オルレア冒険者ギルド
「ヒロ君これが以前のフォレスト領地の地図だ。」
「うわっ、ありがとうございます。」
「随分と前のだけど役にたつと思うよ、マリアンヌ様が住んでた場所も印してあるから判るだろう。」
「本当に助かります。」
「それと、君達はこのオルレアの町を使うのなら冒険者ギルドと商業ギルドに行っておいたが良い。」
「はい、買い出しや素材を売りには来ますからね。」
「落ち着いたらダンジョンへも行きなさい、あのダンジョンはまだ層覇されてなくてね、ダンジョンマスターも誰だか分からないんだ。」
「確か下の階層は鉱物が踏んだんにあって中層階は高ランクの魔物が居るんでしたね?」
「最高層覇が65階なんだ、その先はまだ誰も入ってない。」
「ダンジョンですか?面白そうね。」
「危険はあるよ。」
「冒険者は地位と名声、お金にもなるダンジョンだから命掛けなんだよ。」
「死んだら何にもならないのに。」
「それだけの価値があるんだと思うよ。」
「オルレアダンジョンへは落ち着いたら行って見ます。」
「ゲートも有ることだしいつでも来なさい、婿殿。」
「私も待ってますよ。」
「はい、では、ギルドを回ってフォレストへと向かいます。」
スティーブ子爵邸を出てから冒険者ギルドへ行くとさすがにダンジョンが近いだけあり冒険者が多い。
ついでに狩った魔物や素材を売ろうと受付カウンターを見ると可愛い女性がこちらを見てる。
「いらっしゃいませ、今日はどんな御用ですか?」
「実は始めてオルレアへ来たのですが。」
「ギルドカードはお持ちですか?」
「はい、これで。」
「Cランクのヒロ・タチバナ様ですね?こちらがサラ・タチバナ様、ご夫婦ですか。」
「はい!」
凄く嬉しそうだ┅
「売りたいのがあるんだけど?」
「買い取りですね、どんな物がありますか?」
「ワイバーンとかですが。」
「ワイバーン!ちょっと待って下さい、買い取りの係を呼びますから、あっ、私は受付のセレナと言います。」
サッと奥へ行き男の人と出て来た。
「ワイバーンなら解体所が良いな、俺はカイルと言ってこのギルドの買い取りの係を任されてる、裏へ行こう。」
「ヒロ・タチバナと言います、宜しく。」
裏へ行くと広い倉庫が有り何人か解体の係の人達が待っていた。
ここへと言われてサラと一緒にBOXから次々と出した。
「オイオイオイ!こんなに!」
「Cランクとか言ってなかったか?」
「こりゃ忙しくなるぞ!」
ワイバーンを7匹、ブラッドベアを5匹、ブレードウルフ8匹、アユティーが13匹、レッドボアが6匹、オークジェネラル3体、オーク8体、途中飛行の邪魔をしたレッドドラゴンは出さないでおいた。
ワイバーンも食料用に1匹は取っておいた。
カイルは呆れた顔で出された物を見てると後ろから大柄な体格の人が声をかけた。
「カイル?これはこいつらが?」
「ええ、ギルド長始めて来たってんですが。」
「オイ!お前たちのランクはなんだ?」
「2人ともCランクです。」
「Cランク?ワイバーンはどうにかなるか?しかしオークジェネラルはBランクでも手を焼くんだがな?」
「あはっ、2人で倒したので。」
「俺はギルド長をしてるウォルトと言う、これだけの魔物を一度に持って来たのは始めてなんだが。」
「あっ、それは此方へ来るまでに狩ったので量が多くなってしまったんです。」
「どこから来たんだ?」
「ローレンス領都からです。」
「そうか、まっ良いだろ、カイル、精算してしまえ、お前達はちょっと来てもらおう。」
「あはっ、あと、薬草や素材もあるのですが?」
「それは中で出してもらおう、しかし、薬草に素材もか?一体?」
ギルド長のウォルトの後から2人で付いて行くと執務室で女性が待っていた。
「ウォルト、そちらがヒロ・タチバナさんとサラ・タチバナさんね?」
「そう言ってたかな?」
「もう、貴方はちゃんと連絡位確認しなさいね!子爵様から連絡来てたでしょ?」
「そう言えば┅アーッ、確かに子爵令嬢の婿が行くと?」
