精霊樹の実
ギルバートと若い騎士団員が五名来てから屋敷の雰囲気が変わった。
毎日、朝早くから鍛練が始まる。
護衛の二人はおじさんなので着いていくのがやっとだ。
騎士団員達は最初、無理矢理連れて来られて不満だったが、直ぐにご機嫌になった。
若い娘が7人もいるのだ!
オズウェル砦では男ばかりの宿舎、不味い食事に汚い4人部屋、休みも月に1度、給金は多少良いがここは天国だ。驚く事ばかり。
宿舎の部屋は広く個室だし、広いお風呂が備えられていて、いつでも入れる。
食堂は軽く調理出来るキッチンがあり、自分達で好きに使える。
洗濯もメイド達がやってくれる。
不潔にしていたら叱られる。
食事は交代勤務に合わせて門の詰所で食べれるし何より可愛いメイドが運んで来てくれる。
勤務外の時は、何と屋敷で皆、一緒だ。
基本、食事は屋敷全員で一緒と言うのが決まりで、同じテーブルを囲む。
たまにバーベキューなる催しがあり庭で火を炊き肉や野菜を焼いて食べる。
その時、仕事はしてはいけなくて誰も護衛に着けない!お酒も飲める!
至れり尽くせりなのだ!
給金も砦の時より多く、お屋敷から執事のセバスティアンから直接手渡される。
そしてそして、一番は若い娘とふれ合えるのだ!
メイド服の弾けるボディにパンツが見えるんじゃないか!と思える短いスカートから白い脚が伸びる。
そして、毎朝、医療棟からお屋敷の朝食に向かうアンナ先生とマーサの姿がみんなの幸せなのだ!
この世界には無い格好で若い男達には刺激が強すぎる。
ブラジャーなど無いから尚更なんだけど。
2人はテオの考案したタンクトップのシャツとスパッツだった!
ピッタリと身体の線が判る姿は見事なプロポーションで眩しい。
あらわに胸の谷間が見え、ノーブラのシャツから小さな乳首が浮き出て、歩く度に桃尻がプルンプルンと弾む!
挨拶する声とまばゆい笑顔!
アッ!鼻血出てる!
ギルバートに感謝しか無い。
剣の修行はギルバートに変わり、ハードになった。
お陰で元騎士団隊長ヘレンにお熱のガードナーには勝てる様になった。
セバスもギルも爺いの癖に強い。
カスリもしない!
元王国騎士団長と元辺境伯騎士団長は伊達では無かった。
爺いの癖に!
しかし、爺いと言っても2人共まだ52歳なのだ!
年寄りと言うのは?
この世界の人間はとにかく成長が早い。
寿命が短い、60歳が平均らしい。
騎士団の定年は35歳、15歳からだから短いのか?
騎士団長クラスだと40歳迄延びるらしい。
村のじいちゃん達も55歳位だと言う。
確かに8歳で働くのだから成長は早く無いと駄目なんだろう。
他の種族は長命だ。
ドアーフや獣人は長命だし極めつけはエルフ族、2、3000年生きる者もいる。
人間は弱く短命。
命の重みってなんだろう?
歴史や文明はある。
魔法があって妖精や精霊、神々も直接携わる。
魔法が有るから科学がない、少ない。
空気には魔素があり魔力が宿る。
魔素が無くても生きられるが永くは生きられない。
地球の常識は通用しないのだ!
でもでも、この屋敷の人達は年齢より若いのだ。
お母様は38歳だが10歳は若い、
セバス達も30歳代にしか見えない!
みーんな若い、10歳以上!
良い事なのだが?近くの村の人達はオズウェルの森の七不思議に入れている。
サラを連れて森の池へと向かった。
タニアは薬師の仕事が気に入ったみたいで、薬師ギルド訪問からはしょっ中医療棟に入り浸っている。
だから最近はサラと一緒が増えた。
俺としては嬉しい事だ!
邪魔者を厄介払いできてでは?
うるさい!
シルフィと約束したからね!
