表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第二章 新天地
48/84

整備 整地 退治


アンデッド、死んだ者が慰霊になりさまよう。

スケルトンとは骨になった亡骸がただ動き回るだけの死霊、知能もなく直ぐに壊れる。

あのアンデッド達はスケルトンだが知能があり言葉も交わせた。

普通統率が取れた死霊にはリッチ等の高位の悪霊が付いて居る筈だがリッチやらレイスみたいな魔法を使う悪霊はいなかった。

純粋な遺恨を抱いた死霊なのか?

今はスケルトンでなくリッチ位の高位の死霊になったが┅

進化させてみるか?┅

傍らで眠っている裸のサラを見ながら昨日の事を思い出していた。

目を覚ますと口付して、そのキスから熱い吐息が流れ込んだ。

昨夜の余韻が残っているのか、火照った体を刷り寄せ俺のジュニアをやさしく撫で誘うような素振り。

さんざん堪能したのにまだ欲してる。

もう朝とは言い難い時間だ、欲望を抑え静かに離れると残念そうに睨み、起き上がってジュニアを強く握る。

ベーッと舌をだし服を着て部屋から出て行った。

そりぁ一回くらいは┅ダメダメ!今はそれどころじゃ無い。

忙しいんだから┅

顔を洗い外へ出るとグリフォン達がなにやら騒いでる?島に向かって鳴いてるがぁ?

イヤハヤ!スケルトンの軍勢が整列してる。

みんなには説明して、船着き場から島まで簡単な橋を架けた。

サミュエルが挨拶して誇らしげに話す。


〈主、あれから配下の者が甦りざっと3,000の団員を得ました、まだ2000程祠に眠っております〉

〈できれば馬が欲しいのですが、祠に死体を探したらおおよそ2000体が散らばっておりました、配下と合わせて甦りをお願い致します〉

「出来る限りの事はするけど約束はしないよ?ホントにやった事無いから。」

〈承知致しました、が、主ならば必ずや出来ると思われます〉

「ハイハイわかったよ、まだ向こうへは渡らないで欲しいんだ、整備が済んで無いから。」

〈私らでやりましょうか?〉

「出来る?」

〈設営は基本中の基本、場所さえ有れば〉

「じゃあ、あの川向こうに広い場所があるからあそこかな?」

〈はっ、畏まりました、我らの駐屯地として設営致します〉


カーギル副団長とクロード分団長が指示すると ザッザッ ザッザッ と2列で行進して行く。

長い隊列が川を渡り広い場所へ着くと指示通りに草を刈る者、杭を打ち込む者、木を切り倒し場所を広げてゆく。


「はぁーヒロォ?あれはどうするの?」

「元騎士団達らしいよ、お願いされて配下になったよ。」

「配下って、あんなにいっぱい!」

「見ての通りアンデッド、だから食料も寝る所も必要無いんだ、3人が指揮官でサミュエル団長とカーギル副団長、それとクロード分団長だよ、サミュエルって呼びにくいからサミーで良いか。」

「確かに騎士団があれば心強いけど┅」

「後で紹介するよ、凄く真面目な人達だよ。」

「魔石で動いてるってゴーレムと同じ?」

「違うよ、彼らは生きていて死んだ者達だから意思を持ってる、ゴーレムは意思を持つまで時間が掛かるんだ、あの門番ゴーレムに名前を与えれば魔石が反応して意思や知能も備わるよ。」

