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超人的兄とブラコン天使  作者: 海葉火奈威
第一部 ~春の憂鬱~
4/7

4月5日 ご機嫌登校

「~♪~♪~♪」


今日は待ちに待った入学式。


今日からお兄ちゃんと同じ学校に通えると思うと、自然と流れ出る鼻歌が止まることはない。


「明日からお兄ちゃんとこの道を歩くんだよな~♪」


私はこれから三年間通うことになる通学路を見回した。


登下校の時に寄れそうなコンビニ、桜が咲いている公園、カップル御用達感の漂う喫茶店、有名らしいレストラン等々。


通学路のくせに学生に寄り道をさせようと、強烈な誘惑があっちこっちから放たれている。


と、寄り道、もといお兄ちゃんとのデートプランは充実しそうだけど、


「ホント遠いな~」


徒歩で通えるとは言え、40分以上歩く。自転車は、以前事故があったらしく、使用を禁止されているからな~。


お兄ちゃんはこの道を全力疾走で行けるって言ってたけど、常人とてもできるとは思えない。


お兄ちゃんならできるだろうけど♪

………あ、麗もできるかな。


など色々考えている内に前の方に巨大な建物が見えてきた。


「あれだ♪お兄ちゃんの待つ学校は♪」


公立緑山河高校。


私にとっては大した偏差値じゃないけど、何よりもお兄ちゃんがいる。


それだけで行く価値がある。


いや、行く義務がある。


私と、お兄ちゃんの、ハッピーエンドの為に行かなければならない。


それが定められた運命。


私にはお兄………(以下略)


「さぁて。お兄ちゃんの待つ学校へ、いざ突撃~♪」


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