『再会』
最初に言わせてください。更新めちゃくちゃ遅れて申し訳ありません。
引っ越しとか就職とかあーだこーだありまして、執筆環境が整うまで時間が掛かってしまいました。
楽しみにしてくださった読者の方々に、深くお詫び申し上げます。
レイン・ドゥクスアが討伐されると、港町アクリナの食堂では祝勝会が開かれていた。
主役は、私とティアレちゃん。会長さんは賑やかな場所が嫌いらしく、お酒を1杯だけ飲んで家に帰ってしまった。
店長さんの好意で、2人の食事代は無料。他のお客さんは半額である。食事代が安くなったことで、食堂は満席状態。椅子に座れなかったお客さんたちは立ち食いしている。飲酒対決したり、大食い対決したり、注文が鳴りやまずに店員さんは大忙しである。
「店員さん!! オムライスおかわり!!」
「妾もじゃ!! カレーライスをおかわりじゃ!!」
おかわり宣言をする私とティアレちゃん。
私達のテーブルには20枚近くもの皿が積み上げられており、地震でも起きてしまえば即崩壊だろう。
「2人とも、身体のどこにそれだけの量が入るんだ?」
おかわりを待っていると、オムライスとカレーライスを運んできた男性店員に声を掛けられた。
「レイン・ドゥクスアとの戦いで、たくさんのエネルギーを使ったからね。どれだけ食べてもお腹いっぱいにならないよ」
「うむうむ」
「そ、そうか……」
私達の言葉に――
男性店員が目を丸くし、積み上げられた食器の一部を厨房に運ぼうとしたときである。
「ぶはっ!!」
突然、ティアレちゃんが飲んでいた水を吹き出した。
ゲホゲホと激しく咳き込んでおり、店内にいるお客さんたちが心配そうに見てくる。
「どうしたの……?」
「どうやら、お迎えが来たようじゃ」
口元を拭うと、食堂のドアを指差すティアレちゃん。
「お迎え?」
「今に分かる。ドアが開くぞ」
数秒後――
ティアレちゃんの予言通り、ゆっくりと食堂のドアが開いた。
――そして。
食堂に姿を現したのは、銀髪の少女。
少女の圧倒的な存在感で、ワイワイと賑やかだった食堂が静まり返る。
「カレン!!」
「アメル!!」
少女の姿が見えると同時、私は駆けだしていた。お客さんたちを押し退け、少女――カレンに抱きつく。
「カレン!! カレン!! カレン!!」
「あはは、そんなに思いっきり抱き着かれると苦しいよ。それにほら人の目もあるし」
「私は気にしないよ」
「私は気にするからね……それよりも、アメルが無事でよかった。1人でレイン・ドゥクスアの討伐に行ったっていうから……どこも怪我とかしてないよね」
「うん、2回くらい死にかけたけど、ティアレちゃんが守ってくれたから掠り傷1つ無いよ」
カレンから離れると、カウンター席にいるティアレちゃんを指差した。
「ティアレ……?」
「うん、ルヴィエラさんに頼まれて、カレンを捜しに来たんだって」
「ルヴィエラ……!?」
ルヴィエラさんの名前を出した瞬間、カレンの雰囲気が変わる。
「久しぶりじゃのう、カレンよ」
「ティア――」
「まてまて、敵対するつもりはない。貴様を殺すつもりなら、竜界総出で攻め込んでおるわ。とにかく座れ、大事な話がある」
話が始まる前から「殺す」とか聞こえてきたけど、大丈夫なのだろうか。カレンも怖い顔しているし、もしかして、2人を会わせたらいけなかったのかな。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!
みなさんに楽しんでいただけることが、執筆活動の原動力になっております!!
これからもよろしくお願いします!!




