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黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第二章 新天地
42/84

新しい世界


❨シロさん?❩

『おおっ、ドリィよ、そちらは?』

❨シロさんこそそちらはユニコーンでは?❩

『ああ、迷っていたのでつれてきた』

❨そうですか、この子はドラゴンに追われてたので助けました❩

『そうか┅迷いドラゴンがやたらと多い、やはり森に異変がおきてるようだ』

❨そうですね、コカトリスを見かけました、エルフの森も影響が?❩

『そうだろう、コカトリスがこんな所へは来ない、彼らはエルフの森を守護してる』

❨古竜さんは何もしないのですか?❩

『あやつは竜族ばかりを贔屓して森の守護を忘れてる、はぐれドラゴンがこんなでもな』

❨5神獣様方はこの異変をどうお考えなのですか?❩

『わからん、我等は各々自由気ままだからな、人族や亜人が調和しているなら手出しはしないが魔物の調和が乱れたら正さねばならん』

❨世界の調和が乱れてると?❩

『なにやらきな臭い事も起きてる、魔人だと思うが』

❨魔国から侵入していると?❩

『多分魔国の思惑ではなく誰かこちらの世界と取引した魔人かも知れない』

❨悪い人族か亜人と取引した魔人が魔物を煽っていると?❩

『ふん!多分人族だろうな、魔人の力を頼ったのだろう』

❨それで?ヒロ様達には?❩

『大丈夫だ、ヒロは既に気付いている、大精霊のシルフィードがこの地に来ているいずれ会うだろう。』

❨ではヒロ様にお任せで宜しいのですね?❩

『ああ、任せておけば何も心配はないだろう、ヒロは神よりも能力が有るんだからな』

❨ハイ、この子をヒロ様に預けようと思います❩

『このユニコーンも何やら訳ありだそうだ、彼なら面倒見てくれるだろう』


シロとドリィが話してるとサラが家から出て来た。

屋敷の周りには山となったゴブリンとオークの亡骸が散乱している。

屋敷には多重結界が張られていたから彼等は自殺したのだろう。

サラが覚えたての土魔法で穴を掘っていたらヒロも起きてきた。


「サラ!それは俺が片付けるから!」

「助かったわ、ヒロ┅お・は・よ」


抱きつき熱いキスをするサラが少し艶かしく起きたてなのにまたベッドへと誘いたくなる。


『ヒロ!紹介したい物がおるのだが?』

❨私も紹介したいの❩

「どうしたんだ?」

『ユニコーンなんだが迷ってたので連れてきた』

❨この子はドラゴンに追われてたの❩

「わかった、起きたばかりだからちょっと待って、お茶でも飲みながらで良いかな?」

「あっ、支度するわね?」

「この亡骸は片付けるから。」


サラが開けた穴は深くして他にも2ヵ所穴を掘りサッさとゴブリン達をぶっ混む。

全部の穴にファイアーボールを放ち亡骸を燃やす。

亡骸に惹かれ魔物が集まるから燃やすに限る、ゾンビになったりもするかな?

大方片付けるとお茶の用意ができたみたいだ、2人でお茶とお目覚のケーキを食べながらシロとドリィにユニコーンとグリフォンにも食べ物を与え、話しを聞いた。

ユニコーンの存在は知っていたが初めて見る。

角が超貴重で最上級ポーションのエリクサの材料になる。

真っ白な馬体は美しく瞳がクリクリしてかわいい。

まだ大人にはなってないようだ。

ドリィが連れて来たグリフォンも幼い感じで小さい。

シロの話だとユニコーンがこんな所に迷う筈は無いと言う。

ドラゴンがこの辺りにいるのもおかしい?

確かに異変は起きてる。

ウンデーィネが言ってたフォレスト領に異変とはこんな所か?