「全く!ごめんなさいね?私は副ギルド長のシャルルよ、オルレア子爵から貴方達が行くから宜しくとね?」
「スティーブさんが?」
「これを読みなさい!バカギルド長!」
「何々?って!お前は辺境伯の三男?貴族か?」
「いやぁ、確かにローレンス家の三男ですが貴族は辞めましたので。」
「そうか、変わってるな。」
「じゃあ、ヒロさん?君?」
「君だと助かります。」
「では、ヒロ君とサラさん、歓迎しますよ!このギルドを拠点にするのよね?」
「ええ、こちらが一番近いので。」
「近いって?どこに住むんだ?」
「実はフォレスト領地を任されたので。」
「フォレスト領地だと?バカを言うな!あんなクソみたいな所!」
「確かに今はそうみたいですが、母親の住んでた土地なので。」
「じゃあ!マリアンヌ様の?」
「母様をご存知何ですか?」
「知ってるも何もこの辺りで知らない者はいないぞ!そうか、マリアンヌ様の倅か?┅それなら分かるあの魔物を。」
「それで?これから行くの?」
「商業ギルドにも顔を出してから向かいます。」
「ここからだと一月は掛かるわよ?」
「それは馬ですか?馬車ですか?」
「馬で急いでよ。」
「馬車だと二月近く掛かるぞ、それに途中にはゴブリン村やオークの村が点在している、他にも魔物がうじゃうじゃ居やがる、本当に行くのか?」
「ハイ、楽しみです!マリアンヌ様が住んでた所に行けるなんて。」
「まっ、行きたきゃ行けば良いだろ、行けば分かるあそこがどんな所かな!」
「ギルド長!精算終わりました、こちらで良いんですか?」
「セレナ、こいつら此れからフォレストへ行くんだとさ、そして住むんだとな。」
「ギェ!マジですか?死にに行くんですか?」
「あはは、酷い言われようですね?とにかく又来ますので宜しくお願いします。」
「ハイ、これは精算金です、口座にも預けられますけど?」
「それは後々でお願いします。」
「では、金貨800枚と銀貨600枚、白金貨2枚です、内訳はこれです。」
「ありがとうございます。」
「商業ギルドにも子爵から連絡は行ってるからちゃんと言うのよ?」
「そうします。」
「子爵様のお知り合い?」
「そんな所だ、Cランクでも呼び出しには来てもらう?フォレストからは無理か、じゃあな?フォレスト領主様。」
「ええ?領主様!」
「では又来ますので。」
冒険者ギルドを出て商業ギルドへ行くと連絡があってスムーズに話ができた、幾つかアクセサリーと鉱石に宝石を買い取ってもらい喜ばれた。
ミスリル鉱石は特に喜ばれた。
冒険者ギルドでも同じだったから需要がそれだけ有るんだと思った。
商業ギルドは手短に済ませ落ち着いたらゆっくり来ようと決めた。
ポーションが馬鹿に高く買い取ってもらいアンナ達は喜ぶだろうと苦笑いが出た。
オルレアの町は此れから大事な町になる、ヒュードラの町は後回しだ。
飛んで行けばゴブリン村やオーク村は関係無い、後で片付ければ済む、とにかく母様の住んでた家に行かなければ┅
「ヒロ?何か食べてかない?後はキャンプするまで飛ぶんでしょ?」
「そうだね、幾つか買い物もして行こう。」
雑貨屋と食料品店で料理の材料と野菜の種があったので買いレストランで昼食を取った。
シロとドリィの料理を包んでもらい城壁の門を出た。
門番の兵士が気安く挨拶してくれて又来ますのでと告げると軽く手を振ってくれた。
暫く歩いて丘に着いてシロとドリィを召喚陣から出した。
『やれやれ、けっこう時間が掛かったな。』
❨ゆっくり眠れたわ。❩
「これ、食事とお水よ。」
「ごめんね、ギルドだとさうるさいと思ったからね。」
『冒険者達は魔物と見るだろうな。』
「小さいシロちゃんとドリィなら大丈夫だと思うんだけど?」
「それでも早く済ませたかったから。」
「キャンプする所までは私はドリィに乗ってくわ。」
『我も飛んで行くぞ。』
「シロ!飛べる様になったの?」
『まだ完璧では無いが風魔法でシールドを張りながら駆けて行く感じだな。』
