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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第二章 11章 ガイアラン対戦・序
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1戦目終わり

イナハルは自分の網が破壊されたことにより、驚きを隠せず、次のタルムの攻撃の反応に遅れる。


「何を驚くイナ爺。そんなに鉄の網を破壊されたのが驚きか?」


「く、わしの現在の技で最高の硬さを誇る鉄網を破壊するとは・・・」


「まぁイナ爺、相手が悪かったな。そら、隙だらけだぞ」


破壊されたの鉄網の方を見ていたイナハルはタルムの言葉で正面を見るが時はすでに遅く。


「ショッ!」


イナハルの腹部に蹴りを放つ。


「ぐっふ!」


と血を吐いてその場に立ち尽くす。

その場で倒れるかと思われたイナハルだがニヤリとその場で笑う。


「何がおかしくて笑うイナ爺。とうとう本気で頭がいかれたか?」


「いんや。わざわざ腹に打ち込んでくれるなんて思わなくてね。顔を蹴ればタルム、お前勝てたのかもしれないのによ」


「何を行ってるんだイナ爺?本当に行かれたのか?あっしの蹴りが貴様にクリーンヒット・・・うん?」


タルムは蹴りを入れた足をイナハルの腹部から離そうとするが足がくっついたようにはなれない。


「な、なんだこれは!」


「そんな隙だらけに見えたか。よかったよ。わし、芸には自信がないからな。バレたらと思うとヒヤヒヤもんだったんだよ」


「な、なんで足が離れない!イナ爺!貴様何をした!」


イナハルは笑いながら言う。


「わしは腹にこれを最初から仕込んでおいたのよ」


イナハルは次の瞬間にタルムに技を放つ。


「アミ・ネンチャク!」


「が!」


身動きの取れないタルムはイナハルの攻撃をくらい、地面に這いつくばる。


「今放った技を腹に仕込んでおいたのだよ。おかげでこの服はもうきれぬよ。まぁ元々いらない服だったからよかったがな」


「く、あっしが甘かったのか。さっき顔に蹴りを入れていれば・・・」


「そうだな。わしの顔に蹴りを入れていれば勝てたな。隙だらけなのは本当だったからな。わしは実際鉄網は破壊されるとは思わなんだからな」


イナハルは地面に這いつくばるタルムのもとまでより、足を顔の上におく。


「さて、タルム君降参するかい?」


「誰が降参するかと言いたいところだがこの状態で言ってもあれだからな。仕方ない、今回はあっしの負けだ」


タルムは負けを認め、1戦目の勝者はイナハルとなる。

イナハルはタルムの拘束を時、2人は各々の陣営に戻る。


「すまないリーダー。あっし負けちまった」


「なーに大丈夫さ。まだ一回負けただけ。次に勝てばいいさ。まぁ落ち込むなよタルム」


パンパンと背中を軽く叩いてタルムを励ましたガスタ。

ガイアラン陣営は・・・

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