アムライ、ガイと理人の強さを見る
バウラムの突然のチーム戦の延長により、決戦は三ヶ月後となった。それを聞いてから次の日ガイと理人はアルムの屋敷に呼ばれていた。
「アルダスはお前らの実力を知っているからいいかもしれないが、わたしはお前らの実力が分からないからな。とりあえず二人で今ここで手合わせしてもらう」
アムライはガイと理人に言った。二人はそれを聞いて
「わかりました」
アルムの屋敷の武道場に向かった。
「そういえば俺はまだちゃんとした鏡の実力見た事なかったな。前のスライム狩りの時はスライムが苦手だからと言って逃げてばかりだったし、こんな機会でもないとお前の実力見れないだろうし全力でこいよ。俺も全力で行くからな」
ガイは理人に言うと理人は期待をさせないようにガイに言う。
「期待されても俺はそんなに強くないぞ」
それぞれ間合いを取り、武器を構え始めた。そこでアムライが
「待て待て待て。家を血まみれにする気か。武器は使わず素手でやってくれ。その方がうごきもよくみれるしな」
アムライは二人に言って武器を降ろさせた。
試合開始のあいずを取る前に、アルダスはアムライに寄り、アムライに説明する。
「親父、多分ガイの圧勝で終わると俺は思うけどいいのか?まだ素手ならあいつも少しはできるかもしれないけど」
アムライにアルダスは言うと、アムライはアルダスにこう言い返す。
「ただ基礎体力を見るだけだから大丈夫さ。それにこの二人でやらせればまた新しい改善点が見えるかもしれない。とりあえずやらせてみてからだ。あまりに酷いようなら私がバウラムに言って当日違う者に来てもらうさ」
アムライはアルダスにいうと、アルダスは納得し、もといた場所に戻る。
理人とガイは試合開始の合図を待っていたのでアムライに聞く。
「おーい。そろそろ始めていいか?」
「すまんすまん。今開始の合図をとるからまってくれい」
アムライはガイと理人の代替真ん中らへんまでより、試合開始の合図を始める。
「これからガイと鏡理人の簡単な試合を行う。では始め‼︎」
アムライが合図を出すと試合は始まった。
試合が始まりまず動いたのはガイだった。ガイは理人の間合いまで詰めると理人の腹めがけてパンチを放った。
反応が少し遅れたがそれを理人は腕を腹の前にクロスさせて受け止めた。だが思いっきりガイはパンチしたため理人は少し吹き飛ぶ。
クロスした腕の部分が赤くなり、理人は次の攻撃に出るのが遅れた。
(ガイのやつこんなにパンチつえーのかよ。腕がまだヒリヒリするぜ)
理人が考えているうちにガイはもう目の前まで迫っていた。
「ほらほら鏡どうした!こんなんじゃスライムよりも劣ってる気がするぜ!」
ガイは理人に言いながら、パンチを連打していた。攻撃状態に移れない理人はその連打をさっき受け止めた腕をクロスさせた状態でガードしているしかなかった。こんな防戦一方の試合じゃ何も分からないと思ったのかアムライは
「そこまで!そこまででいい。ガイ、君は特攻にたけているが後先考えずに攻めすぎだ。もっと強いやつと戦うとそんなんじゃ通用しないぞ。色々アルダスに教えてもらいなさい」
アムライはガイに言い、ガイは感謝を表すように
「わかりました。見ていただきありがとうございます」
アムライにお礼を言った。そしてアムライは理人には
「鏡くん、君は問題外だ。これじゃただの数だけ要員にされてしまうから辞退しなさい」
アムライは理人に言う。
試合で理人が相当酷かったのかアムライには理人は悪い方ですが目立たず、早くもチーム戦のメンバーが崩れようとしていた。
よろしくお願いします