「それが狙いだったの?じゃあ家事ゴーレムやメイドゴーレムも名前を与えたら┅」

「もう名前は与えてるよ、番号だけど彼らは名前だと認識している、だんだんと自分達で考え始めてるから。」

「そう┅だからかな?個性が有るのは。」

「良く見てると適性も解ってくるよ、サラがもっとメイドが欲しかったら増やせば良い、メイドだけでなく必要と思う人材を作れるよ。」

「進化するのかな?」

「実を潰した汁をかければ進化するとは思うけど。」

「1号と2号に試してみる。」


精霊樹の実をサラのアイテムBOXへ何百個か流し込み任せる事にした。

サミーを呼び俺も試した。


「これは進化の実なんだけどカーギルとクロードに食べさせて、サミーもだよ?食べたら力が抜けるからちゃんと場所を取って食べて。」

〈有り難き幸せこんなにして貰い┅〉

「泣かないでよ、涙って?とにかく食べたら大人しくしていて、俺達はあの向こうで魔物退治して来るから。」

「魔物退治?我らも?」

「イヤイヤ、大丈夫だから、まだ騎士団として整って無いでしょ?整ったらお願いするから。」

〈ハッ、主に残った配下と馬の甦りをお願い致しましたから願い叶った暁には我らラウル騎士団が!〉

「違う違う!フォレスト騎士団!ここは俺が治めるフォレスト領地なんだから!」

〈すみません!フォレスト騎士団ですか?素晴らしい名前です!我らフォレスト騎士団の名を承ったぞ!〉


すると全員が青白く光りに包まれぎこちない動きのスケルトン達が人間と同じ動きを始めて変なギギギと言うきしむ音もなくなった。

名前かな?

まぁ良いや、3人に大人しく実を食べて貰い進化の結果を楽しみにトロール退治に出掛けた。

シロとゼアが先遣隊でドリィとリィネに乗り空から向かった。

森を越え湖のほとりに集落みたいな物が無数有った。

身長4mから5mのトロール達が石の棍棒と木で作った棍棒を持って構えてる。

もちろん会話など出来はしない。

魔素と魔力で魔物になった怪物だ。

サラは弓を構え一番大きな奴に放つ。

サラの弓矢は俺が特製した魔力が籠った矢だから刺されば破裂する。

眉間に刺さり破裂と言うより爆発した?

次々と倒していく。

下ではシロとゼアが能力を解き放した巨大な姿で襲い掛かってる。

イヤハヤどちらが怪物なんだろう?

トロール達も次から次に現れる、何体居るんだ?100と利かない。

辺りは木々が倒れサラの火魔法で集落が燃える。


「サラ!トロールの魔石が欲しい!胸は外して!頭を狙って!」


そう言ってリィネとドリィに指示して魔石の回収を頼んだ。

俺は飛行して剣と魔法で首を跳ねて行く。

3時間は掛かっただろう、見える限り生きたトロールは居なくなった。

500はいたのか?

トロールの亡骸が埋め尽くされていた。


『ヒロ?どうするんだ?この亡骸も燃やすのか?』

「否、ここは燃やしたら森林火災になる、考えが有るから魔石だけ回収して帰ろう。」

『考え?また何か良からぬ企みかな?』

「ちょっと試したい事に気が付いてね!上手く行けば面白い事になるよ。」

『ではそれを待とう』

「ヒロってば勝手に何でもやるんだから!私も好きにして良い?」

「ああ!ジャンジャンやって!試したい事や、やりたい事はドンドンやろうよ?ここは俺達が好きにして良い所なんだから。」

「わかったわ、好きにする、フフフッ。」


戻ると騎士団が様変わりして驚いた。

進化したサミー達は以前の能力に俺の能力を足して独自に進化して、拠点を造り整備していた。

配下も系列なのか幾らか進化の兆しが見える、確かフィルが言ってた、眷属になると能力が繋がるとか?


『解 眷属は魂が連なるもの達 アンデッドでも召喚されたモノは配下として眷属になります』


うわッ!急に出て来るな!


