領地計画
「カーラはどうしてる?」
「眠ったわ、それよりあの子はなんなの?」
「だから、説明しただろ?ダンジョンの管理者だって。」
「そうじゃ無くて、あの子は人間じゃないのよ、まったく何にも知らないの。」
「人間じゃ無い?だって胸もしっかり柔らかくてあそこも同じだったんだ。」
「あそこも!まさか?」
「いやいや、確かめたたんだよ、裸になっても平気にしてるから。」
パシッ 叩かれた┅
「カーラが言うには親とか居なくて創造されてあのコアと一緒にダンジョンへ連れてこられたって、だから鑑定したらヒューマノイド?なんか訳のわからない事を、だから人間でも亜人でも魔物でも無い┅不老不死だけど戦闘能力は0よ、ヒロも鑑定したんでしょ?」
「してない┅ヒューマノイド、人造人間?創造されたってのは┅女神が?カーラは造られたのか。」
「鑑定してないですって?無用心ね!どうするの?あの子赤ちゃんと同じ、何も出来ない、何も知らないの、知能はすごいけど。」
「だってむやみに鑑定とか嫌がられるだろ?それに敵対してないし┅そっかぁ、カーラは生活なんて無縁だったろうし1人ポッチでいたからな。」
「500年近くでしょ?」
「コアが消滅しない限りカーラは居る、だからずっと俺達と暮らせる、サラには悪いがカーラの世話をお願い出来る?」
「もちろん、人造人間?って言っても同じ人間だよ?血も流れてるし食べたり飲んだり、笑ったり感情もある、私はカーラが娘みたいに可愛く思えて、リィネやドリィと一緒に育てるょ。」
「頼んだよ、女帝。」
「何それ?女帝?」
「みんな思ってる、サラが本当の王だって。」
「そんな事言って!からかうな。」
抱きついて強いキスを押し付け、なだらかに営みへと誘われた。
朝早く悪魔達が帰ってきた。
それも?各々300体程のグレーターデーモン達を引き連れて┅はぁ┅
❬ヒロ様!只今戻りました、この者達が配下にございます❭
《妾の配下もです》《あちきのも》
《あたいも連れて来たぜ》
「ざっと1,200体かぁ、あっ、ジェイソンは親友を呼びに一月掛かると言ってまだ戻って無いんだ、それで配下の住み家とお前達の住む所は用意して置いたから。」
《それは有り難き事》
《あの白い建物かえ?》
《どこでも良いけど助かる》
《妾の好きにして宜しいので?》
「配下はあのダンジョン内で41階層から49階層迄の9階層を使ってくれ。」
❬それですと半端が出ますな?各々が約300の数❭
《俺の所はそんなに広く要らねえぜ》
「話し合って場所は決めて、壁を抜いて1つにしても良いから、4人で改装すると良い。」
❬ある程度壊しても良いと?❭
「もうダンジョンコアには話してあるから壊しても直ぐに修復すると思う。」
《さすが主様、いとも簡単にダンジョンを手なずけて、妾の婿に最適》
《バカか!ヒロ様は俺の婿だ、お前は引っ込んでろ》《あちきは最初からお慕いしておりんした》
「お前ら┅そんな事より頼みたい事がある、さっさと配下を収めて住む部屋も決めてくれ、後で呼ぶから。」
❬《《《ハッ、畏まりました》》》❭
ダンジョンへ次々と転移して行き┅
1,200体の悪魔軍団、それもグレターデーモンばかりだと?、中にはそれ以上のも混じってた、どんだけあいつら強いんだよ?
ジェイソンの親友って?とんでもないの連れて来るかも?
