王女様のシュシュ
久しぶりに、こちらへの投稿になります。
こちらはかなり様変わりしているようですが、王女様は全く変わらずに此処に居るようです。
さる王国の王女様は、お小さな頃に「手先が器用で、手芸が上手」だと言われました。
だから、しばらくの間、手芸が上手なのだと思っておりました。
ですが、それは間違いでした。
器用貧乏っていう言葉があります。王女様は、まさにそれであったのです。
ちよっとかじって、それなりに仕上げて(しかも、手伝ってくれる人まで居た)だから余計に飽きやすい。
そうね。だから、事務員には向いていたのかも。
おっと。(この物語はフィクションであり、実在の人物、団体とは一切関わりがありません)
そんな王女様でしたが、久しぶりに髪を伸ばそうと思い立ったのです。理由、コロナ禍で、美容院に行く機会を減らしたかった。
夏だしね。短く切るか、くくれるぐらいに伸ばすか、どっちかだ。
でもね。
王女様は、王女様なのです。髪をくくるのは良いけど。ゴム丸出しは嫌だ。シュシュとか、買いに行くのも良いけど、私は今、それが要る!
だからね。作る事にしたんです。
輪っかにしたゴムを起点に、コマ網でぐるっと一週。二段目からはレース編みの要領で、長編みと鎖編みを適当に組み合わせて。
見た目は、レースが寄りすぎたコースター?
でも、ゴムよりましでしょ?
でも、これが思ったよりも好評で。
手を変え色を変え
友達に沢山作ってあげました。(そして喜ばれました)
さて、
友達に作るのは、それなりに凝ってみましたが。(三段目で色を変えたり)
自分用は懲りません。せいぜいが、100均で売っているいろんな色が混じった糸を使って適当に編むだけ。
スポーツジムの女性コーチは、女性のアクセサリーに敏感なのでしょう。
友人以外で、初めて可愛いと褒められた。
自作シュシュ、まんざらでもない。
(売れるかな?)
(売れないよ)
(売り物と、自分の作品を見比べて見れば解るよ)
(うん。普通に、雑)
王女様は、実に器用貧乏でありました。