「なんだよ?今まで全然反応しなかった癖に!」


『告 アンナ達の面倒をしており 時間が有りませんでした』


「アンナ達は無事なのか?」


『解 魔物の討伐と魔人に吸血鬼は殲滅しました』


「彼女達が無事ならいいよ、俺達は何だかんだと忙しいよ。」


『告 ラウル王国は470年前に滅びました その後ルーデンス王国となり300年前の大戦争で今の世界が型どられました ルイス王国は魔国に滅ぼされたと言って良いでしょう』


「そうか、サミー達も浮かばれないな、戦に行けず途中で果てたのだから。」


『解 サミュエル団長は王国一の剣士、カーギル副団長は賢者と言われクロード分団長は隠密と暗殺に長けて国民や帝国から恐れられていました 3人とも王国の英雄とされて今でも王都の博物館に剣や鎧が飾られてます』


「凄い人物達だったんだ!それで?あのダンジョンは何なの?」


「あのダンジョンは特異ダンジョンです 突然変異かと思われます 何故か産まれた模様 調べる価値が有ります 」


「落ち着いたら調べるよ、ダンジョンだからマスターが居るんだろう?」


『解 あのダンジョンにはマスターが存在しません 最下層50階にはあのアンデッドしか存在を確認していません』


「ダンジョンが有るって知ってたら早く教えておいてよ!まったく役立たず何だから。」


『告 申し訳有りません 主様ならば問題無いと思いまして それに大精霊達も知っていたので』


「シルフィとウンディーネは知ってたのか?くそぅ、何にも言わなかったぞ、妖精がヒントをくれたけど。」


『告 ダンジョンはプレゼントとして受け取れば? ダンジョンマスターは主様のような物です アンナ達はゴーレム馬車にて2ヶ月後には到着する予定 ゴーレムのリチャードは知能と意識が備わりました』


「俺がマスター?そんな事はない!しかし、ゴーレムのリチャードかぁ?ありがとう!貴重な報告、俺も試してみるよ。」


昼をとっくに過ぎていて、もう腹ぺこで汚れた体を風呂で流そうと中へ入るとサラとゼア、リィネが入っていた、サラは笑顔で迎えてくれたがゼアとリィネは恥ずかしそうに慌てて隠し紅くなってる。

ゼアの裸体にウットリする、まるでモデルみたいに均整が整ってボリュームもあり真っ白の肌がお湯でほのかに朱く染まる、リィネはFカップの胸を隠しきれずお尻を向け湯船に逃げた、イヤイヤお尻からって┅丸見えなんですけど?

4人で湯船に浸かりサラが2人に教える、主に恥ずかしがっては駄目だと?

彼女は俺がゼアやリィネと契りを交わすと思ってるのか?

それだとホントにハーレムになるぞ?

ウルティマも関心深げに俺の股間を見てるし?

確かに亜人と人間の子供は居るが?

果たしてどうなの?

フィル?どうなんだぁ!


『告 知りません! ご勝手に!』


なんだよ┅怒ってるのか?口調がぁ?

フィルが焼きもち?

フィルって女神だったよな┅?

イヤイヤそれはない、うん、それは?


『告 主様は女心に疎いです!』


なんだそれ?

とにかくゼアとリィネの素晴らしい裸体を脳裏に刻む。

風呂から上がるとゴーレム2号がバスタオルを渡してくれて3号4号が配膳している。

それならば料理も出来るかな?

サラと試そう。

家事全般はゴーレムに任せる事にする。

後、1号には言葉をとっ?えっ!喋ってる?


「サラ?ゴーレム達が喋ってるけど?」

「フフッ、進化の実をジュースにして頭からかけて、飲ませたのそしたら話してくれて楽になったわ。」

「全員に?」

「そっ、全員に飲ませたの、後、農場ゴーレム達も、絞りカスは畑に撒いといたわよ。」

「畑に┅なんか凄い事になるぞ?この子らもゴーレムじゃなくなる。」

「表情も豊かよ、友達になれたらって思って。」

「そっそうだね、それは良かった。アハハ」


やはりサラは放っておくとやらかすな?

俺に似てきたのかな?

