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黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第三章 素晴らしき世界
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会議 会議 会議


その日の行動は素早かった。

最初にスティーブ義父さんをフォレストヘ誘いそして皆の召集。

大精霊達には姿を隠し見学して貰い後で意見と相談をする事にした。

食事を済ませた面々が議事堂の大会議室へ集まる。


サラ、アンナ、マーサ、マリア、シロ、ゼア、ドリィ、リィネ、カーラ、セバスチャン、ギルバートと言った屋敷の皆。

騎士団から、サミュエル、カーギル、クロード。

悪魔軍団から、ジェイソン、ルシエラ、ジャック、アラニス、カミラ、ガガ。

鬼人族からジュウベイ、ケンシロウ、カエデ、カンベェ、ハンゾウ。

ドラゴニュートからは、ガイム、マノン、ゼルゲ、ジルゲ。

グリフォン部隊からは、ヨーク、ラムダ、ミラーニ。

ハイゴブリンからは、トール、ミール。

ゴーレム班から、1号と2号にも参加する様に頼んだ。

ドリアードやトレント族には大精霊から念波で伝えて貰い、騎士団や悪魔軍団にも配下に伝わる様に頼んだ。


こうして見ると中々と見事な者達が揃っている。

皆を見渡して長い会議が始まった。


「集まってくれてありがとう、これから話す事を先ずは聞いて欲しい、内容を聞いたら何故集められたか解ると思う。」


大陸の大きな地図とルーデンス王国の地図を貼り話し始める。


「この地図は拡大して大きくしたんだけど、最初に王国の地図を見て欲しい、この通りフォレスト領は魔の森としか描かれてない。フォレスト領地は王国の領土で無いのが解る。この地図だとヒュードル領からオルレア領ヘとなり周りの魔の森は領土にはなってない、エルフ領は彼等が決めた境界線を張って自分達の領土を示してる。こうして見るとかなりの魔の森が空白の領地だが、実はこの森はかつてはフォレスト領だったと判明した。」

「「「「「「ええーえっー!」」」」」」

「昨日、創造神から告げられ整備するように頼まれた。この会議も創造神は見てる筈だ┅ゴホン、それで、フォレスト領とヒュードル領がオルレアの領地になった領地を城塞地帯にする計画をしてたんだが変更しないといけない、かなり規模が大きい、人手もいるから護衛とか領地の管理とか疎かにならないように皆に協力して欲しい。」

❴ククッ、協力等と勿体ない御言葉、命令して下されば良い事です❵

【我等は主様の御命令を誉れとして受けまする是非とも】

「まぁ待ってよ、各々にやって貰いたい事が有るから、壁が第一にやらなきゃいけない事で其れは俺とノーム達でサッサとするから、その間、騎士団と悪魔軍団には森の魔物を調査、討伐と森の状態を任せたい。それと、ジャックには帝国と神聖皇国、ついでで良いから獣王国の偵察と調査を引き続きして欲しい、クロードは王宮内と貴族達の事、特にミュエル公爵の事を頼む。」

「ヒロ?帝国とか公爵って┅?」

「其れは後で話すよ、グリフォン部隊は空からエルフ領からこちら迄の森の状態や地形調査をお願い、ハイゴブリン達はドリアードやトレント族と魔の森の薬草や木々を確認して欲しい。鬼人族はドラゴニュート達と湖の周りを調査、討伐をお願い。」

「ヒロ君、オルレアをどうするんだね?」

「オルレアダンジョンはもう王国の物ですから切り離して考えてます、残念ながらオルレア領は王国の領土ですから城壁は違う物になります、だけど、オルレア領にはよそ者を入れない様にスティーブ義父さんにお願いする事があります。」

「私の本音はダンジョンを取り上げ国の利益ばかり考える王国のやり方には不満だ。これからは自由にしたいのだが。」

「お父さん!馬鹿な事は言わないで!領民の事を考えてるの!」

「それは考えてるよ、だからダンジョンが無くなったのは却って良い事だと思う、国へ納める物が減るし領内の事だけ考えれば良いのだから。だけど、国への失望が大きい┅領主とか偉そうにしても国の望む形には逆らえない、ヒロ君を見てると貴族等なんの役に立たないのが解る。自由に思った通りに出来ればと┅」

「だからって今はお父さんがオルレアの町を治めてるのよ?王国に逆らって町の人達は幸せになれるの?ヒロと一緒にやればお父さんの自由も叶うと思うよ?」

「それは思うよ、ヒロ君の計画や考えは私の思いに寄り添った物だ、お祖父様が造った町を守りたい、ダンジョンは残念だが┅」

「オルレア領は王国から切り離して考えています。だから領内へは余所者を誰一人として入れない様に考えているので後でマグウェルさんと話しましょう。」

「承知した、アンナも一緒に話そう。」

「さて、これから話すのは戦の話だ、多分だけど帝国と戦う事になる。ジャックや創造神の話だと近々帝国は勇者召還をする。必ず次元の裂け目が生まれ魔人達が来る、其れがどこに裂け目が現れるかわからない、だけど必ず来る。其のときにどうなるかは今はわからないけど備えがいるから今話して置くよ。」

