第7話 216話終了時点
(作者からのお知らせ)
このお話は、拙作「ごーれむ君の旅路」に出てくるキャラクターさん達が「中の人」として楽屋裏での世間話・与太話風に「ごーれむ君の旅路」について語るお話です。
内輪ネタや本編のネタばらしもありますので、先に本編をご笑読ください。
◆216話収録後◆
ごーれむ君 「お疲れ様でーす。本日のゲストは、第4大隊長のマーエンバーさんと、副官のクスネン中佐のお2人です。」
マーエンバー 「よろしくです。」
クスネン 「よろしくです。」
ごーれむ君 「マーエンバーさんは、4人の大隊長の中では一番若いのですね、」
マーエンバー 「はい、19歳になります。」
ごーれむ君 「エライ若い大隊長ですが、いわゆる家柄抜擢、というものなんですか?」
マーエンバー 「まぁ、そうゆう面があるのは事実ですね。(苦笑)」
クスネン中佐 「なにを仰いますか(怒)。大隊長は実力で大隊長になったのですぞ。確かに、家柄は滅法良い家系の生まれですが。」
ごーれむ君 「そのあたりの事情を、改めて教えていただけませんか?」
クスネン 「そもそもマーエンバー様は、ヘトネン子爵家の3男としてお生まれになりました。血筋だけならアラドンの街代官のマッティ子爵様とタメを張れるくらい名家の生まれですな。」
マーエンバー 「ヘトネン子爵家は、公爵様の派閥の中ではいわゆる総合建設業的なポジションなんですよ。」
クスネン 「マーエンバー様は幼少のころからヘトネン子爵様やお兄様たちと一緒に、各地の現場で修業を積まれていたのです。」
マーエンバー 「5歳か、6歳くらいのときからかなぁ、現場に出ていたのは。」
ごーれむ君 「そんな子どものときから現場に出てたんですか?」
マーエンバー 「日本でも、古典芸能の家に生まれた子は、小学生くらいで舞台にでるでしょう? 同じですよ。」
クスネン 「建設土木の世界は、理論と実践。現場から学ぶことも多いですしな。」
マーエンバー 「昼は現場、夜は座学と、結構スパルタでしたね。実家は。」
ごーれむ君 「それで、開拓最前線のアラドンの街に来た、と。」
マーエンバー 「そうですね。色々あって、ジウ士爵家の当主になって、アラドン駐留軍兵団第4大隊の大隊長を拝命しました。第2話の5年ほど前、僕が14歳の年ですね。」
ごーれむ君 「普段は良い子モードなのに、会議ではヤンキーモードでキレまくってますね。」
マーエンバー 「若気の至りでお恥ずかしい。仕事柄、ヘトネン家の家系は現場大好き人間が多くて、会議でウダウダすんの性に合わないンですよ。」
クスネン 「単身魔物と戦っている時でも良い子モードなのに、会議が煮詰まるとすぐヤンキーモードになるんですよ、ウチの若は。お館様もそうなんですが。」
ごーれむ君 「でも会議そのものにはちゃんと参加してますね。」
マーエンバー 「イイ仕事をするためには、情報の共有と意見のすり合わせは不可欠ですから。現場が好きだからと言って会議を疎かにしたら、現場は回りませんよ。」
クスネン 「ほう・れん・そうはどこの、どんな現場であっても重要ですな。」
ごーれむ君 「なんか深いですね。ありがとうございました。」
マーエンバー、クスネン 「ありがとうございました。」
(つづく)
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