でも結果オーライだな、ゴーレムの扱い方がわかった。

軽く昼食替わりを食べてシロと門を造る所へ行った。

歩いて行くと結構離れていて遠くは無いか?と尋ねると領主のお膝元は広く優雅にして、この先、整備が済んだ所にまた城壁を足して行けば良いと言う。

それは幾つも領地を拡げ、城壁で囲み多重城壁の領地と言う訳か?確かに魔物が多い地域ならではだな、ならば城壁にはバチスタ、あの投てき機を配置すれば人を少なく出来る。

スケルトン配備なら時間も関係無く配置できる。

見渡すとなだらかな丘で台地から降りて来る感じだ。

空からしか見てなかったから地形がこんなにも入り組んでいるとは?

屋敷の方を見ると綺麗な景色が拡がる。

丘の頂上を起点として城壁を張ろう。

道の真ん中、そこから壁を10mの高さで厚さは5m位、空から壁を興して行く。

あのグリフォン部隊の高台の先を囲むように湖の中まで伸ばす。

途中魔物が居た!あれがミノタウロスかな?角が立派で巨体だ、それには構わず壁を張る。

巻き込まれ転げ落ちて行く。

ジャンジャン造り、反対側も造る。

終点は丁度ミノタウロスの集落があった湖のほとり。

湖の中まで壁を興して整える。

見事に囲った。

シロの所へ戻り壁をくり貫き通用口を通した。

門には頑丈なミスリル合金で作った扉を入口出口とはめ込みゴーレムを向こうとこっちに2人ずつ配置する。

門番ゴーレム達には名前を与え今までの魔石をトロールの魔石に替えて進化の実を、サラと同じように与える。


「お前達には十分な能力を与える、剣と鎧も特製を与える、この門番は重要だからだ!許可の無い物は入れないように!」


1度に与えたのでやはりグッタリと壁に寄りかかり意識を失っている┅

城壁周りと入口に来る迄の一帯に幻惑魔法を極大にかける。

エルフの森へと入る地帯と同じような幻惑の霧が深く拡がる、門までは辿り着く事は不可能になった。

これなら空からでもわからないな┅

シロと戻った。


『名前を教えてくれるかな?』

「入口の方はカメルとカール、出口はトールとテールだよ。」

『覚えておこう、毎日顔を合わせるからな』

「見廻りか、好きだね?」

『習慣だ、気にするな。』

「城壁も門も出来た、後は城壁の中を整備と整地したら少しはゆっくり出来るかな?」

『あの魔人達はなるべく早く成敗しないとアンナ達がやって来るぞ?』

「フィルが連絡くれたよ、後2ヶ月後に到着するってね。」

『2ヶ月か?じゃあ全部終わって他の地帯の魔物討伐もかなり出来るな?』

「ダンジョンも調べなくてはいけないからゆっくりは少しかな?」

『やる事が多いのは良い事だ、この領地はもっと美しく成るだろう』

「美しくか┅母様が住んでた頃の様な場所にしたいからね?魔物は一掃してしまうよ。」

『確かオズウェルの池には魔物避けの植物が植わっていた、この湖辺りに群生してる筈だ、オズウェルの池のは少しだけの群生だった、妖精達が知ってると思うが』

「それは凄い!栽培してこの辺り一面に植えよう、湖に面した所にも栽培して魔物が来ないようにしてしまおう。」

『アンナが喜ぶだろう、薬草が豊富な地域だからな木の実も変わったのが有ったぞ』

「この辺りの調査は任せた、俺はグリフォン達が安心して眠れる住み家を造らないと。」


歩いて景色を見ながら頭の中は整地と整備の考えが次から次に浮かんでいた。

畑だけでは無く景観も整え無くては、里みたいに花が咲き乱れ木々が立ち並び自然豊かな郷土。

邪悪な魂が無い生き物達で溢れる場所を目指す。

どんな手を使ってでも┅




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