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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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お屋敷に自販機を設置する勇者

ツハイダさん達に連絡用の羊羹を渡すことに。


さいせいくんRXの下準備をした後、ミラさんにお渡ししなくてはならない。


当初は送付で完結させることも考えたが、初見であれを使いこなすのは無理があると思う。


まずは最新の会報だけが表示される状態で固定、会合を開く際に僕が同席して使用方法を説明するという方向に落ち着きそうだ。


何なら会報で会合の日程を知らせても良いだろう。


参加者は「はい」「いいえ」を選べるようにして、会場は適当に…。


「おおえだちゃんのおうち」なら遠慮なく使ってくださって構いませんので。


ちょっとだけ使用料金頂きますけど。三千円くらいかな。


それでないと他の貴族に示しが付きませんので。


ひとまず「おおえだちゃんのおうち」を後にして、お屋敷に戻ることにした。


---


ビットレーラをお屋敷の前に横付けし、手早くキューブ化を行う。


自販機はアヒルちゃんのインベントリに収納済みだ。


後はお酒以外の自販機をお屋敷の廊下に設置するだけ。


はたしてサブリアクターは無事に生えてくるのでしょうか。


そういえば王城に設置する自販機はどうなるんだろう…。


「勇者さま!ひめゆぶの会報ですが、ちょっとご相談に乗っていただけませんか?」


姫さまがさいせいくんRXを持って僕のところへ。


「ちきゅーではドージンシという会報に似たものを作っていると…」


どこ情報ですか?ネットで調べた?二次創作とは何ぞや?


「それはオパール王妃にも話を通したほうが良さそうですね…」


「おかあさまでしたら先程こちらに」


食堂は飾り付けの真っ最中とのことで、リビングで話をすることになった。


「その前に自販機を出しておきます」


「サブロー、忘れないでほしいにゃ」


「姫さまの話の後に…」


---


やたらと長い廊下のはじっこに設置されることになった自販機三台。


まずはコンビニ自販機を取り出し、床に据え付ける。


本来ならアンカーを打つところだが、この自販機は謎のテクノロジーでもって床に吸着し、決して倒れることはない。


元々「おおえだちゃんのおうち」の何処に出しても問題なく据え付け可能となるギミックだが、お屋敷でも問題なく作動しているようだ。


続けてソフトドリンク、ドレッシングの自販機を。


『ベンダーシステム初期化開始…パワーソース確認。ベンダー稼働開始します』


「な、なんにゃ!」


床下に突然魔力の高まりを感じ、それはすぐに落ち着いた。


自販機に照明が灯り、商品が補充されていく。


「無事にサブリアクターも生えたようですね」


エーテルを燃料としたほぼ無限に稼働するパワーソース。


その小型版がお屋敷の地下に生成され、自販機のエネルギーをまかなう。


たぶん逸般の誤家庭に供給するには十二分な出力を持っているだろう。


照明用魔導具類もオートチャージに改造できるが、これをやるとメイドさんの仕事を奪いかねないので自粛。


「とりあえずテスト販売してみますか」


一応全て0円に設定してあり、誰でも買えるようにしてある。


せっかくなのでリビングでの話し合い用にドリンクをいくつかとスナック類を少々購入。


「おまたせしました。ではリビングへ…」


僕はもちろん緑色のアレを買った。ド〇ペはこの次に。


---


「それで同人誌を出すという話ですが…」


「ひめゆぶにもBLブレイブリスティングのようなカップリングが必要だと思うのです」


なんか話が飛躍してる。


「姫さま、もしかして地球の同人誌を?」


さいせいくんRXの画面に何やらそれっぽいモノが映っている。


「はい。ぜんねんれいというものなら買っても良いとシースさん達からお聞きしまして」


どうやって決済したんだろう。誰のカード?


「「しゃちょうからかーどをあずかりましたなの」です」


すまほーちゃんに表示されたのはなんか黒くて禍々しい色合いのカードですね。僕聞いてないんですが。


そんなVIPめいたカードを双子の裁量で使わせるのはどうかと思い、即座に社長へ直電。


『わしじゃ。こんな時間に珍しい』


「すいません。双子にカードを預けられた件で」


『あれはヘルメットダイブシステムの報酬として渡したもので何に使ってもらってもかまわない。益田には伝えてなかったか?』


「初耳ですね…」


『それはすまなかった。何か問題が』


「デジタル版の同人誌を購入したようで、お金の出どころを聞いたら社長だと」


『どうじんし?ああ、アリスも持っているうすいほんというやつだな。問題ないぞ』


孫の個人情報が駄々洩れですよ。


「これ、限度額聞くのが怖いんですけど…」


『どこかの会社を買収するなら先に言ってくれ。わしがなんとかしよう』


話が飛躍しすぎだ。どうして僕の周りにはこういう人しかいないんだ。


とりあえず社長との通話を切り、双子には無駄遣いしないように。


「「あのげーむのかきんはつきごせんえんまでなの」です」


今まで無課金を貫いていたようだが、以前福袋を購入して味を占めたのか。


というか、双子の爆運はガチャの概念破壊してるからなぁ。


ピックアップは初回で出るし…。


同人誌の話に戻ることにした。

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