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黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第三章 素晴らしき世界
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各々の後始末


ユーズト帝国は崩壊して神聖皇国も最早国の形は保てなく信仰も廃れ果てた

それでも創造神への祈りは残された者達が続けていた


ルーデンス王国の損害は酷く修復には数年が必要とされた

獣王国ラダンの被害は少なく直ぐに体制を整え砂漠を渡り帝国領の民へ手を差しのべた

その他の小国も皇国と帝国の救済に当たるのだが┅


人間の欲望とは醜く深い┅

皇国の隣、人口160万人の小国モーリタニア国の首相ザルバックは醜い笑みを浮かべ何やら企んでいた


【モーリタニア国】

人口約160万人 首都ミニア 城壁に囲まれた美しい町 都民約80万人 5万から3万の町が約10個程 狭い領土で耕作面積も少なく麦が主な作物 田舎では芋等で飢えをしのぐ程


この国は神聖皇国の庇護により持っていたと言われる

加護していた国がボロボロの現在は将来が見えないとも言える



「フフフ┅遂に我が国に光が差した!散々馬鹿にされて来た皇国の糞神官どもめぇ!それにあのメス豚達もだ!ククク┅復讐では無い、奪い返すだけだハハハ!アハハ!見ておれ!この小さな国をもっと大きくするのだ!この私の手で!フフフ┅」


一方でも動き出す者達がいた

モントーレ小国群連邦と言う国では無いが五つの小国が集まった集合体で何と!

