バウラムの肉体
「カァァァァァァァ!」
バウラムはカスマのもとまで移動する。
「燃えろ」
パチッ!
カスマは指で音を鳴らし、音がなるとカスマの体に火がつく。
「カァァァァァァァ!?」
バウラムは突然自分の身体が燃えていて驚く。
「驚いているのか?そんな暇はないぞ、そら。早く消化しないと死ぬぞ」
カスマが忠告をするが普通身体が燃えてる時点で生きている人間は身体が燃えているのに気づけば火を消す作業に入るがバウラムは全く消化活動に入らない。
「可笑しいな。貴様は確かしたいでも行きているんだろう?なぜそんなつまらないことをする?」
バウラムは口を開いて言葉を発する。
「オ、オレ、ハ、アイツ、ダー、ラン、マ二、フク、シュウ、シタイ、ダケ。ダガデ、キナ、イナラ、キ、サマ、二、コロ、シテ、モラ、ウ」
「なんだ一応言葉は喋れるのか」
「アア。オレ、ハ、アイツ、ラ、ノマ、エデハ、ノウナ、シ。ツ、マリ、シャベ、レ、ナイヨ、ウニ、シテ、イル」
「ほう。しかし復讐ができなければなぜ殺されるんだ?そんな簡単に諦めきれるものなのかお前の復讐心は?」
「ソン、ナ、ワケナ、イダロ、ウ。オレダ、ッテ、アイツ、ダーラ、ンマ、ヲコロ、シタイ、サ。ダガ、コノママ、ジャ、オレハ、マタ、コロ、サレテ、イキカエ、ラサレ、ルノガ、オチ。ナラバ、オマエニ、カンゼンニ、モヤシ、て、モラエバ」
バウラムはまた殺されて何度も生き返らされて利用されるくらいなら完全に消滅したいと願っていた。
「なるほど、それで今まさに燃えているのに普通に喋っているのか」
「アア。ダ、カラモ、ット、カリョ、クヲ、アゲテ・・・」
「いや、死ぬことは許さん」
パチッ!
カスマが指で音を鳴らすとバウラムの身体の火が消える。
「ナ、ナゼ」
「お前は我が生かす。我に従え」
「イ、イヤダ。オマエニ、ツカエ、タラ、ダーラ、ンマ二、ツカエ、ルトイ、ウコト、デハナ、イノ、カ?」
バウラムはカスマに聞くが、カスマは首を横に振り
「いや、お前には我の手下となってもらう。ダーランマの部下ではなく我の部下。だからダーランマの命令などは聞かなくていい。これでどうだ?」
「・・・キカ、セロ。ナゼ、オレ、ヲ、イカス?」
バウラムはなぜカスマが簡単に殺せるであろう自分をなぜ殺さないからカスマに尋ねる。
「それは貴様が気に入ったからだよ。潔い男は嫌いではないしな。それに部下ならいつでもチャンスがあればやつを狙えるぞ」
「・・・ソレ、ガ、オレニ、タイスル、メリッ、トカ?」
「そうだ。いざとなればこのオレを後ろ盾にするといい。この魔王将が1人、炎魔王将カスマ様にな」
バウラムは魔王将の1人と聞いた時、俺はどこまで厄介な奴に関わるんだと頭の中で思っていた。