サラは森が好きみたいだ。
訓練の時に一緒に行きたがるし魔物退治もしたいなんて言うから困る。
薬草はかなり覚えて暇な時は湖の近くで採集してる。
花見をしてから森の雰囲気に惹かれ、池に行くと何時までも居たがってた。
妖精達と話すのが好きと言って驚いた。
「妖精達が見えるの?」
「ハイッ!かわいい!」
わたくしのセイらしい。
契りを交わして能力が少しずつサラへと流れてるみたいだ。
髪の色は紅いのから薄くなり、段々と金色に近くなっている。
瞳も少しずつだが碧色に染まり、背も伸びた。
若返ったのは勿論!また、魔法が使えるようになった。
まだ生活魔法と水属性、固有スキルの常体異常だけだが、他にも増えそうだ。
池に着くと早速妖精達がサラに集まる。
シルフィが妖精樹の枝から手招きしてる。
【選ばれし人の子よ!我が力を受け取
れ!】
実が一斉に生きてるみたいに飛んで来て、体の周りをグルグルと回る。
沢山の実に囲まれ周りが見えなくなった。
シルフィが笑いながら
『テオ!アイテムBOXに入れたら良いよ?
精霊樹があげるって』
【その袋は時間が止まる袋 有るだけ
持てば良い 残れば大地に溶けて
魔素と成るだけ それにまた実る】
『実は花の数だけ有るから幾らでも
貰ったが良いよ 僕らの分は
ちゃんとあるから』
其れならばと、アイテムBOXの袋を開けると次々に吸い込まれる。
多分、万は軽く越えてる。其れ以上かも?
サラは妖精達に包まれ少女の様に見え笑顔が可愛らしかった。
「シルフィ?食べた?」
『うん 食べるね』
「一緒に食べよう!」
『そうしようか』
揃ってガブッとかじると甘い液と柔らかな果肉がとろける。
ゴクッと呑み込む、体の中に力が染み込む。
美味しくてガブガブッと一息に食べ終えるとお腹の辺りが明るく光だした。
シルフィは全体が輝きみるみる大きくなり大人の女性に変わった!
大精霊シルフィ誕生!
俺も体か大きくなり5mにもなった。
髪は金色から銀色になり瞳は薄い青と言うか碧色になった。
『テオ おめでとう 進化したのね』
「シルフィ?女に成ってるぞ!」
『精霊に性別は無いの 好みよ
テオは 女の方が良いでしょ
だから』
「だからって!しかし、おめでとう!大精霊になったんだ?やったね!」
『ありがとう テオのおかげよ
精霊樹に魔力を与えてくれて
あなたの魔力は特別なの
この世界に無い不思議な魔力
精霊樹が枯れなく成った程の 』
「良くわからないけど、お役に成ったんなら良い 枯れて欲しく無い。また、花を見たいし」
『あなたらしい』
「でも┅俺って!デカすぎない!困るよ」
『サイズは自由になるし容姿もね
でも┅アソコはデカイまま┅』
「おいっ!デカすぎるだろ!まったく」
『フフッ 私も肉体があれば┅』
「肉体ができたらお願いしま~すって!そりぁシルフィは綺麗でスタイル良くて胸もお尻も好みだけど大精霊だから うん!らしくしないと」
『あら!嬉しい その時は優しくね
初めてだから 』
「馬鹿言って無いで!そろそろ帰るよ」
『ええ また会いましょ
お祝いにお嫁さんへプレゼント』
「お嫁さんって?まぁいいか 今日はありがとう!」
手を振りサラを見ると腰を抜かしたみたい
アワアワと指を差し驚いている
そうだ?姿を戻さなくては
イメージすると戻った?ちょっと違うかな?
近寄よって抱きあげるとキスして来て泣いてる
帰ろうと言うと引き留めた
なんで?
するとサラの柔らかい手があれを包む
「ああッ!裸だ!」
「服を出して。」
アイテムBOXから服を出すと着せてくれた。
少し小さい。背が伸びた167から172、3へ
、買い直しだな?
手を繋ぎ、ゆっくり歩いて帰る。
時折、抱き締めキスする。
前世では出来なかった事、自分にはもったいない女性と一緒に居られる。
幸せなんだと感謝した。
サラとはこの世界では大人と子供だが、俺の意識は50のおじさん。
性の知識も欲の深さも子供では無い。
女性に対して日本人の顔、身体、意識の違いが、この世界の女性への執着を大きくする。
女好きと言われても、思われても、好きになった女とはエッチしたい!
あんな事やこんな事、試したい事を!
そして
命を掛けて愛したい。
愛してくれる相手を愛する相手を。
守り、いたわり、慈しみ、
生涯を共に生きて行きたい。
その相手が
サラなんだ




