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黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第二章 新天地
39/84

アンナ達 其の1


アンナ達のゴーレム馬車はゴーレムのリチャードへ魔力を補給する為の休憩はするが、昼夜を問わず走り続けていた。

中ではアンナとマーサにマリアとウルティマ、ギルバートがテオの小さい時からの話を聞いていた。


「テオちゃんが5歳になった頃かな?ポーションを持って来て買ってくれる?って、驚いたわよ、マーサだって作れなかった中級ポーションだったから。」

「テオちゃんを初めて見た時は女の子だと思ってたの、かわいい女の子が私より凄いポーションやらアクセサリーを持って来て┅」

「何じゃ?坊は女の子みたいに育ったのか?」

「ちがうわよ、今でも時々は女の子の様な表情をするでしょ?顔立ちがマリアンヌ様に似てるから。」

「テオは小さい時から魔法が扱えたの?」

「セバスが言っておったわ、4歳で魔法書を全て読み終え5歳の時には扱えていたが隠してたと。」

「サラさんがいつも一緒にいたから詳しいけど私は良く聞いてたの、テオちゃんね、スッゴいマザコンだよって。」

「そりぁマリアンヌ様だもん、でもテオちゃんサラに育てられたって?」

「サラさんがお母さんでセバスさんがお父さんみたいな感じかな?マリアンヌ様はテオちゃんが3歳くらいまでは起き上がれなかったからね。」

「セバスさんテオちゃんの事は孫みたいな感じかな?」

「儂も同じ様なものだ。」

「セバスさんに剣術を習ってドアーフのロドリゴさんに細工や鍛冶、農法とか習ったって。」

「料理もゴメスさんと良く作ってたわ、とにかく小さい時から大人顔負けの仕事をしてたわね。」

「私のお尻を離さないのよ、まだ5歳の子が?確かにお尻を好きな男の子はマザコンだって聞いたわ。」

「それは知らないけど、女好きと言うかこっちがおかしくなって構ってもらってる感じかな?」

「確かに┅テオに見詰められると頭がジーンってなってハッとすると切なくなってるの┅」

「マリアもマーサも私もだけど免疫って言うか男の人とはあまりね?」

「確か坊のスキルに魅力とかが有ったと?」

「ええ、魅力や魅了に誘惑とか、でもスキル無しに惹かれちゃうのよ。」

「私にはイタズラでスキルを使ったって言ってたけど私は嬉しかったな。」

「マーサは前からテオちゃんに好かれたいってね、押し掛けなんだもん。」

「主は何故桁外れの能力があるの?」

「多分、異世界からの転生だからってのが答えかな?」

「それに創造神様の事はお祖父さんみたいにシロ爺って、女神様には対等に話してたわ。」

「精霊や妖精とも仲良しだし、精霊王や大精霊ともでしょ?」

「なんと?それは本当か?セバスは知っておるのか?」

「ギルバート、私は能力の一端は知ってるがそんな事は初めて聞く事だ。」

「マリアンヌ様は知ってたわよ、マリアンヌ様にはテオちゃんの中の大賢者ってのが色々と知らせたり話してたって。」

「それはスキルかの?」

「私達にもたまに話してくれるわ。」


『告 わたくしは現在 主様から名を頂き マナス フィルとなり 神であり知識の王となりました』


「「「「「うわわわーっ!」」」」」

「なんじゃ?どうした?」

「ギルバートさん?セバスさん?聞こえなかった?」


『解 主様の眷属になる者達とは繋がります ギルバートやセバスティアンとはまだ眷属の繋がりが成されておりません』


「そうなの?眷属ねぇ?」


『眷属とは 主様と契りを交わした者達 身内であり家族 配下も含まれます』