「成る程!闇魔法でもできるよ?できれば空間魔法で飛ぶのが楽だと思うけどね。」
『いまいち感覚がずれるんだ、いずれマスターする。』
「シロならすぐにできるさ。」
食事を済ませたシロは風魔法でシールドを4枚出してその上を上手く踏み台にして空を駈ける。
ドリィに乗ったサラが側を一緒に飛んでドンドン進む。
下を見れば確かにゴブリン達が我が物顔でうろついてる。
今に見てろ、綺麗にして誰でも安全に行きき出来る様にしてやる。
高い木々もあって所々に森の様になっている。
そんな所にオーク達が居るんだなと思った。
夕焼けが紅く染まる頃に川の側に草原があったのでキャンプする事にした。
「ここならゆっくり出来るわね?」
「久しぶりにゆっくりとお風呂に入ろう、ワイバーンの肉も美味しいからステーキにしよう。」
「シチューも余分に作るわね、肉も焼いて取って置きましょう。」
「この川には魚は居るのかな?」
「明日で良いでしょ?」
『我は夕食の後は飛ぶ訓練と少し出歩いて見る』
❨私は向こうの森に行ってみるわ、仲間が居そう❩
「2人とも気を付けて行ってね?」
「大丈夫とは思うけどね?」
準備を始める。
土魔法もかなり上達して普通の家なら簡単にできた。
今はもっと立派な家を造れる様に試している。
イメージをしっかりと固め内装も┅
グワッワッ!
一気に土が盛り上がりみるみる家が姿を現す。
「ヒロ?屋敷だよ?これ┅」
「あはっ、イメージがあの屋敷を参考にしたからかな?まっ、いんじゃね?これは壊して行くから。」
「そうね、ゴブリンやオークの住みかになるもの。」
「落ち着いたらあのゴブリン達やオーク達を皆で討伐しないと。」
「訓練には持ってこいよ、皆も喜ぶでしょうね。」
「家はできたから後は土窯とテーブルにコンロだね。」
「料理してる間はゆっくりしたら?今日も疲れたでしょ?」
「川で解体してくるよ、片付けとかないとね?風呂は沸かしとくから。」
「食事してからゆっくり入りましょ。」
ワイバーンをサッと解体してから肉をサラに渡し皮と血を収納してからブラッドベアも解体する。
毛皮が高値になる筈だ、フカフカの毛皮は着心地がよさそうだ、肝は薬に睾丸は精力材料と、後は手か?それと眼球もポーションだったか?ワイバーンとブラッドベアの魔石はけっこうデカイ。
しかし┅この血に魔物が寄って来ないか?
それなら薬草が有ったな、コレコレ、魔物避けの材料、ブダン草を水魔法の水球でミキサーしてから一緒に流す、これで大丈夫だ。
あれ?あれは┅そうヨルコケ!毒消しポーションの薬草だ。
チャチャと採取してから収納。
終わったな。
戻ると料理も大方できていた。
暗くなった河原にはホタルみたいな虫が沢山飛んでる。
あれも一応魔物で、咬まれた部分が腐ってゆく。
虫の魔物の方が厄介だ。
「綺麗ね?河面に写ってなんだか幻想的。」
「前の世界ではホタルと言って暖かくなると河原に飛んで暗くなるとお尻が光るんだ、ホタル狩りって言って沢山の人が見物したりね。」
「ヘェ、同じなの?」
「あれは魔物の虫だよ、お腹が光ってる、咬まれない様にしないと。」
「でも夜空も綺麗で今日は落ち着くわ。」
「美味しかったよ、又料理の腕が上がったね。」
「スキルのおかげよ?ヒロのおかげ。」
片付けてのんびりしてから2人で風呂へ入る。
久しぶりのサラの柔肌にウットリしてるとサラも上機した瞳が潤んでる。
ここ何日も夫婦の営みはできなくてまったりと交わす口付けは甘美な快楽へと誘う。
自然と手は豊かな乳房を揉みサラの手はあれをしっかり握られゆっくり撫でられている。
かわいい乳首をもて遊び首すじから口付けしてから花弁を指先で撫でる。
サラがベッドへと誘うと姫さんだっこで移った。
久しぶりの営みは遅くまで何度も何度も交わす。
サラの悩ましい喘ぎ声が静かな空の下に響き渡る。
営みを交わす度に若く美しくなって行くサラの体はまるでヴィーナスみたいに綺麗で艶やかだ。
確かめ合って眠りにつく二人は幸せな顔をしていた。