デスドラゴンも普通じゃ無い。

さて?このユニコーンとグリフォンの子をどうしたら┅

サラと頭を抱える。

シロは二人とも召喚しろと言う┅ドリィも使い魔にと進言する┅

4人で出した答はシロの言う通りに召喚して面倒を見る事にした。

ユニコーンにはゼアと名付けしてグリフォンの子にはサラがリィネと名付けした。

もちろん進化の実を食べさせた。

ゼアは5倍の大きさになり角は黄金色に耀き、瞳は深いエメラルドグリーンとなり尻尾は長くプラチナブロンドみたいに銀色に成った。

ユニコーンは水魔法が得意で回復魔法も扱える、教えがいのある奴だ。

リィネも5倍の大きさになりドリィと同じ様に白くフワッフワッになり、瞳が金色に耀いている。

もちろんドリィ同様、ブレスが吐ける。

グリフォンからスーパーグリフォン、グリドーラは火魔法が得意みたいだ。


〖主様、ゼアと名前を頂きありがとうございます、迷っていたのは魔人から逃げていたのです、この半年前から魔人の噂が有り調べに両親と此方へ来たのですが、魔人は一体ではなく3体いて吸血鬼を家来にしていました、非力な私達では敵わず逃げて迷ってしまいました、シロ様に逢わなければ死んでいたでしょう、シロ様の主と言われるヒロ様に従える事は幸いです、私の両親は吸血鬼に殺されました┅〗

「それは残念な┅」

〖良いのです、森の管理は我らの役目、まだ一族は健在です、魔人達は何やら悪い計画をしていると思われます〗

「それはシルフィードが教えてくれると思うよ。」

〖シルフィード?〗

「風の大精霊さ、フォレスト領に来てる筈だ。」

『ヒロよ?随分落ち着いてるな?』

「慌てても仕方ない、今は俺達がやらなければいけない事を優先しないと。」

❬私にもリィネと名前を頂きありがとうございます、こんな力を授かりドラゴンにも負ける事は失くなりました、そしてあなた様の使い魔として使える事になって幸いです❭

❨リィネ?私の事はドリィと呼んでね、サラは?❩

「私もサラと呼んでね?でも旦那様にはヒロ様とね!」

❬畏まりました、ヒロ様には感謝しかありません、だけど奥様を呼び捨てでは?❭

「私は良いのよ、お友達になれたら良いからね。」

❬寛大なお心、ありがとうございます、ではサラさんと呼ばせてもらいます❭

「今はフォレストで暮らせる様にしないといけないから先を急ぐんだ、皆なもそのつもりで!」

「❨❬〖『了解!』〗❭❩」


食事を終えて家を元の土へと戻し炭に成ったゴブリン等の穴も塞ぐとサラはドリィへ俺はリィネに乗りシロとゼアは進化した姿で野を駈ける。

計算では1週間程の時間で母様が住んでいた家へ着く予定だ。

確かに魔物がやたらと多い。

空も賑やかだ。

構わず進む、たまにちょっかいするワイバーンや大型のカラス、大型トンボ?とか変な虫も飛んで来る。

片っ端からファイアーボールかファイアートルネードと火で焼いてしまう。

サラは面白いのかいろんな魔法を試して片付けてる。

下ではたまに大きな熊みたいなのや狼連中が彷徨いてる。

正に未開の地だ。

遠くにドラゴンが見える、あれがリィネを虐めた奴かな?


「リィネ?あのドラゴンがお前を虐めたのか?」

❬ハイ、あのドラゴンです❭

「サラ?あのドラゴンがリィネを虐めた奴だってさ!どうする?」

「決まってるでしょ!カタキはとるわよ!」


ドリィに何か言って方向を変えた、ドリィは高度を下げ高く飛ぶドラゴンの下から一気に上昇する。

サラが狙いを定めて雷魔法【サンダーボルト】を放つ。

空から稲光りがドラゴン目掛けて落ちる。

ビカーッ ズドーンと首から頭が吹き飛ぶ。

ズーン ズシーンと地面に叩き落ちるとドリィが側へと降りてサラはパッとBOXへドラゴンをしまう。

呆気なく片付いた、リィネはポカーンと見てたがハッとして聞いて来た。


❬主様、サラさんは、サラ様はとんでもない強いお方なのですね?❭

「ハハハッ、サラは強いよ、俺もサラが怒ったら絶対逃げるよ。」

❬主様が┅やはりサラ様と呼ばせて頂きます❭

「サラと話してね。」


休憩と夜営を重ね旅は順調に進んだ。

地図にある印に明日は辿り着く迄に来た。

やっと着く、ローレンスの地から三月で来れた。

アンナ達はまだ半年か其処らは掛かるだろう、着く迄に迎えられる様にしないと┅

夜営のキャンプで4人と話し合った。

明日は目当ての地へ着く。

多分、魔物との戦いが待ってるだろう、家があった場所にはオークかゴブリンか?魔物が陣度ってる筈だ。

1週間で片付けると言うとサラはもっと早く片付くと笑う。


『ヒロは何か計画があるのか?』

「このフォレスト領は地図通りだとかなりの広さがある、ローレンス辺境伯領の4分の1くらいかな?整地すれば農地として開拓できるし魔の森が侵食した土地を戻せばもっと広くなる、キチンと計画して区割りもしないといけない。」