「だからリチャードにも聞こえるのね。」

「フィルって万能なんじゃ?」


『解 不明を事 この先の事などわからない事はお応えします』


「そう言えば?テオが時々一人で何か呟いてたのってフィルと話してたの?」


『解 常に意識は同化しています』


「じゃあ私達の事も?」


『解 主様に関わる全ての事は把握しております あなた方の生い立ちや性格 思考傾向などわからない事はありません』


「ちょっと怖いわね、じゃあフィル?今、テオちゃん達はどの辺り?」


『解 主様達はオルレア子爵邸にて滞在中です 仲間も増えフェンリルとグリフォンで移動してます』


「なんと?フェンリルじゃと?」

「フェンリルって狼じゃ無かった?」

「グリフォンってオッキな鳥だよね?」


『解 フェンリル 森の王であり大陸に5頭いる神獣の内の1頭 グリフォンは主様の嫁サラにて召喚され使役者となり2頭とも進化の実にて進化 フェンリルことシロはフェンリルの王となりグリフォンことドリィはサラにより進化 超亜種スーパーグリフォン グリドーラとなりました』


「なんか┅あの二人やらかしちゃってるわね?」

「しかし┅もうオルレア領とは┅」

「速すぎるわよ!私達まだハーベルンの町へも着いてない。」

「多分、飛行魔法で飛んでるのよ、グリフォンに乗っても行けるし。」

「仕方無いわね、速く行くのは判ってたから。」


『告 主様はオルレアにて空間魔法のゲートを作成済み オルレア子爵邸からの転移が可能』


「えっ、やったぁ!じゃあ家からテオちゃん達の所へ行けるのね、オルレア迄なら3ヶ月くらいよね?」

「そうじゃの、何事も起きらずこのまま昼夜走れば三月も掛からんじゃろ。」

「私┅飛んで?」

「ウルティマ!駄目よ!貴女は私達と一緒!わかった?」

「フィル繋がる、私いらない」

「貴女は大事な仲間だし頼みの綱なの!もしもの時は貴女が居ると居ないじゃあ全然違うから!」

「頼り?」

「そう!ウルティマちゃんは頼りになる仲間なの!一緒に寝るんだから。」

「マーサ?寝相悪い」

「もう!バカ!」

「もうちょっとで休憩よ?補給しなきゃ。」

「登り道も終わるわね?登り切ったら場所探しましょ。」


山道の頂上近くまで来ると何やら騒がしい。

人だかりと馬車が数台道を塞いでいる。

セバスとギルバートが手前で降り近寄って聞いてみると女性が出てきて話をした。


「この辺りはローレンス領の鉱山として調査探索中です、今、道を拡げる工事をしてますので通れる迄しばらくお待ち下さい。」

「どれくらいかな?」

「明日には通れるかと。」

「困ったな┅」

「急ぐ旅なのだが。」

「私共も急いでおります、2週間後には辺境伯様方より筆頭執事のエードナー様が直々にお出で下さいます。」

「エードナーが来るのか、それほどの鉱脈なのかな?」

「あなた様は?」

「私はセバスティアン・ガーディアン、エードナーの父親だが。」

「儂はギルバート・ロウゼン元騎士団をしておった。」

「なんと?セバスティアン様にロウゼン様!失礼しました、私はオルレガ商会のハーベルン支店長のミリアです、辺境伯様の三男テオドール様からこの土地を教えてもらい調査しています。」

「テオ坊が?」

「はい、テオドール様が鉱石を売りにいらして話を聞くとこの地にて採取したと。」

「どんな鉱石かな?」

「それはそれは、驚く事に全ての種類が有りまして特にミスリル鉱石が多いですよ。」

「ほう!しかし┅坊はなんでこんな所で┅」

「テオドール様の使い魔、フェンリルのシロ様が言うにはこの辺りは魔素と魔力が捻れて魔物や薬草など普通では無い物が溢れてると、確か、デスドラゴンが谷底に居着いてたそうです。」

