表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第二章 11章 ガイアラン対戦・序
261/503

アワリオとダーランマ

研究室の奥部屋でカスマがバウラムを自分の部下にしている間、奥部屋から出たダーランマはアワリオと今後の相談をしていた。


「さて、バウラムはカスマ様に任せるとして私たちは今後の話をしよう」


ダーランマはアワリオに言い、アワリオは


「今後の話とはなんの今後の話をするんですかダーランマ様。この帝国についての未来のことでも喋るんですか?」


「いや違う。私は近々ガイアラン皇国を攻めおとそうと考えている」


ダーランマはガイアラン皇国を攻めることについてアワリオに相談する。


「ほう。今更ですねわりと」


「確かに今更かもしれぬが時期的に良いのだよ。アワルディア帝国の女王としてまつりあげるやつは用意できたし。もう攻めるにはちょうどいい時期だと思うんだがもう1人、そこのカプセルに入って治療されてる奴」


ダーランマは治療カプセルを指差す。アワリオの研究室には治療カプセルが3つあり、一番左にプルプレ、真ん中にガイリ、そしてガイリの隣には前の柳との戦いで負傷したベルナがカプセルに入っていた。


「こいつの治療はまだなのかよアワリオ」


「確かにこいつの治療は完了していますが出せばどうなるかわからなかったのであえてだしていませんでした」


なぜそんなことを思うとダーランマは不思議に思うが、アワリオの理由を聞いて納得する。


「目覚めたときベルナのままならいいですがもしもですよ?万が一にでも氷の魔王7将が目覚めたとなれば我々には対処できませぬから」


「なるほど。そういうことか」


「そういうことです。まぁ今はダーランマ様がいらっしゃいますからカプセルから出しても平気ですが」


「ならばベルナをカプセルから出せ。何かあれば私が対処しよう。アワリオ、ベルナをカプセルから出してもし何かアクシデントを起こしてきたりしたら私はすぐに魔法を唱えて奴を帝国外に出し、私とやつで戦う。わかったな?」


「分かりました。ではカプセルからベルナを出します!」


バシャン!

アワリオはカプセルの液体を抜くボタンを押した後カプセルのハッチを開けて、ベルナは仰向けにバタンと倒れる。


「さぁてどう出るかな・・・」


ダーランマは倒れているベルナの様子を見る。少し時間が経ってからゆっくりとベルナは起き上がる。


「こ、ここは?私は確か柳に倒されて」


「ここは私の研究所だ。お前が負けた後、私はお前をここに連れてきてお前を治療カプセルに放り込んで置いてやったんだ」


「そ、うなんですか。わざわざすまんなアワリオ」


アワリオは目覚めたベルナに状況を説明する。

心なしか2人は安心していた。


「ベルナ。貴様はまだあの能力は使えるか」


ダーランマはベルナに近づき言う。


「あの能力とは?」


「私がお前に与えた薬を飲んで得た能力だよ」


「それってもしかしてこれのことですか?」


ベルナはダーランマに近づきダーランマの腹部に手を当てると、次第にダーランマの様子がおかしくなっていた。


「ダーランマ様!どうなされましたか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