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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第二章 11章 ガイアラン対戦・序
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ダーランマとアワリオの計画

カスマたちをゲートの魔法で帝国外まで行かせた後、ダーランマはアワリオの研究所を訪れていた。


「よう久々だなアワリオ」


ダーランマは研究所でカプセルを見ていたアワリオに声をかける。


「これはこれはダーランマ様。お久しぶりです。この前は申し訳ありませを変な奴をよこしてしまって」


「変なやつ?」


ダーランマは帝王の間に現れる人が多いため特定の者以外、アワルディア帝国に役立つ人以外はすぐに忘れるようにしていた。

テムルナに関しては覚えていたがこの時はテムルナと知らず、


「変なやつとは誰だ?たまに帝王の間に頭のおかしい奴が来るからわからないのだが」


「え?テムルナのことを言ってたのにそんな奴来るんですか?」


アワリオは驚きのあまりダーランマに聞く。


「最近この帝国はだいぶ力がついて来たからな。むらがってくるんだよ弱者が」


「そんな話始めて聞きましたが私」


「何せ腕試しして口だけのやつはほぼ殺したからな。まぁたまに当たりなやつもいたが」


ほほうとアワリオは思いながら


「でその当たりだった人はいつ紹介してくれるんですか?いつでも強化してやりますよ」


アワリオはダーランマに言う。アワリオは最近はモンスターの研究、人と合体させる研究にはまっていた。


「まぁお前の手が必要になればおいおい紹介するさ。今日はそんなことを言いに来たんじゃない」


「はい。すみませんだいぶ話をそらしてしまって。で今回はどんなご用件で?」


「さっきテムルナに運ばれて来た男とプルプレはいつ回復しそうか聞きたくてな。後カスマ様が目覚めたということはあいつも目覚めただろう?」


「そうですね。2人の回復にはもう少し時間がかかります。で後者の方の質問ですが確かにあいつも目覚めましたけどもうほぼ理性がないですよ。蘇生には成功したんですが起きてから暴れまくっているのでこちらとしてはかなり大変で困っています」


アワリオはダーランマに言い、ダーランマは


「ならば私がそいつをもらって行こう。でそいつは今どこにいる?」


アワリオに聞くと、アワリオは研究所の奥を指差し


「奥に鎖で縛ってあります。少し死者も出ていますのでお気をつけ下さい」


アワリオがダーランマに言い、ダーランマは奥へと進んでいく。


「ほう。これはこれは」


研究所の奥に1つの部屋がありドアを開けると1人の男が暴れてアワリオの部下の研究員が必死に抑え込んでいた。


「これは酷いもんな。ビーストで目覚めたのかバウラム」


鎖で繋ぎとめられ暴れている男にダーランマは言った。

そこで暴れていたのは死んだはずのバウラムであった。

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