理人とガイの初ガイアラン皇国会議参加
アワルディア帝国で戦力が地道に強化されている間、ガイアラン皇国は切り裂き魔を倒し、盗賊団の危険は一度去ったことにより、今後の行動を考えるためにガイアランの王様に会議に呼ばれた。
理人は会議に呼ばるたのでガイアラン城へ向かうとガイが城の入り口にいた。
「ようガイ。久しぶりだなこんなところで何してるんだ」
「鏡か。確かに久しぶりだな。王様からもらった休日は充実したか?」
ガイは休日を満喫していたが、理人はヴラドリオに決闘を挑むなどと波乱の休日だった。
「まぁ自分を見つめなおすにはいい機会だったよ。ガイ、俺これからは地道に行くから。最短ルートで目立とうとするのはやめることにしたよ」
ガイは理人が自らそんな言葉を言ったことに驚き
「そんな。お前本当に鏡理人か?地道に目立つなんて言葉言うなんて。なんか悪いものでも拾い食いしたのかよ?」
理人もガイからそんな言葉を聞いて失敬なやつだと思ったが、これが今までの俺の評価だったんだなと甘んじて受け入れていた。
「まぁお前にそう思われていたのは少し悲しいが、それが今までの俺の評価なんだな。後拾い食いとかしてないぞ。ある人と決闘したんだ。ガイは知らないんだっけ?」
「聞いてないな。俺は休日というなのクエストをこなしまくっていたからな。ああこもってたわけじゃないぞ。休日だけどギルドにいって楽しくやってたってだけだぞ?そこんとこ誤解はしないでくれよ」
ガイは一人で自分の休日内容を弁明していたが、ガイはそんな休日は休むどころかギルドに行ってクエストをこなしているようなやつだと分かっているのでそんな弁明はいらなかった。そんなこと言ったら逆に怪しいと思ってしまうと理人は口には出さずにいたが心の中で思っていた。
「である人って誰なんだよ?」
「ヴラドリオ・バーラッシュだよ」
「え?」と理人の決闘した相手の名前を聞いた時、理人の言葉を信じられなかったのかガイはもう一度聞いた。
「え?まさかのギルドの有名人のヴラドさん?」
「まぁみんなそうよんでるらしいねギルドの人は」
ガイはそれを聞いた時、何やってるんだと思いながら
「ヴラドさんに決闘挑むとか無謀にもほどがあるぞ鏡。全く。ヴラドさんはギルドの経営難を救ってくれたとてもいい人なんだぞ。お前じゃ勝てないとは思うがあの人にもしものことがあればまたギルドのやりくりが大変だぞ?まだ冒険者不足だからね」
「まぁまぁこの話は後にして、とりあえず城に何の用なんだよ?」
「話をそらすなよ全く。まぁ時間がないから後でまた聞くぞ。城には会議に呼ばれたから来たんだよ。鏡は?」
理人は「おまえもか?」と聞いたことにより、ガイは理人も会議に参加しに来たんだと分かった。
「用が一緒なら共に行かないか?」
ガイに誘われ、一人でもいけるがどうせ入り口であったのでとりあえず一緒に城に入ることにした。