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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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星間決済システムでおとりよせ品を見繕う勇者

しばらく買取所の入口で騒ぐ男二人を警戒していたが、やがてあきらめたのか立ち去ったらしい。


この買取所は生体認証も行っているようで、出禁となった人間には扉を開かないよう出来ていると思われ、外回りをしてきたアヒルちゃんたちは普通に店内へと入ってきた。


「ぐえ」


今日もかなりの数の劣獣をたおしたらしく、以前アヒルちゃんのボディに取りつけた軍用のポーチから溢れるくらいの魔泉ませんを持ち帰った。


ポーチを外して買取機へと中身を流し込み、登録用のカードをかざして売却益を受取る。


おそらくかなりの額をため込んでいると思われるが、一体何に使うんだろう。


「ぐえい」


「村の復興に共通金貨を使いたい?」


森を無理やり開いて作られた畑などは人力で管理しているが、農機具などは圧倒的に不足しているという。という話をアヒルちゃんたちは聞き取りをして回ったと。


アヒルちゃんたちはおとりよせシステムでそういったものを買いたいというのだ。


「ロスミアさん、村の人に何が必要か聞いてもらえますか?」


僕も使い道のない共通金貨を村に出資しようとしたのだが、アヒルちゃんたちはそれは万が一の時の為に手を付けないでほしいと。


アヒルちゃん、本当に人間っぽくなったよな。


ここであのサイケ村長に尋ねてもろくなことにならない気がしたので村人へ直に尋ねてもらうようお願いを。


今すぐと言うわけではなく、一度要望をまとめてから必要なものを買いそろえることになった。


---


「ただいまもどり…もが」


VRゴーグルを取ると視界がなにかやわいもので覆われていた。


「殿!あちらの様子はどうでござった?」


膝枕担当がいつのまにかござる侍のイザベラに変わっていた。


彼女もまたとんでもない山脈の持ち主。


「ちょっとトラブルはあったけど、まぁ、大丈夫かな」


あちらでの僕の視界はモニタで共有されているのだが、膝枕担当者は僕を見るのに忙しかったらしい。


何が面白いんだろう…。


アヒルちゃん達がさびれた村の復興に協力するという話はうちの子たちにも伝わっている。


「勇者さま、おとりよせで買える物の一覧を作りましょう!」というので早速着手を。


前回、レジのシステムにアクセスした際にその時点でのおとりよせ一覧も取得している。


その数は100億を超えており、どこの物流システムかと。


殆どが宇宙船に関連した物や武器弾薬の類だが、カテゴリを絞っていくと農機具のコーナーが。


「惑星開拓用汎用人型重機…」


全高20mほどのごついロボが農機具として掲載されている。


お値段は…共通金貨50万枚か。無理だな。というか村で使うには規模が大きすぎる。


武装などが付けられない分、お安くなっているというが…。


ビームスコップが標準装備らしい。十分な武装なのでは?近接専門だけど。


そんなキワモノはおいといて…というか、キワモノばっかりなんですよね。


100tクラスのダンプとか10m四方くらいを一度に掘り起こせるパワーショベルとか。


もっと小さいものは無いのかとリストを絞り込んでいくとようやくそれらしいものが出てきた。


---


「共通金貨数枚でもけっこう買えるようですね」


鋤や鍬といったポピュラーな道具は1万円くらいから揃っている。


持ち手も謎の金属製ということもあり、ちょっとお高い感じが。


後は小型の耕運機が共通金貨1枚、多分10万円くらいだろうか。


それらを動かすエネルギーアタッチメント、充電装置などなどを加えるとトータルで共通金貨2枚ほどに。


なんとなく使えそうな物資をリストアップし、ロスミアさんの端末へと転送。


ちなみに購入資金はロスミアさんに預けてある。一時的に共通金貨で20枚ほどを。


アヒルちゃんたち、劣獣をどれだけたおしているんだろう。


各個体の視覚情報は共有されていない為、何をしているのかは後から確認するしかない。


「見回り用のドローンを1体付けようかな…」


後は村の外から来る狩人の対策も。


彼らもこの星の安全を確保するための重要な人材なのだが、自分たちが特別な存在だと思い込んでいるメンツもいるらしく、先程のような二人組を生み出す結果となった。


狩人をまとめる組織が存在すれば話は変わってくるのだろうが、あいにくとあちらの星には星を束ねる組織すらなく、村以上のグループが存在しない。


さすがに内政干渉するわけにも行かず…。今からそういった組織を立ち上げても反発をくらうだけだろうし。


なにより村と村の間を通る道が全く整備されておらず、手ぶらでの移動が最適解というありさま。


村は買取所を中心にして活動しており、どこの村でも同じものが手に入る為、交易といったものは必要なく、移動するのは狩場を探す狩人くらい。


人口も買取所に売れる魔泉の数によって上限が決まるようで積極的に人を増やすようなこともしていない様子。


村の畑がもうすこし潤えば人も増やせるかもしれない。というのが今回のアヒルちゃんたちの行動理由だ。


ロスミアさんからリストを受け取ったという連絡をもらい、ひとまず日の出荘を離れてお屋敷に戻ることに。


「わがつがいよ、あちらへはいつ…」


キクヒメさんに境界の地に行くのはあと2ニールほど後だと伝える。


まだお夕食も済ませてないし、こちらでもお風呂に入る必要が。

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