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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第2幕 皇国と帝国編 1章異世界での始まり
13/503

理人の装備したく、チリンの商売

「ふぅ。いい朝だなー」


理人は起床し気分良くつぶやいていた。


「いやー。クエスト報酬で500ガイアだったけど、割といい宿に泊まれたな」


この世界ではお金はガイアというらしく1ガイアで1円と同じ値段らしい?


「さて種賀谷捜索の前に装備を整えなきゃな。目立つ以前の問題に男が女を守れなきゃダメだからな」


昨日、冒険者になったばかりなのに理人はマウンテコングから逃げ切って生き延びたので少し自信がついていたようだった。自分の力で生き延びたわけでもないのに彼は自信に満ち溢れていた。


「けどお金ないし軽く金稼いでもうちょいまともな装備を買うために簡単なクエストにでも受けに行くか」


理人はギルドに向かいクエストを受けに向かう。

ギルドに着いた理人は手頃なクエストはこれかなと思い、依頼書を取り受付にまで持っていく。


「このヤタガララ3体の討伐クエストを受けたいんですけど」


「はい、ヤタガララ3体の討伐ですね受理します

報酬は800ガイアとヤタガララの爪です。ではご武運を」


ヤタガララとはガイアラーの森に生息する温厚な黒い鳥だ。


「鏡さんお目が高いですね」


昨日話していた受付嬢が理人に喋りかける。


「え?何が?」


「何がって知らないんですか?報酬のヤタガララの爪は道具屋に行けば300ガイアで売れるんですよ」


ヤタガララの爪は売ると300ガイアはするらしい

これで1000ガイア以上設けられると考え理人はこのクエストを受けた。


そして3時間後、無事クエストをこなし、理人はガイアラン皇国の城下を歩きながら呟く。


「今回は前見たく大物が出なかったおかげで楽だったぜ、地道に腕を磨いて派手に目立つためにはこつこつとだな」


クエストを終えギルドに向かってルンルン気分でいる理人。

城下を歩いていると見知った顔の女性が


「いらっしゃーい!!今日も新鮮な果物がたくさんだよー!」


チリンは城下町で大きな声で叫んでいた。


「チリンちゃん。そんな張り切らなくてもいいんだよ。自分のペースでしっかりやりな」


そう微笑みながら果物屋のおばちゃんが言った。


「お嬢ちゃん新入りかい?」


と20代くらいのお客さんが言った。


「はい!!今日から働かせていただくことになりました秋月チリンですよろしくお願いします!!」

と挨拶した


「元気がいいね‼︎今日のオススメは何だいチリンちゃん」


「今日は畑で採れたマンガウルとスンカイがとっても新鮮だよ」


マンガウルとはタネの多い丸い果物であり普通に食べるのは困難だが細かく刻んで料理にしたり、その細かく刻んだものを水と混ぜてドレッシングとして保存しても使えるとても便利な果物である。

スンカイは普通にかじると果汁が溢れて、手はベトベトになるが水分補給や軽くお腹が減った時に食べるのがベストといわれている果物である。


「じゃあスンカイを2つ頂こうかね」


「はい!スンカイ2つで400ガイアになります」


と400ガイア頂き、スンカイを2つ20代くらいの青年に渡した。


「今度は友達連れて来るからまた元気に店番しててね~」


と手をふりながら青年は店を出て行った。


そして店番をすること3時間後


「おばさん今日は上がってもいいですか?」


「いいよ~。初日からかなり売上貢献してくれてありがとね〜。明日も頼むよ~」


とおばちゃんは手をふりながらチリンを見送って、チリンは理人と約束した場所へと向かう。




「お待たせ!待った?」


と城門前に行くともう理人が既に待っていた。


「いやそんなに待ってないさ」


と理人は言い


「この時間から行くと暗くなるかもしれんが良いのか?」


「うん。まぁ夜は怖いけど鏡君も一応は男だし役に立つでしょ?もし私が慌てて変なことしそうになったら落ち着かせてよいい?」


はぁーと言いながら


「善処するよ」


と言い理人とチリンはマールン草原へと向かった。

温かい目で読んでくださると嬉しいです

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