【帝国とは是非とも戦い所、目に物見せますぞ】

「今はユーズド帝国だからね、ラウル帝国はサミィ達で滅ぼしたんだから、でも帝国のお仕置きは創造神から頼まれてるから戦うのは決まりなんだ。」

「でも勇者が召還されたら魔人とかやっつけるんじゃないの?」

「そもそも勇者召還は禁忌の術で300年前に創造神が与えた術なんだって、魔国王と邪神が手を組んで大陸の統一を計って戦争を起こした、魔族はヒト族や亜人族達より力があった上に邪神から与えられた邪悪な力で優位だった、だから神々は力を与える為に勇者召還を許した。魔国王を勇者が倒しが邪神には敗れた、そこにエンシェントドラゴンとフェンリルの神獣が挑み邪神の封印に追い込んだと言う訳、召還術は大陸の4か国が4つに分け単独では出来ない様にしたんだ、今、帝国が行ってる召還はその一部を組み込んで作った召還術を繰返しやってる、勇者が召還される事は無い。」

「勇者を召還できるまで続けるつもりね。」

「かなり前から繰返してるみたいだ、だから創造神はもう駄目だと判断したんだよ、帝国がどうなろうと構わないが魔人が来るのは困る。」

「帝国はどうしても戦争をしたいのね┅」

「帝国と言うより帝国の王と貴族達かな、領土は王国の方が広いから、その後で獣王国も攻めるんじゃないの。」

「帝国が攻めるとなると王国もただではすみませんな?騎士団は前より劣っているかと┅」

「長い平和な世が続いたからのぉ、危機感がないのじゃ、訓練もなまっちょろい。」

「まぁ帝国の事より先ずは領地の整備と先の計画だね。」

【騎士団は早速魔の森ヘ向かいます】

「サミィ、第五地区の解放門からこちら迄の森を頼むよ、エルフ領までだから広くて山も有る、護衛で残すのは少しで良いから。」

【ハッ、調査と討伐、見事成し遂げまする】

❴私達はその第五解放門から公爵領までを受け持つのですね?❵

「そうだけど、オルレア領の端にある魔の森から結界までのこっちも頼みたい。」

❴では二手に別れてにしましょう❵


騎士団と悪魔軍団は早々と行ってしまい鬼人族とドラゴニュート、グリフォン部隊も後に続いた。

残ったのは屋敷のみんな。

「アンナとマーサ、マリアは病院と教会があるからそれを見ながら能力上げだね、ダンジョンでは失敗したみたいだけど実戦は死んでしまう、戦い方と能力の無駄使いを直せば強い筈だ、ウルティマは」

『忘れていた、ウルティマよ!直ぐに龍人族の里へ戻るのだ、創造神様からのお告げだからな』

「シロ爺から?」

『何やら龍王、エンシェントドラゴンがおかしいらしい』

「そうなんだ、ウルティマ帰ったが良い。」

「わかった 帰る 直ぐ戻るから」

「ウルティマ、気をつけてね、なるべく高く飛ぶのよ。」

「わかった バイバイ」


飛んで行った┅ あっさりと┅


「サラはいつも通りに、カーラ達はエリルとリニアーナをお願い、セバスとギルはスティーブ義父さんとの話に付き合って。」

「それは助かる、セバスチャン様ギルバート様の助言も聞きたい。」

「私達は何もわからない状況ですぞ。」

「儂は自信が無いのぉ、戦の戦略とかなら助言も出来るんじゃが。」

「まぁ、助言と感想で良いから、じゃあオルレアの執務室で話そう。」


アマンダは何かを感じ取っていた。

議事堂に主だった面々が集まって会議してる┅しかし、ヒロを信用してる今は何故か黙っていられた。

必要なら話してくれると信じているから。


「カレン、お茶を頼むよ。」

「あら、アンナにヒロ君にセバスチャン様、ギルバート様、良くお出で下さいました。」

「これから私達は大事な話がある、マグウェルも来てくれ。」

「大事な話?それは┅」

「お母さん、後でちゃんと話すから。」

「悪い話じゃ無いですよ、カレンお義母さんも納得すると思います。」


皆は執務室へ入りお茶に口を付けるとヒロが話し出した。


「簡単な地図を書いたのですが、城壁は地図の通りにミンガル領からオルレアの領地を通しダンジョンを避けてそのまま魔国の結界まで伸ばします。このオルレア城壁から新しい壁の間にこの様に領地を作りオルレアの町を新しく作るのです。今の城壁は必要無いので取り払います。」

「それは┅町を移転させると言うんだね。」

「新しい壁は高く幅も多くします。外からの侵入は不可能として、こちら側に面してる町中の壁は二重に作ります、行政、商業、各ギルド関連を移し今の町は居住地だけにする計画です。」

