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異世界で目立ちたい!  作者: 紫 ヤタガラス
第2幕 6章ガイアラー盗賊団編
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久々のギルド

ダーラスが2人を治療した次の日、2人は無事に退院した。病院の人たちはかなりの大怪我だった2人が急に元気になったので驚いていたが、アルナラはうまくごまかして退院した。カルナクは少し説明に手間がかかったが無事退院した。

アルナラが退院して、屋敷に帰ってきた時、ばったりと屋敷で理人と会い、理人はかなり驚いていた。


「アルナラ!?もう大丈夫なのか?あんなすごい怪我だったのに」


「いやー長い間留守にして悪かったね。傷の方はダーラスに治してもらった。それで医者に話して今日急遽退院したきたわけだ。ところで鏡お前今日これから暇か?」


アルナラは理人に聞いた。理人はこれから予定があったのでそれをアルナラに言った。


「俺はこれからミノを迎えに行って久々にギルドの方に行こうかなと思っている。だから残念だが俺の予定は空いていない」


「そうか。じゃ空いてからでいいから俺のリハビリ相手してくれないか?しばらく動いてなかったから感覚を取り戻したいから頼む」


理人は「いいだろう」と言って実里のいる宿屋に向かった。アルナラはその間に王のいる場所に向かうため城へと移動した。




理人は実里の迎えにきていた。理人は宿の外で待っていた


「お待たせ〜。それじゃ行こうか。ていうか外で待つくらいなら宿の中まで入ってくればいいのに」


「いや。外で待つのは寂しいが気楽でいいから外で待つよこれからも」


そう言って理人は実里が自分で手で車輪の部分を回してきた車椅子を理人は後ろに回り、実里の車椅子を押した。


「それで今日はどこに向かうの?」


実里は理人にどこに向かうかまでは聞いていなかった。理人は前日行きたいところがあるからとまでしか言っていなかったので実里は内心楽しいところへサプライズでもしてくれるんじゃないかと考えていた。


「今日はギルドの方へ向かおうと思ってるんだが向かっても大丈夫かい?」


実里はギルドに行くと聞いた瞬間、少しテンションが下がったが、理人らしいなと思い


「わかった。じゃ向かおうか。私の車椅子ちゃんと押してギルドまでエスコートしてね」


理人は「わかった」と言って実里の車椅子を押し、ギルドへと向かった。




宿屋からしばらく歩いてギルドについた理人は久々に来たなと思いながら中へと入った。するとまた以前よりも冒険者の数が減っていた。


「あ!鏡さんお久しぶりです。切り裂き魔の討伐ではなかなか良い噂を聞きますよ。あなたがいなければアルダス様が切り裂き魔を倒すことはできなかったと。何はともあれアルダス様に認められてよかったですね」


ギルドの中へ入ると、受付嬢の人がかけよってきて切り裂き魔の討伐の件を褒めてくれたので理人は嬉しいあまりデレデレだった。


「ありがとうございます!これからも名をあげるように努めるんでよろしく!ところで前来た時よりまた冒険者の人減ってるけどまだ被害が減らないの?」


受付嬢の人は悲しそうに答えた。


「はい。まだ盗賊団の危機が全然減らなくて冒険者が減る一方なんです。でもこのギルドに1人かなり強い人が来てくださったんですよ!」


受付嬢の人は急にテンションを上げて言った。

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