「デスドラゴンじゃと!大変じゃ、直ぐに討伐を!」

「あっ、それはもうテオドール様達が討伐されて、浄化も済ませたと。」

「なんと┅浄化まで┅」

「なんでも大精霊のウンディーネ様から頼まれたと。」

「ハハッ┅大精霊┅正に規格外┅」

「私共が管理をとテオドール様へお願いしますと辺境伯様へ連絡すればエードナー様が面倒を見て下さると。」

「そうですか、しかし┅」

「アンナ殿?どう思うかな?」

「テオがそう言ってたのならそれで良いんじゃあ無い?」


『告 この地にて魔素、魔力の歪みが感知されました この地にてダンジョンが出現します 鉱脈は持って2週間 その後鉱石はダンジョンの中へ取り込まれます』


「大変!ミリアさん!この辺りにダンジョンが出現するらしいの、だから鉱石は後2週間くらいで取れなくなるって!」

「ハッ?ダンジョン?」

「間違いなくダンジョンが出現するし鉱石もダンジョンへ取り込まれるって!」

「何故お分かりに?」

「説明は難しいけど、テオの、あの、どう言えば┅」

「アンナさんやそれはテオ坊の大賢者とかからかな?」

「そうなの、今は覚醒進化してフィルって言って、告げてくれたの魔素と魔力の歪みを感知したからダンジョンが出現するって。」

「確か?オルレアダンジョンの時は鉱石やら魔物が溢れてその後ダンジョンが見つかったと?」

「同じじゃな!ミリアさんや?2週間は採取を精出してみては?ダンジョンが出現するのを見れるのは一生物じゃぞ?」

「でも、魔物も出るんですよね?」

「今からでも応援を呼んでおくと良かろう、騎士団か近衛師団もな。」

「じゃあ私達もお宝拾いしても?」

「構わんじゃろ。」

「今のうちなら大丈夫でしょう。」

「では至急応援を頼みに。」

「道は作らんでも良さそうだぞ。」

「そうですね、早速指示致します。」

「冒険者ギルドへも話を通したが良い、領都のギルドが来る筈だ。」

「冒険者ギルド┅分かりました、それでは。」



道は元の通りに戻す工事が始まり、アンナ達は頂上の広場で休憩する事にした。

リチャードへと魔力の補給をして、早速お宝採取へと皆で出た。

オルレガ商会の調査隊とは別の場所を探すと確かに簡単に見つかった。

マーサは土魔法で掘り返しては手当たり次第に取り巻くって特に金を探していた。

ウルティマは次から次にやって来る魔物を狩って、アンナとマリアはさすがに宝石を探していた。

セバスとギルバートは女性陣が魔法を使い沢山の鉱石を集めていたのには驚いた。

アンナとマリアの後を行くとミスリルやオリハルコン等の鉱石が見捨てられ転がっていた。

すると突然物凄い地響きと雄叫びがこだました。


「アンナ、地竜、アースドラゴン」

「忙しいのに邪魔ね、手を貸すの?」

「姿戻す」

「駄目ーっ、絶対ダメだから!」

「仕方ない、アンナさん!さっさと片付けて仕舞いましょう。」

「ちょ、ちょっと!地竜じゃと!早く逃げるんじゃ!」

「大丈夫よ!地竜のお肉って美味しんですって、テオちゃんが言ってたわよ。」

「夕食はステーキですね?フフッ。」


2人は高く飛び上がりウルティマの先に構えているアースドラゴンへ剣を突き立てる。

口からブレスを撒き散らし背中の二人を振り落とそうと暴れる。

ウルティマは強烈なパンチを顔めがけてお見舞いする。

倒れるアースドラゴンの尻尾がドスーンと、セッセと掘り返して金を取っていたマーサの横へ落ちるとマーサが激しく怒った顔でアースドラゴン目掛けて横腹にナイフをズブリと刺しアゴ迄シャーッ!切り裂いた。


「せっかく金ばかりのトコ見つけたのにぃ!邪魔するなーっ!」


ぱっくりと腹は裂けグワシャとひっくり返り倒れて絶命した。

マーサはサッサとさっきの場所へと戻り採取を始める、目が金になってる?

ウルティマは思った、マーサを怒らせてはいけないと┅

夕食には狩ったアースドラゴンの肉でバーベキューをして一段落したらハーベルンの町へ向かった。

セバスとギルバートは女性達の強さに感心すると彼女達は一言、テオのおかげだと。

ゴーレムことリチャードは中の話を聴きながら不思議な感覚を楽しみ、走り続けるのだった。



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