「かなりの事業だなぁ┅」

「新しい町は今まで通りに治めるのですが、現在町に住んでる冒険者や行商人の人達は新しい町へ移って貰い教会も同じです。」

「ヒロ?それって今の町から他所の人達を締め出すって事?」

「オルレアに産まれ育った人達だけの町にする、もちろん外へ働きに行ける、必要なのは余所者を混じらせない、入れないって事。他所から来た人達は新しいオルレアの町迄、領地経営が分かれるから文句は出ない筈だ、オルレアの人達は税が無くなる、新しいオルレアの町は税が掛かるってね。」

「ヒロ君?それで上手く行くのか?」

「ヒュードルの土地では農業と畜産が出来ますし、ミンガル領迄の土地も広く余ってます、そこは耕作地帯になりますし壁のこちら側には魔物がいません。町の人達は場外でも働けます、今の暮らしは変わらず働く場所が変わるだけで、安全安心が得られるのです。」

「利益を出せる仕事が有るから税を取る必要がなく魔物が居ないから領内で安全に働ける┅それに新しい町では商業を栄えさせ問題が多い冒険者達も┅では?行政が移るのなら騎士団や近衛師団もだね?」

「そうです、オルレアの大改革です。」

「マグウェル、しばらくは忙しいぞ。」

「大丈夫です、この仕事が終われば必ずゆっくり出来ますから。」

「資金はこの屋敷に置いておきます、何せお金が余って困ってますから。」

「それは助かるが?」

「お父さん!フォレスト領を甘く見ないで、元手無しで大金がジャンジャン入ってる状態なのよ、使い道が無いお金がいっぱいあっても面白くも何とも無いの。」

「ハハッ、それは本当です、実は使い道に困ってまして、是非使って下さい。」

「ありがとう感謝する、細かい事はマグウェルと詰めて君に確認するよ。」

「私達はフォレストへ戻ります、壁は明日には出来ますから土地の区割りとか始めると良いでしょう、では失礼します。」


セバスチャン、ギルバート、アンナとゲートで戻り次は大精霊達との話だ。

議事堂には皆さんお揃いで待っていた。


『戻って来たわね、手始めに紹介するわ、森の大精霊ドリアーネと命の大精霊ビィータよ。』

『初めましてね、でも私は前からこの地でウロウロしてたの、勝手にご免なさいね。』

『それは僕も同じだ、あの第4地区は素晴らしい!動物達がイキイキと暮らしてる、僕はノームに頼んで小屋を建て住んでしまった、勝手に申し訳無い。』

「そうでしたか、ありがとう、気に入って貰えたら嬉しい、これからも宜しく。」

『それで?創造神様からの頼みは聞いたけど私達には別にあるのよね?』

「実はダンジョンが見つかった先にはエルフ領を挟んで大きな湖があって山に囲まれてる、湖はウンディーネの領域だし後の皆は領域が有るよね?でもサラマンダーには無いんだよなぁ、それで創造神、シロ爺が王国には火山が無いからサラマンダーに造らせるのは面白いなんて言って。」

『それは本当か?火山を造って良いんだな!それは面白い、やっと俺にも領域が出来るってもんだぁ!』

『もう、サラマンダーちゃんは女の子何だから言葉使いを考えてね~ヒロちゃん?その湖は好きにして良いのよね?』

「うん、出来れば詳しく知りたいんだ、調べて教えてくれると助かる、サラマンダーにお願いするのはダンジョンからちょっと離れた所に造って貰えたら良いんだけど。」

『了解、ワクワクするぜぇ、久しぶりに力を出せる、ヒロよぉ?噴火とか要るか?』

「イヤイヤ、噴火は困る、出来れば最小限にって言うか、最初は仕方ないけど後は蒸気か煙りみたいで大人しい火山にしてよ。」

『わかったぜぇ!ちょくら行ってくる、酒を用意しておいてくれよな?』

『何を勝手な事を、ヒロ?壁を造るのに加勢を呼べと創造神様が言ってたんだな?ふむ、じゃあ3人程呼ぶか、このミンガル領からオルレア方面じゃな?任せろ、お前はオルレアから結界までかぁ』

「今回は規模が大きい、高さも幅も必要だから時間を掛けるよ。」

『そうだな、其れが良い、所で?何でも褒美が有るとな?』

「抜け目ないね?新しい酒を教えるから造ってよ。」

『『『『おお!お!新しい酒!』』』』

「シロ爺も飲みたいんだってさ、まだ他にも種類は有るからねぇ。」

『其れも教えてくれるんだな?』

「ボチボチと小出しするよ、教えたら其ればっかしになるだろ?それは駄目だから。」

『ケチじゃのぉ┅』

『ねぇ、魔の森を全部開拓するって事じゃ無いわよね?』

「無理無理、壁で調整するよ、魔物が居ない地区と解放する地区ってね、それに貴重な植物や生き物がいるだろうから其れも考えないと。」

『そう言う事ね、だからドリアーネとビィータなんだ、分かったわ、じゃあ早速行くわね』

「頼んだよ、頼りにしてるから。」


長い話し合いが一段落した。

これからが忙しい、早くやる事とじっくりやる事を見極め進める。

それぞれは仕事に向かって行った。

ヒロは少しの疲れと大きなやりがいを感じて晴れやかな顔になっていた。






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