帝国女王誕生
「すごい揺れ一体さっきから何が起きているの。また私の不幸が誰かを巻き混んでいるのかな」
牢屋部屋の牢屋の中でチリンは考えていた。
柳が助けてくれると約束した時から、ずっとガイアラン皇国がどうなってるかを考えていたチリン。
そしてある日、牢屋部屋な近くからものすごい戦闘音が響いていた。
「柳が助けに来てくれているのかな?信じて待っていよう。柳どうか無事で私を助けに来て。どうか死なないで。」
「残念だったね女王。君のナイトは今こんな状態だよ。」
戦闘音が止まったと思ったら、数分後アワリオが牢屋に現れて言った。
「どういうこと?それにナイトって?」
「こいつだよ」
バァン!、アワリオがチリンの囚われている牢屋に向けて何かを投げ、その何かが牢屋の柵にぶつかり、跳ね返って地面に落ちた。
「その地面に倒れたやつを見てみな。無謀にも女王様を助けようとして、失敗しで私に負けた奴を」
チリンは言われた通りに地面に倒れている人物を見る。
倒れていたのは柳だった。
「なっ!柳になんてことしているの」
「あなたの対応次第でこいつの運命が決まります。私の提案にのって下さい。」
「・・・言ってみなさい」
「あなたがこの帝国の女王になってくれるなら、柳は殺さないで牢屋に閉じ込めるだけにしましょう。しかし、あなたが断るというのなら今あなたの目の前で柳を殺します」
チリンは、選択権はほぼないではないかと思い、歯を食いしばり、唇を切りそうなぐらいに噛み締め、アワリオに言った。
「アワルディア帝国の女王になります。それで柳の命が助かるなら」
「ええ。女王になる決意があるのなら柳は牢屋に捕らえるだけですみますよ。ただしここの牢屋ではないですけどね。」
「どういう意味?私はあなたのいう通りこの帝国の女王になるのだからこれ以上、柳にはひどいことしないで!」
アワリオは柳を材料にすることでチリンがいうことを聞くと思い、手元の研究室に捕らえようと考えていた。
「こいつは私の元で管理する。だから会いたければ私のところへ来るといい。やってくれることさえやってくれればいくらでもこいつに会わせよう」
アワリオはそう言って地面に倒れ込んでいる柳を指す。
「・・・わかった。じゃはやく始めよう。私は何をすればいいの?」
「まずここから出てダーランマ様にあってもらう。これからのことはそこからだ。あともう1人いる君も出てきなさい。ダーランマ様がお呼びですよ」
チリンの牢屋にいたもう1人の女が出てきた。
「あなたはこれから有効活用させてもらうよ〜。マリアル・バーラッシュちゃん」