やれやれ、重い腰をあげ宿舎予定地へ来ると決めてた倉庫を建てる。
今の倉庫小屋ではこれからの収納は無理だと分かった。
広い農地に2つの鉱山、製作品に食料とかなりのスペースが必要になる。
倉庫を3連棟と別に今ある倉庫小屋を生鮮食品倉庫に作り替え建てる。
1号と相談しながら敷地割りと中の装備を決め、配置して行く。
工房での鍛冶とか細工製作に専門のゴーレムを置くのも面白いな┅そうするか。
一気に建て完成させると後は1号に任せて工房へ6号から12号の7体を連れて来て鍛冶職人と細工職人になって貰う為に能力を与える。
土魔法と火魔法、器用を、それと錬金術の1部を与え俺の代わりをして貰う。
良いなぁ、素直に働いてくれる┅サラも同じ気持ちなんだ┅
工房は任せてわからない事はフィルがお節介するだろう。
執務館?ピンと来ないなぁ、議事堂かな?
みんなに議事堂へ集まってもらう。
会議室での会議だ!
サラにはでき上がった事に驚いた振りをして感謝するとドヤ顔でご満悦だった。
会議の内容はダンジョンの利用法だ。
1度ダンジョンに入り感じた事や変えて欲しい事を意見して貰いより良い利用をしたいと伝えた。
俺達だけのダンジョンだから攻略とかしないで良いので危険が無く安全で訓練も出来る様にと説明した。
カーラからは簡単に各階層の特徴を解説して貰い構造と危険箇所を教えて貰った。
「大体こんな所だ、って!何でお前達がシレーッと参加してんだよ!それにその2人は?」
シルフィードとウンディーネが席に座りお菓子とお茶を飲んでる?
2人のおじさん?も┅
『フフッヒロちゃんが何か面白い事をしてるから』
『ダンジョンは判るけど、悪魔召喚って!何してるの?はぁ┅まぁ良いわ、この2人を紹介するね、こちらが火の大精霊サラマンダーと土の大精霊ノームよ』
「大精霊かよ!なんで4大精霊がこんな所でお菓子とお茶を勝手に飲んでるんだ!」
『だってヒロちゃん呼んでくれないでしょ?寂しくて』
『私達は精霊王様から言伝てを頼まれた事もあって来たの、ヒロに伝えておくわ、湖の向こう側はあなたの領地なのよ、今は魔の森が浸食してしまってるけど』
「そうなのか?向こう側って魔の森じゃ無かったのか。」
『本来は魔の森の結界までがフォレスト領地よ、だから整備して欲しいの、魔の森の境界まで綺麗にして結界を守って!』
『ヒロよ、会いたかったが遅くなった、我らも力を貸す、精霊王が心配してなぁ、お前さんはよっぽど、王に好かれてるみたいだ』
『羨ましい、人間が精霊王に好かれるなんて考えられん、だが、お前はなんだか違うんだ、なんか惹かれる、助けたい?違うか、放っておけないだ!』
「有難いけど、じゃあ色々と意見とかしてくれないか?丁度会議してる、ダンジョン運営とか領地計画とか何でも良いからさ。」
『儂が見た所、城壁は立派だったがまだ改良出来る、城壁の外の土も疲れとる、武具もまだ未熟かな?』
「そうなんだ、教えてくれる人が居なくて1人でやって来たけどノームは詳しいんだろ?!」
『工房を見てみたい』
「分かった、行こう」
「ちょっとヒロ!まだ会議が!」
「後はサラに任せた、取り敢えずダンジョンへ入る計画を考えて。」
そう告げてノームと工房へ急いで行ってしまった。
『俺も行ってみるか』
『サラマンダー?邪魔だけはしないで!』
シルフィードとウンディーネが会議に混じりサラ、シロ、ゼア、ドリィ、リィネがダンジョンへ入る順番と組み合わせをして明日朝から入る事をきめた。
その後は女子会になりシロはトボトボと出てきた。
