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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第二幕 10章 ガイアラーの森編
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合流

一方理人たちを探すカルナクたちは


「鏡のやつここにもいねぇな。早く探さないと私はヴラドリオさんとも早く合流したいのに」


カルナクたちはヴラドリオが吸血鬼に身体を乗っ取られていることも知らず、ずっと理人を探していた。


「おーい。ガイに実里!そこらへんに鏡はいたか?」


カルナクはガイと実里と少し離れたところを探していた。


「こっちにはいないよー。合流する?」


ガイはカルナクに言う。


「そうだな。今そっちに行くから移動するなよ。私たちは3人で行動するんだから勝手なことはするなよ」


カルナクはガイと実里がいた場所まで行き、合流してからまた理人を探すため、森の中を歩き回る。




そして、理人たちを逃がして吸血兵士と戦うことになったサポートマンは。


「はぁはぁはぁ」


「どうした?もう終わりか?そんなんじゃこいつは解放できないな」


吸血鬼は言う。サポートマンはゲンを取り戻すために何度も攻撃を繰り返すが、ゲンの異能力、黒い影によって阻まれサポートマンの疲労だけが残る。


「はぁはぁはぁ。うるさい。今に倒してやるからお前は黙ってそこで見ていろ!」


「はぁー。私も時間がないからねー。それに飽きてきたし、次に君が私の吸血兵士に触れることができなければ君の負けね」


「はぁはぁ。ふれるだけでいいのか?」


サポートマンは吸血鬼に聞く。


「もう君の攻撃であいつを倒せるとは思わないしね。ご褒美だよ。触れるだけでもう解放してあげるよ」


それを聞くとサポートマンはもう一度、ゲンに立ち向かう。


「この一撃に全てをかける!」


サポートマンはゲンのもとまで走る。

するとゲンは黒い影をサポートマンの前に出す。


「どけや!」


サポートマンは黒い影を蹴るが、黒い影はサポートマンの脚を掴む。


「くっ!はなせ!はなせ!」


サポートマンはもがくが黒い影はサポートマンの脚を離さない。


「ゲンの異能力にこんな力はないはず!一体なぜこんな」


「我が吸血兵士となったものが軟弱では困るのでな。異能力も少し強化されている。わかったか?」


吸血鬼はサポートマンに言う。


「く、くそ。ならこれで!」


サポートマンは服のポケットからカルナクとの戦闘時に使ったカルナクの飛び道具を出す。


「らぁ!」


黒い影の手を切り落とし、ゲンのもとまで向かう。

そしてもう少しで触れられそうなところで吸血鬼は言う。


「残念。タイムオーバーだ」


サポートマンの足元から吸血鬼の能力、杭が地面から生えてくる。


ザシュザシュザシュ!


「かっはぁ!」


見事にサポートマンの体を貫き、サポートマンの動きは止まる。


「もう少し早ければこの賭け君の勝ちだったかもしれないが。残念。私の吸血兵士となってもらうよ」


そう言って一歩ずつ、サポートマンの身体へと吸血鬼は寄っていった。

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