民主的な政治体制で合議制議会で国の運営を決めている

勿論!貴族は居るがそれは先祖代々の事で只の地主でしかない

広い土地を持っていたら其だけ税を納めなければならない

貴族階級の制度は無く、本当に名ばかりの物であった


「情報によれば帝国は消滅したも同じ、帝都は消え王族や貴族連中も居なくなったと┅消滅した帝都は何も無く焼け野原と言うか広い更地だそうだ」

「神聖皇国は教皇や枢機卿、司祭等が粛清され神の裁きが降りたと言われてる、聖女は行方が分かっていなくて恐らく亡くなっただろうと┅」


「今や帝都自体が国では無く広い大地に過ぎない、そこでだ!諸君!あの大地は早い者勝ちの領土となっている┅フフフ┅言わんとする事がお分かりか?」

「では?我らで領土を開拓してこの小国連邦から上を目指すのだな?」


「フフフ┅あのモーリタニア国が皇国の領土を狙い動いておる、獣王国はさすがに手を出さぬ、ならば残るは我らだが?この好機を逃すは愚か者では無いか!」

「そうだ!この好機は神のお恵みに違いない!永年大国に虐げられ民も疲弊してきた、少しでも耕作地が得られるならば悪事とは言えぬ!」

「そうだ!立ち上がろうぞ!民の為に!」

「「「「「「民の為に!」」」」」」



ーーーーーーーー ーーーーーーーー


ルーデンス王国王宮


「ネルソン?私とリニアーナは実家へ帰るわ!学院は崩壊して立ち直るまで何年も掛かるそうでエリルの卒院が約束されたの、この王宮も何時に成れば再建されるか?」


「実家か┅それも良かろう、ここでは寝るのもままならぬからな」

「ゴホン┅本当にお馬鹿さんなのね?」


「馬鹿とはなんだ!」

「ええ!大馬鹿よ!実家へ帰るってのは王族を離れると言う事!籍を抜くのよ?わかる?貴方とサヨナラするのよ!フン!」


「お父様┅残念な事ですが私は娘として認めて貰えませんでした、お母様と一緒に叔父様の元へ参ります、学院は無事に卒業出来ると言う事で感謝致します」


「はっ?何を言っておるのだ?王族から抜ける?籍を抜けるとは貴族を捨てるのか?」

「そう言ってるでしょ?貴族なんてつまらない物よ、この際だから全部棄てて私らしく生きる事を選んだの、元王族ってのは消えないけど┅本当、あの揺れで死ねば良かった┅」

「私もお母様と一緒┅死んでいればどれだけ自由だったか┅」


「おい?それは真の気持ちなのか?┅もう駄目なのか?」

「「おしまいです!」」


「未練たらしくグダグタと話し合う気も有りません!宰相に手続きを頼んでます、これから荷物をまとめサッサと出て行きます!何せ実家は遠ございますから」


「┅┅┅┅そうか┅┅もう手を打っておったか┅┅切れ者のお前だ、抜かりは無いのだろう┅┅別れは言わぬ、残念だ┅┅┅」


「「ではサ・ヨ・ウ・ナ・ラ!」」


ガックリと頭を垂れ動かないネルソン┅

大国の国王が哀しみと脱力感で打ちひしがれていた


「お母様?ヒロお兄ちゃんは?」

「もうすぐ来てくれるわ♪」


「ふう┅┅おや?アマンダさん、リニアーナ!」

「お兄ちゃん!こっちこっち!フフ♪」


「どうしたんですか?急な要件が有るとは?」


「♪┅┅┅フフフ♪あのねぇ、私とリニアーナは貴族籍を抜けたの、もうお妃では無くて平民なのよ」

「フフフ♪私は学院を卒業したからもう自由よ、貴族じゃ無いから冒険者になるよ」


「えっえーえぇぇええ!┅┅┅┅ネルソン王と別れたと?う~ん離婚?離縁?」

「フフフ♪そんな難しい事じゃ無いわよ、王位継承権破棄と王族破棄に貴族籍廃棄なだけよ♪」

「はあ~┅其のどこが何でも無いのやら?」


「ブラッドが全部手続きしてくれるわ、ネルソンの確認も了承も貰ったから大丈夫よ」

「それで?これからどうするんですか?」


「何だか投げやりね?ヒロに来て貰ったのは実家へ転移して貰おうと思って」

「お兄ちゃんごめんね!面倒を頼んで┅でも叔父様の所はとても遠くて┅」


「いやぁ、面倒じゃ無いよ、二人の頼みならちゃんと引き受けます!それで?叔父様ってミリンダさんの実家ですよね?どこですか?」

「それが遠くて┅ミンガル公爵領よ」


「はっ?ミンガル公爵?アマンダさんってミハエル公爵の兄弟なんですか?」

「あら!良く知ってるわね、ミハエルは弟よ、って┅ヒロはどうして弟を知ってるの?」


「オルレア子爵って今はオルレア侯爵だったか伯爵だったか?スティーブ義父さんの依頼でミンガル領へ行った時に知り合いました、そんなには話さなかったけど┅」


「じゃあお城には入ったのね?」

「フフフ、お分かりですね?あの時は大広間と応接室でしたか、ゲートを繋げられます」

「「ヤッタア!」」


「そうと分かれば┅これをアマンダさんに差し上げます、これはリニアーナに」

「これって?┅マジックバッグ?」

「アマンダさんのは特大で時間停止機能付きです、リニアーナのは大でこっちも時間停止が付いてるよ」


「こんな大変な物を?」

「それはダンジョン産です、他にも持ってますし、リニアーナのは俺が作ったのだから気にしなくて良いですよ、餞別ですか?ねっ」


「「ありがとう!」」

「それは念じたら取り込めるから力が要らないので荷物は家具も持って行けますよ?何なら王宮の物も慰謝料代わりにどうですか?フフフ♪」


「そうね┅┅この有り様だし┅お気に入りの物は持って行こうかしら♪リニアーナも遠慮無く持って行くと良いわよ♪」


「じゃあアマンダさんの部屋に有るゲートをミンガルのお城に繋げます、リニアーナのゲートは消しますから」

「そうね、一旦繋いで引っ越しを済ませましょう」


「では行きましょう」


繋がったのはミンガル公爵家の白いお城、その大広間へ繋がった

いきなり三人が現れメイドが悲鳴をあげるのだが?