ヒロ達はあーでも無いこーでも無いと意見し合い楽しげだ。
又、仕事が増えたとシロは湖の向こう側を見つめて考えていた。
『そもそも、この程度の炉ではまともな物は造れんよ、簡単な物しかな』
「ヤッパリ、そうだよね、じゃあ新しく造るから教えてくれる?」
『ここでは狭いな?ここの隣に造るか』
「ここはゴーレム用にしよう、炉を造った後に部屋を拡張すれば良いかな。」
隣にノームの指示を受け炉を創造する。
大きな釜炉?形が思ったのと違うがノームは嬉しそうに出来た炉を確めてる。
『サラマンダーよ!火入れを手伝え、お前の火力があれば良い炉となる』
『わかった、だが褒美は忘れるな』
『ヒロよ?お前さんは前世の酒が造れるのだろう?』
「酒かぁ、ウィスキーとかワインにブランデー、それとビールとかはこの世界でも造れるよ。」
『ほらな?儂が言った通りだろ?サラマンダーよ、少し待てば旨い酒が飲めるぞ』
『でかした!じゃあどうするのだ?』
『ミスリルはあるのか?』
「ここに全種類の鉱石を出すよ。」
そう言ってアイテムBOXから出すと炉へと入れた。
『こんなに鉱石を持ってるのか?』
「まだあるよ、それにこの領地には2つも鉱山が見つかったから材料には困らない。」
『そうか!それで先ずは剣を造るかな』
ノームはミスリル鉱石とオリハルコン鉱石、アダマンタイト鉱石を混ぜ溶かしてすくい、鉄鉱石と鉛を混ぜ溶かして合わせる。
それを叩いて形を剣にして行く。
カーン カーンと気持ち良い音を立てて火花が散る。
ジューワッ! カンカン
黒い色から漆黒になり できた そう呟き台に置くと暫くすると段々に漆黒から虹色の刃先に変わって行く。
「凄い!これは?まるで生きてるみたいだ!」
『久々にお前の剣を見たな、まだ腕は鈍ってはいないか』
『手始めにはこんな物かな?ヒロへ前祝いだ』
「前祝い?」
『領主になった祝いだよ、儂は酒を造るのを手伝うからここに残る、宜しくな?』
「ホント!願ったりだよ、色々と教えてもらえる、酒造りはアンナが決めてた事だし俺も料理に使うから。」
『異世界の酒を飲みたいからな』
「でもウィスキーとかは何年も寝かさないと?」
『そんな事は次元収納だったか、お前さんは持ってるだろ?』
「時空間収納は?そうか、収納して時間を進めれば良いだけか?」
『そう言う事だ、期待してるぞ』
『俺は出来た頃に又来る、そうだな┅一月待つか?』
「それまでには何種類か出来ると思うよ。ノームに手伝ってもらい醸造所と蒸留所に蒸留器を造るから。」
『蒸留?まぁ良い、楽しくなって来たぞ!』
酒造りの仕事は増えたがノームが居てくれると領地整備は格段に良くなる。
城壁や耕作地の土作り、ゴーレム職人の面倒とゴーレムの改良、助かる。
悪魔達にはクロードが言ってた逃げる魔物を討伐して貰う。
オルレアの町とヒュードルの町からこちらへ向かって全ての魔物を一掃してサミー達の所までが討伐達成だ。
悪魔軍団は一斉に飛び立ち、初陣だぁ!と喜んでいた。
魂が取り込めるからな┅
魔石はどうするのか聞かれたが任せる事にした。
大事なのは魔物が町を襲わない事だから。
第2城壁もノームの知恵を借りて造りあげた、鉱山地帯を擁する町を作る。
第3の城壁の向こうに一大農作地帯を展開する。
もうすぐ俺の創造してた領地になって行く、湖の向こう側も片付け無いと┅
急ピッチに進む整備にサラ達は追い付かずせっせとダンジョン探索を楽しんでいる。
一段落したらあの湖の向こう側の掃除だ!
アンナ達が来る頃にはある程度領地の形が出来てるだろう。
俺達の暮らす豊かな生活の場所が┅




