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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第二幕 15章 魔王決戦編
502/503

異世界で目立ちたい! 2

 実里は理人を連れ、王の間に着くと実里はドアをトントンと殴る。


「み、実里様。おやめください!ドアが壊れてしまいます!」


「こんぐらい大丈夫よー。あ!後王様に鏡理人が謁見を求めてるって言っといてー」


「英雄理人様が?分かりました迅速に対処致します」


「せ、先輩。いくら俺が目立ちたがり屋だとしてもそんな目立ち方は嫌だからやめてくれー」


 騎士はガイに謁見があると王の間に入り伝える。

 待つこと数分、騎士が理人たちのもとに戻ってきて、敬礼し


「お二人とも!王がお待ちです。中にお入りください!」


 騎士に言われて、理人と実里は王の間に入る。

 するとすでに2人の人物がガイと謁見していた。


「おや。先客がいるみたいだよ後輩」


「いや先客だけど見たことあるような・・・」


 ガイ王の座る玉座にまで近づくと、王に謁見する2人の正体がわかる。


「あっ」


「あっ、理人君」


 先にガイに謁見しているのは柳とチリンだった。


「私もいるわよー。チリン」


「実里先輩も!2人してどうしたの?」


「いやー、まぁ俺の用は・・・」


 理人は頭をかいて照れ臭そうにする。


「後輩はあなたに用があるんだって〜。ガイには用はないわよ〜。あなたの居場所きこうとしただけだから」


「そ、そんな。私は理人に久々に会うというのに・・・」


 ガイは実里に言われしょぼんと落ち込むが、理人はチリンを見ていたためガイの表情に気づかない。


「私に用・・・。わかったわ。柳、もう理人君を私に近づけないようにするのはいいから。後話は後で聞くから。旧ガイアラン商店街で会いましょう」


 チリンは理人に言うと、理人は王の間から出て行く。


「王の間にチリンがいてよかったわね〜。それじゃ後は若い2人で。私はつとめにもどるから。またようがあればよんでね」


 実里は王の間を出ると城の稽古場に戻り、理人は旧ガイアラン商店街に向かいチリンを待つことにした。




 理人はチリンに言われたとおりに旧ガイアラン商店街にてチリンをひたすら待つ。

 すると数時間後チリンが旧商店街、もと働いていた場所に来る。


「やっぱりここであってたか。チリン」


「えぇ。ごめんね。何年もの間理人君を避けたりして。あなたに合わせる顔がないから柳に頼んで理人君がきたら追い払うように頼んだの。でもわたしにも目標が出来たから。しばらくお別れだからその最後の挨拶をしようと思って」


 チリンは一度深呼吸し、理人に告げる。


「私、柳と一緒にアワルディア帝国に戻って帝国をたてなおすわ」

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