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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第2幕 2章 商店街炎上編
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アルダスの説教、ガイの決意

アルダスにヘビガメ戦があまりにひどすぎた為理人は説教されていた。


「怒るなら早めにしてくださいよ。僕にも用事があるので」


理人がそう言った時、アルダスはカチンときて理人をどなりつけた。


「貴様!心配してやれば図にのるなよ!本当なら貴様となんか話したくないんだよ!だがなお前はバウラム戦に入ってるんだから多少は相手しなけりゃならんと思ってんだ。だからそんな態度をとるんじゃないよ!」


怒鳴りつけられた理人は少し黙ってアルダスの話を聞いていた。理人はヘビガメ戦で考えてばかりであまり戦わなかったことに少し後悔していた。


「すいません。少しイラついていたみたいです。あなたの話をちゃんと聞きますが俺にも用事があるので、できれば早くしていただけると嬉しいのですがダメですか?」


と言い直した。


「私も時間がないのは一緒だ。まぁいい。貴様が態度を直しただけまだいいか。とりあえず貴様を鍛えてくれる人は見つけたのか?私はガイだけで本当にきついから他の人には頼めたのか?」


とアルダスは聞き、理人は


「すいません。まだ探し中です。」


と言った。するとアルダスは


「わかった。もう親父に言っとくから明日アルムの屋敷によれ、そして貴様は戦い中に実力もないのに戦術を考えるのはやめろ。それは少しぐらい実力がついてからやることだ。今の弱いままじゃもし考えたことを実行しても多分うまくいかないぞ。だから貴様は実力をとりあえず身につけろ。親父はアルム一族での最強クラスだから普通は鍛えてはくれないだろうがバウラム戦が関わっているとなれば多分鍛えてくれるだろう。ついでに態度も習ってこいアホゥ。では私は復興作業に戻るから明日に向けて早く休めよ。」


理人にそれだけ言うとアルダスは復興作業に戻り、理人はチリンとの約束があるがまだ時間はあるなと勝手に思いつつ街の復興作業を手伝いに行った。




その頃ガイは、ヘビガメ戦で全く役に立てず、その前のアルダスに軽くあしらわれた件のことで悩んでいた。


「明日からアルダス殿にガチで鍛えてもらうしかあるまい。こんなに私が弱いとは思わなかった。ギルドに登録してそこそこやっていけるなと思うほど家で鍛えていたのにやはりダメなんだな」


ガイは今回のことで自分はかなり実力不足でこのままではバウラム戦でも足を引っ張ると思い、アルダスに鍛えてもらい強くなることを決意した。

そのためにガイはアルダスに明日からよろしくお願いしますを言いに商店街へ向かった。




復興作業中の商店街についたガイはアルダスを探し、見つけた瞬間アルダスのもとに駆け寄った。アルダスもガイに話があるようにガイのもとを向いて話し始めた。


「ガイ。君は多分戦闘センスは高いがちょっと荒れ過ぎだ。まずそこをどうにかする。後お前は鏡よりは実力があるんだから少し後のことを考えてから攻撃しろ。君のは直線的すぎる。せっかくのセンスが台無しだ」


とガイにも説教とアドバイスを言い始めた。


「いえ。1から私を鍛え直してください。センス云々は関係なしでお願いします。」


ガイはアルダスの説教を遮り頭を下げて頼んだ。


「わかった。ならば1から鍛え直そう。私の1から鍛え直すはきついぞ。それでも耐えられるか?」


とアルダスが言った時、ガイは


「ぜひご指導ご鞭撻をよろしくお願いします!アルダス師匠」


と喜びながら言った。

こうして理人はアルム一族当主に鍛えてもらうこと、ガイはアルダスに1から鍛えてもらち強くなることを決意したのだった。

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