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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第2幕 6.5章 ガイアラン皇国から帝国に裏切った者たち
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偉大なる実験

「ようこそ!よく来てくださいましたねテムルナさん!さぁさぁこの部屋の私が開発したカプセルに入ってください!」


テムルナを研究室に迎え入れたアワリオはすぐにテムルナの強化を行う為に手順を説明した。


「このよくわからないでかいカプセルに俺は入ればいいのか?」


テムルナの目の前には2つでかいカプセルがあり、1つのカプセルには液体だけボコボコ浮いているのが見えた。もう一つの方は布で見えないよう隠してあった。


「なぁ。この布被してあるやつは中を見ていいのかい?」


「ダーメーに決まってますよう!なんのために隠してあると思ってるんですかぁ!貴方は私のいう通りにして入れば強くしてあげるんですから私の指示だけを聞いていてください!」


テムルナはアワリオの言う通り大人しく言うことを聞くことにした。何故なら大人しくして入れば強くしてくれるという甘美な言葉を受けたからである。

テムルナは大人しく言うことを聞いてカプセルに浸かろうとした。その時


「待つんだ!衣服を脱ぎ下着一枚だけになりたまえ!」


「何故ですか?」


テムルナは意味がわからなかったので少し敬語になって聞いてしまった。

アワリオは「決まってる」と言った風な顔で


「君の裸が見たいからさ!恥ずかし!」


「すいません本当に強くしてくれるんですか?今ので猛烈に帰りたくなったんですが」


テムルナは一旦本当に帰ろうとした。アワリオは慌てて止めて


「冗談!冗談だから許してよ!まぁ衣服を抜いて下着になるのは本当だけど理由は冗談だよ!」


アワリオはテムルナにそう言って説得した。そして下着一枚になる必要の本当の理由を聞いた。


「まぁ本当の理由は体にしっくりくると思うんだよ。直接肌の方がね。じゃ服にいで下着一枚でカプセルの中へどうぞ」


テムルナはそういう理由ならまだ納得いくなと思い、服を脱ぎ下着一枚になってカプセルの中に入った。


(ふっふっふ。テムルナ驚くだろうな。隣にいるやつは自分の殺したあいつだからな。先に持って来てもらっといて正解だぜこれは)


アワリオはゼネラルが一度テムルナを迎えに行く前に研究室にあるものを持って来てもらったのを思い出していた。




「アワリオ様こいつでいいのかい?ガイアラン皇国から撤退する際に回収したこの死体で」


「おー。ありがとう!これで実験に成功できるよ。ありがとねゼネラル君!じゃ私は準備するから戻ってといいよ」


そういってアワリオはゼネラルがテムルナを迎えに行ってもらう前に先にダーランマの言っていたあるものを先に届けてもらっていた。


「これで初、死体を使った実験が成功するよ!生物学で私に勝てる人などいないのだよ。はっはっは」


アワリオは一人で高笑いしながらテムルナが来る前に準備を済ませ、死体をカプセルの中に入れ布で隠した。そしてしばらくしてゼネラルがテムルナを連れて来た。




「さぁそれでは配置についたところで皆さん今から始まるよ〜。強化人間が誕生する瞬間だよ!」


アワリオは配置につきそして一度配置場所を離れてカプセルの隠していた布をとった。

気になっていたテムルナは即座に横のカプセルを見ると激怒した。


「お前ら!どこで拾った!なんで拾ったんだよ。俺の親友、、、パール・スラを!」


そう隣に入っていたのはパールの死体だった。


「よかったじゃないか君も彼と一つになれるし、それに強くもなれる。まさに得の得だよ!」


アワリオはテンション高めでいい喜んでいた。だがテムルナはカプセルの中を叩きまくり


「ここから出せ!」


と叫んでいた。


「無駄だよ。君はもうそのカプセルに入った時点でもうすでに実験の参加に確定なんだよ。じゃねテムルナ・ガク君♪」


ガシャ!

アワリオは実験のスイッチとなるレバーを少しはなれた配置場所から入れて、実験が開始された。開始される前まで無駄であろうと暴れていたテムルナだったが開始された途端、急に静まり、ボコボコとカプセル内の泡の中へと体が消えていった。


「さてとしばらく待ちましょうかね」


アワリオは実験を一人終わるまで見ていた。

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