、普通の店員さんだった。


テスラは来るのを嫌がったのだけど、僕がお金を出すといって無理やりつれてきた。

あとで稼いで返すのだけど。彼女はどちらかというと尻あてがほしいんじゃないかな。殴られそうだけど。


「いらっしゃいませ!マーガレット隊長!いつもごひいきにしてくださいまして!」


「運動用の胸当てですね?それではこちらで採寸をいたします」


「お付き添いの方はこちらでおまちくださいませ。準備ができましたらお呼びいたします」


え、呼ばれるの?


おこさま組と僕は衝立裏にあるソファーで待つことに。


「「マスター、かってほしいー」ですー」

「もえも…」

めずらしくもえが自己主張している。いいことだ。


おこさま組はパステルカラーのキャミソールとかぼぱんを何点か買うことになりました。


その後。

平地から巨大山脈まで、いろいろと目の保養になりました。

結局喧嘩にならないよう、無難な綿の白い胸当てで統一していただきました。一応戦闘用ですし。


これ初級の魔獣討伐何回で返せるのかな。


---


ランジェリーショップは結局お昼近くまで掛かりました。女の子の買い物は長いです。

左に姫さま、右にアイリス。平地とエクセレント山脈に挟まれて屋台村に。

ちょうど居合わせたエテルナとリーナが合流。

エテルナは目ざといのか、アイリスの胸元に釘付けに。

「あれ?いつもはさらしだったよね?どうしたのそれ?」

しどろもどもろになるアイリス。知っていていじるエテルナもえげつない。

人のことは言えないが!


「さっきアイリスに迷惑をかけたからそのお詫びをしたんだ」


代わりに僕が答える。


「勇者さま、アイリスに下着をプレゼントするなんて!いまから育てようというんですか?これ以上大きくしたら邪魔ですよ!」


エテルナはアイリスの胸をつついている。


そこ鬼門だからやめて!


「だめだ!そこは勇者にしか触らせない!」


場が凍った。人ごみからすこし離れた場所でよかった。また変な二つ名がつくところだった。


バストファーマーとかやめて。


---


ほんわかメイドのソネッタさんが僕の耳元で


「お金はエイトさまのお体で私宛に支払っていただいても」


怖いのでやめておきます。


20m以上はなれると精霊の加護が薄くなるようです。

それにしても、まさか初ブラ選びにつき合わされるとは。

勇者はこの世界に何をしに来たのか謎です。


---


親戚の子供が遊びに来ていて部屋をしょっちゅう覗きにくるので

仕事を含めいろいろと進みません。

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