「人手とかどうするの?」

「それはもっと後だよ、魔物が居なくなるのが大事なんだ。」

「ヒロの頭の中にはちゃんと絵が有るんでしょ?」

「ハハッ、まだ見て無いからハッキリとはね?ただ、暮らし易い場所かな?誰もが皆な楽しく暮らせる土地にしたいんだ。」

『それは人族だけでは無く亜人種もかな?』

「もちろん!それに魔物の中にもきっと話が解る奴もいると思うよ、」

〖私達も魔物ですからその様な場所は嬉しいです〗

「私もできると思うよ、魔物だって同じ生き物なんだから。」

「知能が無いから魔物と呼ばれて知能があれば亜人種になるってのは間違いだと思う、人族が勝手にそう言ってるだけなんじゃ無いかな?昔からそう思ってた。」

『確かに┅オークキングやオーガ族にゴブリンの上位種、ホブゴブリンとかは知能はあるが人族や亜人種は魔物として扱う、奴らも話せるのだが?』

「人族は弱く永くは生きられない、魔物に怯えて生きてる、余計な面倒は抱えたく無いのだろう。」

〖確かに人族は自分達が最上位種だと自負してる、考える能力と魔法を使いこの世界を支配してると考えている〗

『この世界の頂点は人族では無い、そもそも支配したと勘違いしてるだけだ、魔人には手も足も出ないだろう、勇者とかが居たとしても魔人と魔物が攻めて来れば人族は滅ぶのに』

「永い事そんな事が無かったから人間は馬鹿になってしまったのかな?」

『300年前に魔王と勇者が戦い魔国と人族、エルフ族の土地を分断したのは創造神だ、勇者は魔王に勝った訳では無く力付き倒れたのは勇者だ、魔王は深手を負い魔国へ引っ込んだ、手下の4候魔人と吸血鬼族が激しく攻めて来たが我ら5神獣が蹴散らした、創造神と女神達がこの世界をどうにか治めた』

「シロ爺が言ってたよ、この世界は不安定だと、女神が管理してたがサボりやがって世界が荒れてるってね。」

「女神様ってあの全智全能の?」

「そうだよ、あの女神がキチンと管理してたら魔国とこの世界は調和がとれた物になってたんだ。」

『創造神が言うにはこの世界は元々滅びて失くなる運命だったが女神の怠慢で滅亡のシナリオが無くなってしまった、だからテコ入れをするとな?』

「何考えてるのやら?随分と会ってないけど。」

❬主様は創造神様とか女神様と顔見知りなのですか?❭

「俺をこの世界へ飛ばしたのもこの能力をくれたのも創造神と女神だよ、俺は異世界から来た転生者なんだ、だから魔人だとか魔物とかに違和感を感じ無い、もちろん亜人もね。」

〖主様は違う世界で何をなさるのか?〗

「何もしないさ、好きな事をして大事な仲間や家族が幸せに暮らせれば良いだけだよ、最近はフィルが反応しないけど知識を教えてくれる相棒も居るから皆なと楽しく生きて行ければ良いだけさ。」

「私達ね!実は不老不死の力を持ってるの、だから永く生きる分家族や仲間を大事にしたいの。」

「お前達にも不死不死を与えたいんだ、せっかく仲間に成ったんだから。」

〖❬❨『是非ともお願いします する』❩❭〗

「不死不死が身に付くと別の能力が付くんだ、個体差はあるけどね。」

「個性かな?ドラゴンのウルティマは進化して話せる様に成ったけどまだ不死不死の力はないの、ハイエルフのマーサは進化だけで不死不死になったけどね。」

〖お仲間も凄い方々がいらっしゃるのですね?〗

「不死不死の力は女神がくれたんだ、俺に味方になって欲しいのかな?創造神が仲良くしてくれって言ってね。」

❨聞けば聞く程なにか凄い事に私は参加してるのでは?❩

〖ドリィよ?こうして話せる事自体が凄い事だぞ?更に不老不死が授かれば我々は全く違う生き物に成るのだ、心して覚悟せよ〗

「そんな、大袈裟に考えないで、縁が有って仲間になったんだから力を合わせて幸せになろうよ?」

「きっと楽しく生きてけるわよ、その内あなた達も子供を設けて家族を作るのよ!あなた達の家族をね?」


夜遅くまで話しは途切れなかった。

総てを話し理解仕合いこれからの未来を考える。

みんなで考えて意見を出し合い誰もが暮らしやすく困らない様にと。



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