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黄昏おじさん異世界飛ばされ楽園創る  作者: 姫野りぉ
第一章 希 望
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婚約


進化しちゃった┅



俺とサラの異変に誰もが驚きタニアは何かを感じとった。

お母様は嬉しそうに微笑みサラを抱きしめ確かめる様にサラの顔に手をあて額にキスした。


『テオの事、頼んだわよ。ありがとう。』


サラは泣いた。


お母様は理解したんだろう。

俺が伴侶としてサラを選んだ事を。

セバスも嬉しそうに、まるで成人した姿に涙を浮かべてた。

二人とも背が伸び顔立ちも大人の雰囲気をしてる。

でも、どこか幼さみたいな可憐さが眩しく綺麗に見えた。

サラはアンナの部屋で長い時間話して二人で俺の所に来た。



「話し合いは終わりました。」

「テオちゃんの事を思う気持ちは同じだから問題ないわ。」

「私もアンナ先生も1人の男性を愛した。そして、これからも!だから今まで通りに私達を愛して。」

「私は子爵家の手前、家には報告しないといけないの┅だからテオちゃん?もう正式に婚約したらどうかな?サラも了承したし、複数人でも大丈夫だから。」




婚約! 婚約ってできるの?




貴族社会では自分達の地盤固めや勢力拡大の為に幼い子供でも婚約させてしまう。

早い子は5歳からってのもある。

アンナは貴族社会を良く知ってるのでサラに提案したのだ。

逆に婚約によってオーギュストの企みを辞めさせられる。

テオの嫌いな貴族の慣習を逆手にとった、一石二鳥の申し出だ。

テオには思いもつかない案だった。



アンナに感謝!



「婚約したなら隠れて逢う事も無いし、そのぉ┅夜も一緒って当たり前になるから┅」

二人の頬が少し紅い。



確かに素晴らしい考えだ!そうすればお父様も何も言えない。

婚約者が居ることで学院行きも牽制出来る。

自由の幅が広くなる。

公然とお付き合い出来る様になれば、二人共安心するだろう。

男の甲斐性を見せる時だ。



「うん!そうする!婚約する。」


俺達は3人一緒で、お母様とセバスに話し、お母様の承認の元、オーギュストとルーデンス国王へ送る婚約の契約書なるものを作ってもらい騎士団隊長の早馬で領主邸と王宮ヘ書簡を送った。

アンナは実家のオルレア子爵へ鳩を飛ばし辺境伯三男と婚約する事を報告した。

許しなど、どうでも良かった。

婚約してしまえば良いと、家の事など関係ない自分は自分なんだと決めた。


母、マリアンヌの御意向はローレンス家の

誰も逆らえない!

たとえ、ルーデンス国王でも。


1ヶ月もしないうちに承認された。


第一正妻にサラが入り、第二正妻がアンナになった。

サラは第一正妻はアンナだとゴネタが、マリアンヌの一声で了解した。

オーギュストはヘソを曲げ“もう知らん!勝手にしろ!”と怒る始末。

セバスがアンナは子爵令嬢だからと含みを持たすと、何やら急にご機嫌になったそうだ。

それから何も言わなくなった。



マーサはサラとタニアの部屋へ引っ越し、サラは俺の所に来た。

医療棟のお風呂で3人で入るのが日課となり、

夜の営みもアンナの部屋で3人の時が増えより興奮するんだとか?

絶倫の威力はなかなかで、2人を相手に何度も何度も天国ヘ送り彼女達は満足している。

婚約した事でいろんな行動が出来る様になった。

そして、改めて俺の統べてを話した。



3人で森の精霊樹の池へ行き、少し広い所に腰かけ、妖精や精霊が見守るなか話し始めた。


「俺は異世界からの転生者なんだ。

向こうでは50歳のおじさんで家族に先立たれ1人だった。

子供もいたけど事件で死んで妻も自殺した。

その後、田舎で暮らしてたんだ。

犬がいてね?一緒にいた、シロって名前。

ある日、町まで行く途中事故に巻き込まれ死んだんだ。

あっけ無かったよ。簡単に死ぬんだって。

それでね?

目が覚めたらサラがいたんだ。

おっぱい飲んでた。

最初はびっくりした。記憶が有ったから。人として50歳の意識が有るのに赤ん坊って、それに違う世界だったから。

でも、みんな優しくて暖かかった。

7歳になった直ぐに創造神様が現れて色々教えてくれたんだ。

転生先を女神が間違えたとか捜すの遅くなったとか。

だからお詫びに能力あげるって、加護もね。

創造神、シロ爺とはこの前逢ったよ。

なんか様子がおかしかったけど。


シロ爺!見てんだろ!