「アマンダさん、引っ越しが終わったらこの門に有る部分を叩いて下さい、消えますから、それでこの城のアマンダさんの部屋にフォレストへのゲートを置いて行きます、王宮とのゲートが閉じられたら王都までは一年と3、4ヶ月は掛かります、ゲートを閉じるのが本当のお別れになりますね、では俺は帰ります、公爵様とは又いつかご挨拶するとしましょう、では!」


スゥっとゲートへ消えてしまった┅┅

アマンダとリニアーナも王宮ヘとゲートを潜る

早く!早く片付けてフォレストへ住む事に期待と希望、夢を描いて二人は笑顔で事を進める



ーーーーーーーー ーーーーーーーー


ハーベルン町辺り フォレスト侯爵一行


「婆さんや?ちとダンジョンで遊び過ぎたかのぉ?」

「まぁ少しは良いのでは?フフフ久しぶりにダンジョンでは汗を流しました」

「それにしてもあのダンジョンはドロップ品が贅沢じゃな?テオ、ヒロが見つけたと言っておったが?」


「ヒロちゃんが鉱脈を見つけアンナさん達がダンジョン化を教えたってフフ♪その後にヒロちゃんがダンジョン形成の成り立ちを教えたとオルレガ商会の人が言ってたわ、だからかしら?私達のドロップ品が他の冒険者さん達とは違ってたわね」


「フフフ、まさか神力草等┅伝説の薬草がでるわ万力草にマジックバッグ(中)等┅」

「そうですわね、鉱石や宝石も┅宝箱も貴方と私┅これもヒロちゃんのお陰ですかね?フフフ♪」


「そうそう!何でも大層な揺れがあったとか?この馬車では気がつかなんだが?」

「オルレガの町では結構被害があったようね、お店も閉まってたし┅でも食料は沢山有るから大丈夫よ、今夜は何をお食べになりますか?」

「そうじゃな┅最近は肉を食べても持たれたりはせん、何でも食べれる様になった、そうじゃな?ほれ?ヒロの所で食べたショウガ焼きとか言うのは作れるのかのぉ?」


「ショウガ焼きですか?大丈夫ですよ、ちゃんと教えて貰ってます、ではショウガ焼きとサラダにスープ、お米で良いですか?」

「おう!それで頼むとしよう、これからは台地の道を進むだけじゃ、のんびりと行こう」

「フフフ♪途中で川が有れば釣りとかしたいですね?」

「そうじゃな、釣りも久しくやっておらん、それも楽しみじゃな?ハハハ」


銀ピカのゴーレム馬車が遅くなく速くなく静かに走る

魔物や盗賊を一切寄せ付けず走る

中では優雅に食事を作り食べお風呂に入り安らかに眠る毎日


ローレンス領ではオーギュストにヒロの除籍を済ませ叱り脅して一騒動して来た

これで誰もフォレストへは手出しはしなくなった

多くの貴族達は何も知らない

フォレストと言う領土が有ったのだが今は存在しない

ネルソンが地図から消して10年も経つ

そして地図通り領境には高い壁が張られ魔物も徘徊していて誰も近付かない


オルレア領も着々と整備が進み変わり果てた町を外部の物は知らない

第2オルレアの極一部が立ち入れる場所で厳しい規制が有る


領民は明るく元気になった

税は無く仕事も選べ豊富だし子供も十分な教育が受けられる

病院が無料で病気も減った

前は貧民街スラム等が有ったが今は無くなり孤児も養護院で手厚く育っている


フォレストの学校を参考に義務教育を制度化して成人迄に望む教育が受けられる、勿論無料でだ

福祉関係は全て無料で職業斡旋や職業訓練場も設けてある

オルレガ商会とオットー商会が品物を取り扱い大陸全土で捌ける

成長しか無い町へと変わった


民が潤えば町は発展する

消費が盛んになり物が流れる、足りなければ制作する

人手が必要になると増える

効率が良い経済状況は安定をもたらす


こうしてオルレア領は王国では最大の力を持つのだが国へはその少ししか知らせてない

出る釘は打たれるから出ない釘で誤魔化してる

オルレアの全容が分からないので調べ様が無い、外部の人間は入れないのだ、そして十分な税を納めてる

文句等でる筈もなかった





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