表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第2幕 3章修行編〜1ヶ月目〜
54/503

実里、カルナクとガイアランに向かう

ガイアランでは切り裂き魔事件の2回目の被害者が出たことがわかり、また1回目のようにダーラス、アルダス、イナハルは王の間に集まっていた。


「また切り裂き魔が出たって?ていうかなんでそんな嫌な情報がすぐ入るんだ?」


アルダスは不思議そうにイナハル、ダーラスの方を向いて言った。


「親御さんから連絡があって、商店街の方へ調査に行ったら、その子の落し物があってそれを親御さんに見せると、その子供が常に身につけていたものということでまた切り裂き魔だとわかった。」


とイナハルはアルダスに説明した


「でも切り裂き魔が一度商店街で現れたからといって、切り裂き魔がやったと確定したわけではないじゃないか」


アルダスはイナハルに言った。イナハルは


「やけにお前切り裂き魔の肩を持つけど心当たりでもあるのか?」


とアルダスに聞いた。


「いや全然。確実性もないのに騒ぎ立ててまた城民を不安がらせるのもダメだしな。また調査して前と同じ状態でその子供が発見された場合はこの件について対処しよう。とりあえずまた私が調査してくるから城民が不安がっていたらイナハル、落ち着かせるの頼むぞ」


そう言ってアルダスは復興された商店街の方へ向かった。王の間に残ったイナハル、ダーラス、ガイアラン王はアルダスが商店街に行ったあと切り裂き魔の対策をしていた。


「アルダスはああ言っていたがもう二度も起こってるんだ。切り裂き魔で確定だろう。場所も場所だし、どう対策しよう」


イナハルは悩んでいた。切り裂き魔をおびき寄せて倒す対策が二度だけではわからないからである。

そこでダーラスは言った。


「共通点はキラキラしたもの身につけている事と女性であることか、、、、どうするイナハル?」


とイナハルに言った時、イナハルは閃いたかのように王に進言した。


「王よ。私から提案があります。ダーラスを囮に使うのはどうでしょうか?」


とイナハルが王に相談した結果、王は激怒した。


「ならぬ‼︎ダーラスは知将だぞ。討伐に出すのは構わないが囮として扱うのはダメだ」


とイナハルに言った。

話は振り出しに戻り3人は頭を抱えてどうしようかと悩んでいた。




その頃、一度報告の為にレジスタンスの本拠地の島に戻ったカルナクは弓道寺のところにガイアランでのことを報告しに行った。


「ガイアランでは商店街が炎上する事件が起きて今は我々に出せる依頼は無いようです」


と弓道寺に報告した。


「そうか。そういう事なら本当に今後のことを考えなければいけないな」


と弓道寺は頭を抱えていた。カルナクはそこでガイアラン王に言われた事を弓道寺に相談した。


「ガイアラン王から皇国のギルドに入り、クエストクリアの報酬をこちらに送るという方向性なら大丈夫そうです。ただしばらくガイアランに留まらなければいけないのですがどうしますか?」


と弓道寺に聞いた。弓道寺は仕方ないかといった表情で


「わかった。背に腹は変えられん。それで行こう。あとカルナク、君にお願いがある」


と弓道寺はいい続けてカルナクにこう言った。


「種賀谷実里も連れて行け」

お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