まったく、いつも覗いてるらしい。

それで、女神が謝ってお詫びに加護と不老不死を授けたんだ。

精霊樹が実をくれて俺とサラは食べた。で、進化した。

サラは俺と契りを結んでから能力が移ったんだけどアンナも移ってる筈なんだ。

だから、

中身、50歳のおかしな人間なんだ。

でも、だんだん幼くなってる感じだけどね。」



ゆっくり思い出しながら一気に話した。


サラはまえから薄々理解してたらしいけどアンナは理解するのに混乱してた。


すると



『フオフォフォ 見てたぞよ 面白い事になっておるな はじめまして 創造神じゃよ』


2人はびっくりしてる。

アワアワと腰を抜かしへへッと頭を地面に着けた。


「いきなり出て来んな!」


『フオフォ 面白かったじゃろ?大抵の人間はこうするもんじゃ お前さんが可笑しいんじゃよ』

「だってシロ爺、俺の爺ちゃんみたいだし。」

『それは嬉しいかの?フオフォ ササッ、紹介するんじゃ』

「うん!こちらがサラとアンナ。」

サラですぅ

アンナですぅ

2人は畏まり震えてた。

「そんな畏まらなくて良いよ?シロ爺は優しいから。」

『そうじゃぞ! こやつの嫁になったからにはまだまだ驚くじゃろうからな?』

「そうなんだろうな?って、シロ爺?なんで来たの?」

『まぁ、驚かそうとな?フオフォフォ 冗談じゃ! 実はな、お前さんに頼みがあるんじゃ ほれ、この前会ったじゃろ?マリアじゃ あの子も嫁にしておくれ まぁこれは命令みたいなもんじゃフオフォフォ じゃから嫁さん達にも言っておいたが良いじゃろうからの?』

「命令って?」

『会って話せばわかる 頼んじゃぞフオフォフォ』


去ろうとした時


【創造神よ!テオの事 悪さすれば許さぬ

女神もだ 忘れるな 】


『判っておる フオフォフォ』


消えた


«テオ!テオ!大丈夫?»

«テオ テオ テオ 大丈夫»


シルフィと妖精達がさわいだ


「大丈夫!なんでも無いから。」


サラとアンナは固まって顔が白くなっていたので、落ち着くまで2人の肩を抱きシルフィや妖精達と話してた。


「創造神様と話した。」

「精霊樹が?しゃべった。精霊が妖精が?」

ぶつぶつと呟き落ち着かない様子で聞いた事や起こった事を理解しようとうつ向いてタメ息してた。


「嫁さん?増えるみたいだよ?」

そう言うと2人はビクッと頭をあげ

「「なんでぇ!」」 ハモッタ!

「良くわからないけど?命令だって。」

「ううっ。そう、創造神様が驚く事がいっぱいあるって言ってたしぃ。」

「今更ながらかも?」

「まっ、1人や2人増えた所でどうもしないわ。」

「そうよね!」

納得した。

「それで、アンナにも進化して欲しいし、不老不死を付与したいんだ。」

「不老不死?進化?」

「そうよ!若くなって肌も綺麗になるの、別人みたいな体に生まれ変わるの。」

「別人みたいな┅若く┅死なない」

「無理にとは言わないよ?アンナが判断して。」

「フゥーッ┅決めた!お願いします。」

真面目な顔で真っ直ぐに見た。

「じゃあ、服を脱いで裸になって。」

「裸に?」

「フフッ、破けちゃうの!だからよ。」

先輩の余裕!

「これを食べて、美味しいから。」

裸になりパクッと1口、美味しさからパクパクと食べた。

一息おき、進化が始まった。

サラと見ながらうっとりした。

「イメージすると元に戻るから。」

「こんな事が?髪が銀色、熱い┅あっと、イメージね?」

スルスルと縮み手を見つめて恥ずかしそうに服を着ると

「次は?もう驚かないわよ!」

ふんって

手を頭に置き念じる

〖不老不死!〗

耀やきが水面を揺らす。終るとぐったりと崩れハッと抱きとめた。

いっぺんに色々と有ったからダメージが有ったみたい。

アンナをお姫様抱っこして、精霊樹と妖精やシルフィ達に手を振り帰った。

帰ってから各々1人づつ質問責めにあった。

アンナにはサラと同じ様に体のチェックを要求され、一晩中みっちりねっちり要求された。

サラは能力の事が気になったみたいで時間かけて教えてと頼まれた。

確かに気になる。

それと、マリアの事は2人から根掘り葉掘りと追及されたが教会の神官としか答え様がなく困った。

とにかく、アンナもサラ同様、俺の伴侶として生まれ変わり、共に生きて行く事になって喜んだ。



驚きと喜び、出会いと別れ、まだ見ぬ世界の体験が待っていた。




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